平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ダム崩壊の序章~中国唐家山

2008-06-05 17:48:08 | Weblog
 5月12日の四川大地震から3週間が過ぎ、いよいよ二次被害が深刻になってきました。それは、崩落した土砂によって埋まった川が塞(せき)止められ、巨大なダムとなって2億トンもの水を湛(たた)えているからです。北川県の唐家山堰塞湖と呼ばれる天然ダムの水量は、日本の巨大ダムとして知られる黒部ダムを上回り、決壊した場合に下流域に及ぼす被害は甚大なものと予想されています。堰塞(えんさい)湖ではわかりにくいので、塞止め湖で説明します。

 図は中国のサイトに掲載された北川県の航空写真ですが、白い部分が崩落した地層です。色が白いのは、プレートの圧力で岩盤が風化(粉状)したためと考えられています。このような土質は、植樹の少なさも相まって、片栗粉をピラミッド状に形成したもののように、一瞬で大崩落に至る危険性があったのです。ここはチベット系少数民族の羌(チャン)族の自治区の一つですが、唐家山の崩落で土砂が流入した川が、不気味な色をしたダムとなって町を飲み込もうと待ちかまえています。当局では、重機をヘリ輸送して緊急に水路を造りましたが、重機が豆粒のようにしか見えないスケールなので、その効果には疑問の声も出ています。

 さて、今回の地震で形成された堰止め湖は、巨大なもので33個、小さいものを入れれば数百と数えられています。これから雨期に入り、ヒマラヤの雪解け水の水量と合わせれば、誰が見ても自然決壊は時間の問題です。実際、唐家山ではダム水位の限界点を突破し、越流が始まっているようです。下流域の幾つかの町は完全に飲み込まれてしまうでしょう。

 しかし、このような二次災害に対する報道は少なくなってきています。その理由は、四川に夥しくある核施設の事故隠蔽です。地下核施設が爆発して、コンクリートの塊(かたまり)が雨のように降ってきたという情報もあります。放射性物質の行方不明という報道はありましたが、日本の救難援助隊が足止めされ、医療チームが震源地に近い奥地に進めなかった背景に、核弾頭を含む核関係の事故があったのだとしたら、当局により報道管制が敷かれるのは当然です。聖火という火(御父の象徴)を汚した中国は、今度は水(イエスの象徴)を核で汚して呪われ、最後には聖霊の風により崩壊するのです。その恐ろしい風は、何時どの様な形で吹くのかは誰にも分かりませんけど…。

     エフライム工房 平御幸
コメント (11)
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