ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2013/09/24「ブラインドネス」

2013-09-24 00:00:00 | 日記
「ブラインドネス」

眼科医の妻 (ジュリアン・ムーア)
病院にいた男 (ダニー・グローバー)
大臣 (サンドラ・オー)

 突然、多くの人々の目が見えなくなる。
目の前が真っ白に見えて、失明とは違うらしい。
眼科医も見えなくなる一方、妻は無事だったが、見えないと称して共に病院へ。
白の病と呼ばれ、政府は感染者を隔離する事にしたのだ。
 集められた患者たちは大混乱だが、唯一目が見える眼科医の妻が皆を案内する事に。
患者はどんどん増え、病室は劣悪に。
環境の改善を求めるが、聞き入れられない。
対策会議は成果が出ず、会議の参加者も感染したと言う。
やがて、人々は外へ出なくなってしまう。
 第3病室の王と称する人物が病院を支配し、食糧を独占していると判明。
金を要求され、患者たちから集める事に。
王はただの盲人だったのだが、今や超人的な存在なのだ。
差し出す物がなくなると、今度は女を要求。
たまりかねた眼科医の妻は王を殺害。
 一味が犯人探しを始めた為、眼科医の妻らは病院を脱出。
すでに警備兵はいなくなっていた。
静かな町を抜け、同じようなグループと合流。
眼科医の家へたどり着く。一同は、久しぶりのシャワーに歓喜する。
突然、患者たちの視力が回復し始め、人々は喜ぶ。
眼科医の妻も安心する一方で、何かを見失う気がするのだった。

 と言うわけで、ジュリアン・ムーア主演で、人々が突然盲目になると言う設定の話。
同じジュリアンのフォーゴットンみたいなサスペンスと思って見る。
(盲目と聞いて、人類SOSも連想したけど)
雰囲気的には、アイ・アム・レジェンドみたいな世紀末ものに似ているが、
世紀末ものは人々が減ってからを描く場合が多いのに対し、
本作は減ってく過程を描く感じ。
ジュリアンは唯一人症状が出ないまま隔離施設へ。
もともとは夫がリーダーだったが、眼が見える強みで、彼女が実質のリーダーに。
途中、本来の盲人(この状況を苦に思わない)が王の様に君臨し、対決を経て外へ。
施設で仲間になった、名前も知らない人々を自らの家に招き入れる。
ジュリアンは皆の世話をやり遂げるが、病気はやがて回復すると判明。
一同は喜ぶが、ジュリアンだけは、
苦労して築き上げたコミュニティが崩壊するだろう今後を複雑に思うのだった。
(と、私は解釈しました)
ハッピーエンドでもアンハッピーエンドでもないさじ加減に、見てる方も複雑。
家でシャワーを浴びるシーンで、ジュリアンらが裸になってるのに、
木村佳乃だけ裸にならない点にも複雑な思いです。
コメント
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