タカシのことを記録するのは久しぶりだ。近頃とんとウワサを聞かないけれど元気なのかな?などと気にしておられる方もなかにはおいでかも知れませんが,お陰様で,一応ツツガナク小学4年生をやっております。そんなタカシの近況を少々。
ちょうど梅雨の中休みで蒸し暑い薄曇りの天気だった先週の日曜日の午前,タカシと父の二人で自転車に乗って自宅周辺のいろんな所を一回りした。自転車の運転歴約3年,しかしながら普段の生活のなかでは自転車に乗る機会をあまり積極的に作ろうとしないタカシゆえ,たまに家の前などで乗っているところを傍から見ていると,その運転操作はかなり危なっかしく,未だ若葉マークを付けた状態に近い。こんなことでは,ある日突然遭遇するやも知れぬ諸々の「交通的」危機に際して,瞬時の判断を誤ってしまいそうな恐れが多分にありそうだ。アブナイアブナイ。ここらでひとつ,操縦チェックと正しい運転のアドバイスなどを兼ねて,恐らくはタカシがこれまでに走ったことがないであろう近所の道をいっしょに自転車で走ってみようか,とそんな風に父が思ったのも当然といえば当然であります。
事前に簡単な車両点検をしたのち,二人そろって家を出発する。車の往来が多い表通りはとりあえず避け,住宅地の細い道をアッチへ曲がりコッチへ曲がりしながら適当に良さげなルートを選んでゆく。父が先導し,タカシがそれに従う。時折チラリと後ろを振り返ると,神妙な顔つきでペダルを漕ぎながら必死で遅れまいと後を付いてくる。
葛葉川に架かる古い橋を渡り,工業団地方面に通じる道へと進む。この一帯は広くて真っ直ぐな道路が多いが,日曜日ゆえ車はほとんど走っていない。ここではタカシのすぐ横に並んで道路の真ん中を併走する。
タカシの子供用自転車(MTBモドキ)はいちおう三段ギアであるが,聞けばいつも最も軽いレンジしか使っていないとのこと。というか,これまでギアチェンジのやり方すら知らなかったそうだ(あれまぁ!)。スピードを出して重いレンジに変えさせ,風を切って突っ走る気持ちよさを実感させんとする。しかし一方,交差点では必ず左端に寄って一時停止するよう,また,表通りの歩道を走るときには歩行者の迷惑にならないように慎重に徐行するよう,よく言い聞かせる(これで結構ウルサイ指導教官なのであります)。
パン工場に沿って進み,スパイス工場の長い塀に沿って走り,ゲートボール広場の角を曲がり,小さなブドウ畑の脇を通り抜ける。消防署の裏手のクランクを迂回する。パチンコ屋の前をオヤジ車に気をつけながら素早く通過する。ほとんどすべて,タカシが初めて通る道ばかりである。実を申せば,約7年前にこの地に引っ越してきた頃,自転車のハンドルの後ろに付けたカゴに未だ2才のタカシを乗せて,父はこの界隈をときどき走ったものなんだけれど(子守と新天地の偵察とを兼ねて)。今のタカシに往時の記憶がかりそめにでも残っているのだろうかネ。なんとなく懐かしい風景,既視感として受け止めているのだろうかネ。いやいや,もっぱら漕ぐほうに必死で,それどころではないか。
そんなこんなで約30分の父子サイクリング,なかなかに気持ちのよい時間を過ごしました。
帰り道でセブンイレブン前のポストに手紙を投函したのち,少々疲れたので何か飲み物でも買っていこうかね,ということで店内に入った。タカシはドリンクよりもアイスクリームの方をを所望した。スイカバーというのがいい,という。父もお付き合いでチョコアイスにする。店を出て,少し先の葛葉川を見下ろす崖端斜面の木陰で二人でアイスを食べた。眼前には大山からヤビツ峠,三ノ塔,塔ノ岳へと続く丹沢表尾根が展望され,やがて訪れる夏を予感するように緑濃い山並みが雲間に霞んで浮かんでいる。
いやぁ,それにしても運動のあとのアイスは美味いやね。タカシくん!
