カミキリムシの夏,アゲハチョウの夏

2019年10月09日 | 日々のアブク
 この夏は,何故か知ら,昆虫飼育なんぞにセッセと精を出した。それは私にとって今までにない経験だった。もともと,昆虫を飼育することなど,これまでの長きに渉るジンセイのなかでほとんど行ったことがない。せいぜいのところ,かなり昔の一時期に仕事上の必要に迫られて水生昆虫(カワゲラやらトビケラやら)の何種類かを流水環境下の大型水槽で飼育したことがあった程度だ。もっとも,水槽内で生きものを飼育するということ . . . 本文を読む

林檎に取り付かれた貧寒老人は,さて何処へ?

2019年08月18日 | 日々のアブク
 少し前に記した「カメラに関するバカ話」の続編みたいな話になるが,スマホに関する話題を少々。今から6年ほど前に携帯電話を捨てた,ということを,大分以前に当ブログのどこかで書いたように思う。それが3年半ばかり前,ヨンドコロナキ事情によりケータイ所有を復活させることとなった。緊急時の即時的な連絡手段として,というか,自らの生命線を苟且ながらも繋ぎ保つため,と申しましょうか,まぁ単なる老人の悪アガキと言 . . . 本文を読む

ヘルマン・ヘッセの夏,リハビリ・セッセの夏

2019年07月30日 | 日々のアブク
 ヘルマン・ヘッセの名作『車輪の下』をはじめて読んで感激した幼い日から早や半世紀以上の歳月が過ぎてしまった。あぁ,五十年五ッ昔! その第二章冒頭の印象的な叙述は,現在の耄碌・委縮したアタマのなかの記憶からも未だ消え去ることがない。それどころか今でもほぼ諳んじることができるくらいだ。あぁ,甲斐性なし! 折しも当地では,遅まきながら昨日やっと「梅雨明けしたと思われる」との気象庁による公式発表があり,よ . . . 本文を読む

カメラをめぐる諸問題(バカ話)

2019年07月01日 | 日々のアブク
 日常的に自転車でアチコチを走り回るとき,常にという訳ではないが,首からデジカメをぶら下げて出掛けることが割と多い。人間万事塞翁が自転車,誰もが明日をも知れぬジンセイを日々刻々と生きているが故に,いつ・なんどき・どこで・どのようなシャッターチャンスがあるかわかったものではない(自転車にドラレコなんか付けてないわけだし)。ただし,私個人的には携帯スマホとかを対象物に向けて写真を撮るなんてぇことは結構 . . . 本文を読む

「自由生活者」について (書写:其の参)

2019年04月14日 | 日々のアブク
 さらにショーモナイOTモドキは続く。ただし,以下に示す雑文は前回および前々回の二編から約6年を経た後に記したものである。では早速,リハビリ・リハビリ。 ------------------------------------------------------------- ◆ 人はどのようにして自由生活者になるか (1987.08) ◆  その当時の俺は,連日連夜,数多くのつまらぬ仕事がた . . . 本文を読む

「人文主義者」について (書写:其の弐)

2019年04月04日 | 日々のアブク
 OTモドキの続きであります。ほぼ同じ頃に,以下のような雑文も何処ぞに記していた。当時としては自分なりに多少のメッセージ性も込めていたような気がするけれども(何せ若かったもので。。。),現在となってはあくまでリハビリとしての採録,落穂拾いであるに過ぎない。今更そんなモンを拾って何になる,ですって? ま,世界は数多の無駄で成り立っている,ということで。 或いはこれが何処かの誰かに対する細やかなるメッ . . . 本文を読む

「自然主義者」について (書写:其の壱)

2019年03月31日 | 日々のアブク
 最近では,喉の不具合のみならず,手足の末端部の動作感覚もだいぶ鈍りはじめている。冬場の寒い日など,足指の全体がシモヤケ状に薄赤く腫れあがることしばしばだ。また,手指の第一関節と第二関節の間などもカサカサになってひび割れる。ペンを持つ指が不用意に震えたりして思うようにキレイナ字が書けない。これは故・ナンシー関女史がかつて指摘していたところの典型的な老人性微震動の表出だろうか(もっともワタシ自身は清 . . . 本文を読む

体毛の変化について(承前)

2019年03月15日 | 日々のアブク
 我が身体の「体毛変化」に関するショーモナイ話題の続きであります。  昨晩,風呂から出たあとで,洗面・脱衣所の大鏡の前で裸のまま手を組んで大きく伸びをした。その際,鏡に映った自分の腋毛がほとんどなくなっていることに遅まきながら気がついたのだった。 あれ? と思って,よくよく仔細に点検・確認してみると,毛の量自体はかなり少なくなっているものの,全部抜け落ちてしまったというわけではなく,大部分が白毛 . . . 本文を読む

