おさむのブログ

日常考えていることや、感じた事を書いています!!

制振装置 MAK-1

2012年06月17日 08時37分57秒 | 家づくり
北澤工務店で新築工事をさせていただく場合、現行基準法の1.5倍の耐震性能を標準としています。しかし、耐震リフォーム工事については、確認できない接合部分や基準法そのものの評定が低かったために、計画を立ててもなかなか1.0にならない。もしくは莫大な費用がかかってしまう。

そこで採用したのが、先日もご紹介した制振装置MAK-1。

http://www.mak-1.net/

制振装置の基準はまだない。しかも、ひじょーーーーーーーーに奥が深く難解。耐震のような明確さがない。オイルダンパー式など様々な方式が存在するが、とにかく実際の建物でどのくらいの性能が出るのか、どの装置もはっきりいってよくわからない。しかし、効果があるのは間違いない。

いろいろと検討した結果、『シンプル』『メンテナンス』『価格』そして、『性能と理論の裏付け』からこの装置を採用することにしました。

昨日はその開発者、朝日建設の松井社長がお客様に対して説明に来てくれました。



カットサンプルではありますが、中身はこんな感じです。



写真では便宜的に鴨居に着けていますが、柱と梁にこんな感じで取り付けます。



これで0.8までしか上がらなかった耐震リフォーム工事によるお家の耐震性能が、1.1~1.2にアップするとのこと。屋根を葺き替えて軽くしようとすると費用が莫大。それからするとおよそ100万円ものコストダウンが可能となります。

『耐震』のようにまだ国の評価基準が定まっていない『制振』に対して完全な納得、というまでにはなかなかいかないのですが、地震対策としては大変有効であることは間違いなく、これから積極的にお客様におすすめしていきたいと思います。

ではまた。

おさむ



コメント
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