「ハイジ アルプスの物語」(2015年スイス独)
ハイジ 少女
おんじ ハイジの祖父
ペーター 牧童
クララ ゼーゼマン家の娘
ロッテンマイヤー 家政婦長
ゼーゼマン クララの父
おばあさま クララの祖母
セバスチャン 召使
ティネット メイド
デーテ ハイジの叔母
ペーターの母
ペーターの祖母 盲目
起:ハイジはアルプスの山で暮らす事に。
承:クララの友達として屋敷にもらわれる。
転:山が恋しくて夢遊病になる。
結:ハイジは山に戻り、追ってきたクララは歩けるようになる。
デーテおばさんに連れられたハイジは、山に住むおんじに預けられる。
5年間ハイジの世話をしたデーテは、ハイジを厄介払いしたのだ。
おんじは人嫌いだが、ハイジの引き取り手はいない。
やむなく小屋で暮らさせる事に。
ハイジは牧童のペーターと山へ行き、そこが気に入る。
おんじには人を殺したと言う噂があると知り、警戒するが、おんじは否定する。
ペーターの祖母と会ったハイジは、彼女が固いパンが苦手だと知って、気の毒に思う。
再び現れたデーテは、ハイジの引き取り手が現れたと言う。
おんじは聞く耳を持たないが、デーテはこっそりハイジを連れていってしまう。
列車に乗って移動したハイジはゼーゼマン家の屋敷へ。
そこの娘クララの遊び相手にされたのだ。
家政婦のロッテンマイヤーはハイジに厳しく当たる。
ハイジはクララとは仲良くなり、山を見せようと連れ出して騒ぎに。
罰を与えられたハイジは、山に帰ると言い出して、クララを悲しませる。
結局、ハイジは屋敷に留まる事に。
クララのおばあさまは文字を教えるが、ハイジに町での生活は向いていないと感じる。
そんな中、屋敷に幽霊が現れると騒ぎに。
番をしたゼーゼマン氏は、ハイジが夜中に歩き回っているのだと知る。
ハイジはホームシックで夢遊病になっていたのだ。
医師は山に返すしかないと言い、ハイジは戻る事に。
クララは納得しないままだったが、
ハイジはゼーゼマンに、クララを山に連れてきてと頼む。
ハイジは山に戻り、おんじやペーターとの再会を喜ぶ。
ペーターの祖母には、柔らかいパンを届ける。
ハイジは学校に通い、ペーターに文字を教える様に。
ハイジの様子を手紙で知ったクララは、お別れを言わなかった事を悔やんでいた。
ついにクララは山へ行く事になり、ハイジとの再会を果たす。
クララは小屋で過ごす事になるが、
ペーターはハイジがクララの相手ばかりする事に嫉妬。
クララの車いすを壊してしまう。
クララはショックを受けるが、おんじがおぶって山へ連れて行く。
おんじは、車いすの件がペーターの仕業だと気付いていたのだ。
クララは、蝶を追いかけて思わず立ち上がる。
ハイジたちは驚くが、練習してクララは歩ける様になる。
かけつけたゼーゼマンは、クララが山で暮らす事に否定的だったが、
歩ける様になったと知って驚く。
クララのおばあさまはハイジに感謝し、白紙の本を贈る。
そこに自由に自分の物語を書けと言って。
やがてクララたちは山を下り、ハイジは再会を楽しみにするのだった。
と言う訳で、アルプスの少女ハイジの実写映画。
2005年版もありましたが、もちろん日本のアニメが頭に刷り込まれてます。
どうしても映画はダイジェスト的になるけど、本作は早送りみたいな印象。
あっという間にクララの屋敷に行きます。
ハイジの女の子は最初違う感があったけど、意外にすぐに慣れる。
アニメ版はハイジとおんじの関係にウェイトが置かれているが
本作はクララにウェイトを置いていて、おんじは出番が少ない。
2005年版は山に戻ったハイジをおんじが拒絶するが
本作ではアニメ版と同様に抱き着く。
クララの車いすをペーターが壊すのは2005年版と同様。これは原作通りらしい。
ただし、おんじはペーターの仕業と気付いていて、そこは2005年版と違う。
ハイジが山に戻る際は、クララはハイジを追い出した形になり
ゼーゼマンもクララが山で暮らす事に反対するように、2人とも嫌な面を持つ。
クララが立つ重要シーンは、かなりあっさりした感じ。
デーテは金目当てでハイジを屋敷に渡した感あり。
チネッテは隠れて酒を飲む意外な面を見せる。
やっぱり、アニメ版のあの話数が重要で、そこは映画版ではいかんともしがたい。
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