一夜にして自分の頭髪が豹変するということ。。。

2019年02月16日 | 日々のアブク
 さて,悪夢の話の続きである(で,いつの続きだったか知らん?) もちろん,私とて一応いまのところは生身のニンゲンなのであるからして,仕事以外の悪夢だってそりゃ見ることはございます。例えば最近でいうと,それはある晩秋の薄明時だったか,古い汽車に乗ってどこか知らない土地をひとりで旅していた。はい,夢の中の旅の話です。窓の外には荒涼とした風景が,どこまでもどこまでもずーっと続いていた。海辺に沿ってその汽 . . . 本文を読む

アレクサ! 君はダレ?

2019年02月04日 | 日々のアブク
 気が付けばいつのまにやら家の中は『AIスピーカー』だらけになっていた! といった物言いは少々大袈裟だけれども,ともかく昨年の暮れ以来,Amazonの《echo dot》が2台,Googleの《Home Mini》が1台,計3台のAIスピーカーが家の中の其処彼処に居座っている状態なのでアリマス。ちなみに現在,拙宅の住人は合計2名であって,そのうち1名は日々諸々の用事(シゴトやらアソビやら)で可成り . . . 本文を読む

朝のカウンタ・リセットから一日がはじまる

2018年09月18日 | 日々のアブク
 朝起きると,まず家の中のカウンタ(数取器)をリセットすることが,ここ最近のルーチンワークになっている。  拙宅の家屋内には合計3個のカウンタが一定場所に据え置かれている。すなわち,ドア・ジムDoorGym(壁面を利用したぶら下がり器具)が2階廊下奥の頭上と1階仕事場玄関手前の高所に各1台設置されており,それぞれの傍らにはカウンタが1個づつ置いてある。これは日々行っている「ぶら下がり」の回数をカ . . . 本文を読む

ロベールRobert と リュシヤンLucien のこと

2018年08月05日 | 日々のアブク
 何かを少しだけ書いておかなければナ。たといそれが世人にとっては取るに足らぬ馬鹿馬鹿しいことであろうとも,何がしかの記録を何処かにしたためておかねばナ。そんな気持ちが,最近になって我知らずジワリ湧き起こってきたという話を少々。と申したところで,別にこれといった主張ないし主題,話題といったものを現在の私が持ち合わせているわけでは更々ない。所詮は自らの吐き出す儚いアブクに過ぎないものであろうとは重々承 . . . 本文を読む

ミー太の月命日

2018年06月14日 | 日々のアブク
 昨日はミー太の「月命日」だった。今年の春先,3月13日の夕つ方,我が家族の大切な一員たるミー太(9才,男)は突然に,実にアッケナク死んでしまった。それ以来,早や三ヶ月が過ぎたことになる。 ク・ル・タン・パッス・ヴィット!  その日,真夜中の2時頃,ミー太は急にゲッコをして苦しみはじめ,咆えるように唸るように,喉から擦れ声を絞り出して鳴きつづけた。ヨロヨロしながら室内を動きまわるのだが,何だか後 . . . 本文を読む

さようなら!「霧ヶ峰」,こんにちは?「霧ヶ峰」

2015年03月01日 | 日々のアブク
 拙宅二階の南東角部屋(旧:仕事部屋,現:リラックスルーム)に設置されているエアコンが少し前からだいぶ調子悪くなってきた。ハッキリと壊れてしまったというわけではなく,現在はその一歩手前,何だか今にも壊れちまいそうだなぁ~といった感じがアリアリの様子で,一応かろうじて動いてはいるのだけれども,稼働音がグルグルグルグルと大変騒がしいわりには肝心の効き具合がイマイチ・イマニで,日々青息吐息の状態だ。春は . . . 本文を読む

デンパ芸人の悲しみ,とか

2014年11月29日 | 日々のアブク
 今朝のことだ。NHKラジオ第1放送をかけ流して いつもながらの「ひとりラジオ体操」をやったあと,一寸部屋を出て,少ししてまた戻ってくると,同じNHKラジオで どこかのジーサンが日常コラム的な話を「ひとり語り」していた。アタマの部分は聞きそびれて途中から聴いたわけだが,いや内容は大したことじゃない。昨今おなじみのスマホに関する話題である。  概略こんな話だった(細部の言い回しは違っていたかも知れ . . . 本文を読む