言われたことが守れない

1998年09月21日 | アキラ
 アキラの言辞・言動について。今に始まったことではないのだが,とりわけ最近のアキラは父の言うことを聞かなくなってきた。交わした約束を守らなくなってきた。ここらで本腰を入れて適切な教育的指導を強めてゆかねばアキラの性格はテポドン1号,あらぬ方向に逸れていってしまうことが懸念された。

 で,今日の夕方,アキラを父の前に呼んで星座もとい正座させ,次のような言葉をいうように,それも父の後をついてゆっくりと繰り返すように言い聞かせた。
 

    (父) / (アキラ)

   ぼくは / ボクワッ

   おとうさんの / オトーサンノ

   いうことを / ユーコトヲッ

   ちゃーんと / チャーント

   ききます / キキマスッ

   アーメン / アーーーメン!

 
 と,これがなかなか鸚鵡アワレナリ,大変しっかりした調子で父の発する言葉を復唱する。もっとも,内容の理解及び実行はまた別問題であろうが。

 案の定,約15分の後,父が遅い夕食を一人で食べている傍らにやって来て,「アキラ,すっぱいのが食べたい!」などという。明らかに食卓の梅干しを狙っているのだ。「1個だけだよ。お約束だよ!」と強く言って,梅干し1個を与える。その5分後,再びやってきて「アキラ,すっぱいのが食べたい!」と繰り返す。おいおい,お約束はどこへいったのだ?

 これにはさすがの鷹揚な父も鼻緒がキレて,「アキラ,さっきちゃんとお約束したでしょ! もうダメ! 絶対にダーメ!」と強い調子で断固拒否する。するとアキラはきびすを返すように父に背を向け,母に対して同意を求めに走ってゆく。

 要するに,今日のアキラにとって,父は単なる“梅干し供給者”でしかないわけだ(明日もか?)。
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