「マジェスティック」(2001年米)
ピーター・アプルトン 脚本家(ジム・キャリー)
ハリー・トリンブル ルークの父(マーチン・ランドー)
アデル・スタントン ルークの恋人。弁護士
スタントン医師 アデルの父
エメット 劇場スタッフ
アイリーン 劇場スタッフ
コール町長
スタン ピーターを助けた老人
サンドラ ピーターの恋人
委員会の議長 (ハル・ホルブルック)
ケビン スタジオ関係者(ロン・リフキン)
ルークの声 (マット・デイモン)
起:赤狩りで追われた脚本家ピーターは、記憶を失って田舎町にたどり着く。
承:戦死したルークが生還したと思われ、町の人々に歓迎される。
転:記憶の戻ったピーターは、赤狩りの委員会に召喚される。
結:言論の自由を訴えた後、町に戻った彼は人々の喝采を受ける。
ハリウッド。脚本家のピーターは「サハラの盗賊」と言うB級映画を製作。
だが、かつて集会に参加した事が問題視され、赤狩りで仕事を取り上げられてしまう。
失意のピーターは飲んだくれ、運転を誤って車ごと橋から落ちてしまう。
浜で意識が戻ったピーターは、助けられて田舎町ローソンにたどり着く。
そこは戦争で若者が少なくなった町だった。
記憶を失った彼を見たハリーは、息子ルークだと言い出す。
ルークは9年半前に町を去り、戦死したと思われていたのだ。
ハリーは息子との再会を機に、
閉鎖された劇場マジェスティックを再開すると言い出す。
ルークが死んだと思っていた人々は彼を歓迎。
その中にはルークの恋人アデルもいた。
食堂の男ボブはルークの帰還に否定的で、町の人を悲しませるなと警告する。
ピーターは劇場の再建を決意し、町議会に支援を求める。
劇場は完成し、町中の人々が集まる。その中にはボブの姿もあった。
ある日、「サハラの盗賊」を上映したピーターは、
そのセリフを覚えている事に気付く。
自分がピーターだと思い出した矢先、ハリーが発作で倒れる。
真相を告げようとするが思いとどまり、ハリーは亡くなってしまう。
ハリーの葬儀の後、ピーターはアデルにルークではないと告白。
アデルは、戦争で多くを失った町の人々はルークの帰還で勇気づけられたと語る。
皆わかっていたが、信じようとしていたのだと。
そんな中、ピーターの居場所を突き止めたFBIが現れる。
彼らは、ピーターが離党を宣言し、
あらかじめ用意した党員リストを読み上げればおとがめなしだと言う。
アデルは戦うべきだと言うが、ルークと混同していたと悟り、失望する。
アデルが渡した憲法の本には、ルークの手紙が挟まれており、
そこには僕の分も生きてと書かれていた。
委員会の様子はテレビで中継され、ローソンの人々もその様子を見守っていた。
ピーターは、ルークならどうするだろうと考えて声明を拒否。
信教言論の自由を訴え、勝手に退席して喝采を受ける。
投獄すれば殉教者になると、委員会はピーターを放免に。
かつて集会に誘った当時の恋人ルシールの名前を出した事を口実とする。
実はルシールが、ピーターの名前を持ち出したのだ。
スタジオに戻る事になったピーターだが、
アデルへの想いを断ち切れず、ローソンへ向かう事に。
彼女に電報を打ち、借りた本とルークの勲章を返しに行くと伝える。
列車が駅に着くと、町の人が総出でピーターを迎えていた。
彼らはピーターをローソンの息子とたたえて歓迎。
ピーターはアデルにキスし、人々の喝采を受ける。
そしてピーターは劇場に戻るのだった。
と言う訳で、録画してて長く見てなかったジム・キャリーのドラマ。
キャリー主演なので、ハートフルなコメディかと思ったら違いました。
キャリーはB級映画の脚本家だが、赤狩りの濡れ衣で仕事を失い、
飲んだくれて事故を起こしてしまう。
気が付くと田舎町にいて、町の人々は戦死したはずのルークが生還したのだと喜ぶ。
記憶を失っていたキャリーは困惑しながら
父親だと言うマーチン・ランドーと共に劇場の再建に取り組む。
偶然にも自身の映画を上映する事になり、記憶を取り戻した頃になって
彼を追ってFBIが現れると言う展開。
ひょんな事から見知らぬ町を再建するハートフルな面もありながら
本当に描きたかったのは、赤狩りへの批判にあると思う。
確認したら監督はフランク・ダラボンと判明。
自身も赤狩りにあったダルトン・トランボと似たような名前で混同してて
なるほど彼らしい骨太な作品だなと感心したが、別人でした。
とはいえ、ダラボンの方もショーシャンクやミストのような問題作を作ってる人。
本作は製作費の半分しか回収できなかったようなので大赤字と言う事になるが
