ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2019/08/17 「乱」

2019-08-17 00:00:00 | 日記
「乱」

一文字秀虎 殿様(仲代達矢)
一文字太郎孝虎 秀虎の長男(寺尾聰)
一文字次郎正虎 秀虎の次男(根津甚八)
一文字三郎直虎 秀虎の三男
楓の方 太郎の妻
狂阿弥 秀虎と同行(ピーター)
綾部政治 (田崎潤)
藤巻信弘 (植木等)

起:隠居を決めた秀虎は、3人の息子に協力しろと言う。
承:反発した三男を勘当。
転:長男と次男は秀虎を倒そうとし、仲間割れ。
結:秀虎は三男と和解するが、やられて一家は崩壊する。

 一文字秀虎は隠居を決め、三人の息子たちに力を会わせろと告げる。
だが三郎はこれに反発し、勘当されてしまう。
一方、太郎と次郎が組んで秀虎を襲撃。
さらに次郎の部下が太郎を倒し、秀虎にやられたと称する。
 息子たちの裏切りに、秀虎は気が触れてしまう。
太郎の妻楓の方は夫の死を知り、次郎に言い寄る。
異変を知った三郎は秀虎を引き取ると言うが、次郎は居場所を知らなかった。
 三郎は放浪していた秀虎を発見。秀虎は正気を取り戻す。
秀虎と三郎が組んで反撃。部下たちは沸き立つが、
三郎が撃たれて死に、ショックで秀虎も死んでしまう。
部下たちは、楓の方のせいで一文字家が滅んだと切り殺す。
もはやこれまでと、城に火を着けるのだった。

 と言う訳で、黒澤明晩年の時代劇。
仲代達矢演ずる殿様には3人の息子がいるが、誰に継がせるかが問題に。
毛利元就のように3本の矢を見せて、皆で仲良くと言ったものの、
それでは納得いかない息子たちが対立するように。
殿様と息子たちそれぞれが自滅していく。
リア王を翻訳したとの事だけど、勧善懲悪な物語ではなく、すっきりはしない。
それよりも気になったのは、セリフが聞こえづらいと言う点。
黒澤作品は聞こえづらい事が多いが、比較的新しい作品である本作も同様だった。
それでも雰囲気でどういう話かは分かるものだが、
本作では、何が起きてるかよくわからないまま、2時間半の映画の1時間が経過。
これはやばいと焦りました。

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