平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

真央繋がりの不思議

2008-07-25 17:48:00 | Weblog
 明日からモリコロでThe Iceが開催されます。僕もチケットを頂いたので観に行くのですが、今日の昼間にフジテレビで『京都祇園伝説の芸妓 岩崎峰子』という番組を放送していました。この芸妓さん役を演じたのが真央繋がりの井上真央さんです。世界選手権のゲストとしておなじみですね。ところが、この伝説の芸妓さんのご主人というのが、予備校と大学で後輩の甚一郎君なのです。

 甚一郎君には、大学卒業の時に奈良へ引っ越すときに資金が足りず、絵を買ってくれる人を探してもらった事があります。そのお陰で、僕の希少な絵も日本のどこかに眠っているのです。このような関係ですから、甚君が結婚してから京都に遊びに行った事があります。ですから、岩崎峰子さんにも一度お会いした事があります。芸事の厳しさを知っている方ですから、養子の甚君にも厳しさを求めているようで、共感と少しばかりの同情を抱いたものです。

 僕は基本的に夜の世界は好きでありません。根っから夜の世界に生きている甚君とは別世界なのですが、彼も僕の影響を受けているのです。というか、あの時代に僕のデッサン理論の影響を受けていない者はほとんど居ないのです。僕の事が大嫌いだった予備校の先生ですら、僕のように描けと生徒に指導したほどですから。当時、新美式と言われたデッサンは、油絵科・デザイン科・日本画科の全てに通用するように僕が工夫したものだったからです。その年の芸大合格者の過半数を占めた油絵科のコンクールで、僕がデッサンで一番、前回に書いた辻さんが油絵で一番を取り、日本画のレベルの高さを誇示したものです。しかし、甚君は僕の1年目の苦労を知らないので、すでに完成された新美式が僕のオリジナルだとは知る由もなかったのです。それが彼の不幸の一つですね。

 こういう僕が関西で教えると、京都芸大・愛知芸大・東京芸大に信じられないほど合格者が出る事になります。しかも畑違いのデザインや工芸科などでも。宮本武蔵ではありませんが、一芸に秀でると、それが普遍性を獲得し、あらゆる事象に通じるようになるのです。真央ちゃんも、それくらい努力と精進を重ねて欲しいと思います。フラメンコをやるならスペイン、タンゴなら南米の土地を踏んで空気を吸ってくる。それだけで、テレビでは得られないものが体得できるのです。大地の神(地母神)は、その土地でしか祝福してくれないのですよ。

 なお、モリコロに行く途中に愛知芸大があるのですね。中之島美術学院でお荷物だったK君を愛知芸大の日本画に合格させた事を思い出します。真央繋がりはどこまでも不思議です。

     エフライム工房 平御幸
コメント
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