平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

秋葉原事件の衝撃~貴種流離譚

2008-06-11 21:49:40 | Weblog
 日曜日に起こった秋葉原での無差別殺傷事件。亡くなった中に、東京芸大の学生(音楽)武藤舞さんがいたんですね。あの交差点は、パソコンを組み立てるマニアなら必ず通る場所で、実は僕も23時間前に通過していました。携帯電話のアルバイト姿は目立つので、僕も何度か目にしているはずです。美術と音楽では学部が違うけど、こういう形で後輩が亡くなるのはショックです。他の被害者の皆さんも含め、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 今回の事件を引き起こした加藤智大(ともひろ)容疑者も、武藤舞さんと同じ藤原氏ですから、遡れば古代イスラエルの祭司レビ族となります。昨年から何度も取り上げているトレンドの血統ですが、こういう注目のされ方をするのも、時が満ちているからかもしれませんね。

 加藤容疑者は成績が良く、青森で一番の県立高校に入ってからも目立たない生徒だったとされていますが、多分に母親の教育熱心のたまものでしょう。ここが、遊んでばかりいた僕と決定的に異なるところです。母親の支配下で優等生を演じていた彼ですが、本質的に逃避願望が強かったと思われます。それは、大学進学で短大を選び、何度も職場を変えたことで明らかです。こうして、不遇な秀才の母親に対する潜在的な恨みが蓄積されていたのです。何かにつけて他人のせいにする性格は、子供の頃に感じた母親の愛情不足に対する非難の現れなのです。しかし、こういう家庭の問題に起因する性格とは別に、社会そのものも彼にとっては不満の対象でしかなかったのです。マスコミはこういう社会面から捉えようとしますが、それも半分しか的を射ていませんね。

 派遣労働者の実情は経験しなくては分からないと思います。最低は日雇いで、日給7000円の交通費無し。しかも、出社前後に束縛される時間が異常に長い。自動車関係の日雇いはなく、基本的に数ヶ月単位で送り込まれる。送り込まれるというのは、派遣会社から「○○さんイスズへ行かない?」などと持ちかけられるからで、腕力を要求される分、お給料は良くなります。でも、大抵の人は「遠慮します」と返事して逃げますね。一番高級なのはIT関係で、最低2~3倍程度は保証されます。中には誰にでもできる技術の仕事もありますから、当たればラッキーです。

 今回の事件は、派遣が打ち切られるかもしれないという加害者の不安や、常に負け組にあった不満を晴らすために、殺人という形で社会に果たした復讐ですが、そもそも「負け組」などあるのでしょうか?僕はこの「勝ち組・負け組」という単純な色分けは全く理解できません。社会的な成功者という、現世利益的な宗教に毒された家庭に育った者に共通の意識でしょうか?

 日本人は全員、古代イスラエル12部族の子孫です。世界で最も高貴な血筋なのですから、日本中に王家の子孫が住んでいることになるのです。旅行してみれば分かりますが、東北の片田舎などで物凄い美人に遭遇することがあります。こういう時、僕は貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)という言葉を思い出します。貴種という自覚があれば、自分が神から使わされた役目が見えてきます。本当の貴種なら、同じ派遣で最低の仕事をしても、その仕事場に光を灯すことができるのです。

 自分が光なら闇に負けることはありません。光を失った者は光に復讐する。でも、派遣会社ばかりが甘い汁を吸う現在のシステムは問題です。派遣会社のボッタクリを規制する法律が必要だと思います。そうすれば、自ずと正社員の雇用も増えると思います。知恵のある者は、神の目に適った良いシステムを構築するものです。政治家や官僚に知恵があるかは分かりませんけど…。そこが一番の社会問題ですね。

     エフライム工房 平御幸
コメント (17)
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