ちょうど梅雨の中休みで蒸し暑い薄曇りの天気だった先週の日曜日の午前,タカシと父の二人で自転車に乗って自宅周辺のいろんな所を一回りした。自転車の運転歴約3年,しかしながら普段の生活のなかでは自転車に乗る機会をあまり積極的に作ろうとしないタカシゆえ,たまに家の前などで乗っているところを傍から見ていると,その運転操作はかなり危なっかしく,未だ若葉マークを付けた状態に近い。こんなことでは,ある日突然遭遇するやも知れぬ諸々の「交通的」危機に際して,瞬時の判断を誤ってしまいそうな恐れが多分にありそうだ。アブナイアブナイ。ここらでひとつ,操縦チェックと正しい運転のアドバイスなどを兼ねて,恐らくはタカシがこれまでに走ったことがないであろう近所の道をいっしょに自転車で走ってみようか,とそんな風に父が思ったのも当然といえば当然であります。
事前に簡単な車両点検をしたのち,二人そろって家を出発する。車の往来が多い表通りはとりあえず避け,住宅地の細い道をアッチへ曲がりコッチへ曲がりしながら適当に良さげなルートを選んでゆく。父が先導し,タカシがそれに従う。時折チラリと後ろを振り返ると,神妙な顔つきでペダルを漕ぎながら必死で遅れまいと後を付いてくる。
葛葉川に架かる古い橋を渡り,工業団地方面に通じる道へと進む。この一帯は広くて真っ直ぐな道路が多いが,日曜日ゆえ車はほとんど走っていない。ここではタカシのすぐ横に並んで道路の真ん中を併走する。
タカシの子供用自転車(MTBモドキ)はいちおう三段ギアであるが,聞けばいつも最も軽いレンジしか使っていないとのこと。というか,これまでギアチェンジのやり方すら知らなかったそうだ(あれまぁ!)。スピードを出して重いレンジに変えさせ,風を切って突っ走る気持ちよさを実感させんとする。しかし一方,交差点では必ず左端に寄って一時停止するよう,また,表通りの歩道を走るときには歩行者の迷惑にならないように慎重に徐行するよう,よく言い聞かせる(これで結構ウルサイ指導教官なのであります)。
パン工場に沿って進み,スパイス工場の長い塀に沿って走り,ゲートボール広場の角を曲がり,小さなブドウ畑の脇を通り抜ける。消防署の裏手のクランクを迂回する。パチンコ屋の前をオヤジ車に気をつけながら素早く通過する。ほとんどすべて,タカシが初めて通る道ばかりである。実を申せば,約7年前にこの地に引っ越してきた頃,自転車のハンドルの後ろに付けたカゴに未だ2才のタカシを乗せて,父はこの界隈をときどき走ったものなんだけれど(子守と新天地の偵察とを兼ねて)。今のタカシに往時の記憶がかりそめにでも残っているのだろうかネ。なんとなく懐かしい風景,既視感として受け止めているのだろうかネ。いやいや,もっぱら漕ぐほうに必死で,それどころではないか。
そんなこんなで約30分の父子サイクリング,なかなかに気持ちのよい時間を過ごしました。
帰り道でセブンイレブン前のポストに手紙を投函したのち,少々疲れたので何か飲み物でも買っていこうかね,ということで店内に入った。タカシはドリンクよりもアイスクリームの方をを所望した。スイカバーというのがいい,という。父もお付き合いでチョコアイスにする。店を出て,少し先の葛葉川を見下ろす崖端斜面の木陰で二人でアイスを食べた。眼前には大山からヤビツ峠,三ノ塔,塔ノ岳へと続く丹沢表尾根が展望され,やがて訪れる夏を予感するように緑濃い山並みが雲間に霞んで浮かんでいる。
いやぁ,それにしても運動のあとのアイスは美味いやね。タカシくん!