私はよくできた作品だと思います。
ピーター・アプルトン 脚本家(ジム・キャリー)
ハリー・トリンブル ルークの父(マーチン・ランドー)
アデル・スタントン ルークの恋人。弁護士
スタントン医師 アデルの父
エメット 劇場スタッフ
アイリーン 劇場スタッフ
コール町長
スタン ピーターを助けた老人
サンドラ ピーターの恋人
委員会の議長 (ハル・ホルブルック)
ケビン スタジオ関係者(ロン・リフキン)
ルークの声 (マット・デイモン)
起:赤狩りで追われた脚本家ピーターは、記憶を失って田舎町にたどり着く。
承:戦死したルークが生還したと思われ、町の人々に歓迎される。
転:記憶の戻ったピーターは、赤狩りの委員会に召喚される。
結:言論の自由を訴えた後、町に戻った彼は人々の喝采を受ける。
ハリウッド。脚本家のピーターは「サハラの盗賊」と言うB級映画を製作。
だが、かつて集会に参加した事が問題視され、赤狩りで仕事を取り上げられてしまう。
失意のピーターは飲んだくれ、運転を誤って車ごと橋から落ちてしまう。
浜で意識が戻ったピーターは、助けられて田舎町ローソンにたどり着く。
そこは戦争で若者が少なくなった町だった。
記憶を失った彼を見たハリーは、息子ルークだと言い出す。
ルークは9年半前に町を去り、戦死したと思われていたのだ。
ハリーは息子との再会を機に、
閉鎖された劇場マジェスティックを再開すると言い出す。
ルークが死んだと思っていた人々は彼を歓迎。
その中にはルークの恋人アデルもいた。
食堂の男ボブはルークの帰還に否定的で、町の人を悲しませるなと警告する。
ピーターは劇場の再建を決意し、町議会に支援を求める。
劇場は完成し、町中の人々が集まる。その中にはボブの姿もあった。
ある日、「サハラの盗賊」を上映したピーターは、
そのセリフを覚えている事に気付く。
自分がピーターだと思い出した矢先、ハリーが発作で倒れる。
真相を告げようとするが思いとどまり、ハリーは亡くなってしまう。
ハリーの葬儀の後、ピーターはアデルにルークではないと告白。
アデルは、戦争で多くを失った町の人々はルークの帰還で勇気づけられたと語る。
皆わかっていたが、信じようとしていたのだと。
そんな中、ピーターの居場所を突き止めたFBIが現れる。
彼らは、ピーターが離党を宣言し、
あらかじめ用意した党員リストを読み上げればおとがめなしだと言う。
アデルは戦うべきだと言うが、ルークと混同していたと悟り、失望する。
アデルが渡した憲法の本には、ルークの手紙が挟まれており、
そこには僕の分も生きてと書かれていた。
委員会の様子はテレビで中継され、ローソンの人々もその様子を見守っていた。
ピーターは、ルークならどうするだろうと考えて声明を拒否。
信教言論の自由を訴え、勝手に退席して喝采を受ける。
投獄すれば殉教者になると、委員会はピーターを放免に。
かつて集会に誘った当時の恋人ルシールの名前を出した事を口実とする。
実はルシールが、ピーターの名前を持ち出したのだ。
スタジオに戻る事になったピーターだが、
アデルへの想いを断ち切れず、ローソンへ向かう事に。
彼女に電報を打ち、借りた本とルークの勲章を返しに行くと伝える。
列車が駅に着くと、町の人が総出でピーターを迎えていた。
彼らはピーターをローソンの息子とたたえて歓迎。
ピーターはアデルにキスし、人々の喝采を受ける。
そしてピーターは劇場に戻るのだった。
と言う訳で、録画してて長く見てなかったジム・キャリーのドラマ。
キャリー主演なので、ハートフルなコメディかと思ったら違いました。
キャリーはB級映画の脚本家だが、赤狩りの濡れ衣で仕事を失い、
飲んだくれて事故を起こしてしまう。
気が付くと田舎町にいて、町の人々は戦死したはずのルークが生還したのだと喜ぶ。
記憶を失っていたキャリーは困惑しながら
父親だと言うマーチン・ランドーと共に劇場の再建に取り組む。
偶然にも自身の映画を上映する事になり、記憶を取り戻した頃になって
彼を追ってFBIが現れると言う展開。
ひょんな事から見知らぬ町を再建するハートフルな面もありながら
本当に描きたかったのは、赤狩りへの批判にあると思う。
確認したら監督はフランク・ダラボンと判明。
自身も赤狩りにあったダルトン・トランボと似たような名前で混同してて
なるほど彼らしい骨太な作品だなと感心したが、別人でした。
とはいえ、ダラボンの方もショーシャンクやミストのような問題作を作ってる人。
本作は製作費の半分しか回収できなかったようなので大赤字と言う事になるが
私はよくできた作品だと思います。