平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

今年の皐月賞予想

2012-03-19 14:23:37 | Weblog
 皐月賞トライアルのスプリングステークスが終わって、残すは西の毎日杯だけ。遅れてきたディープインパクト産駒のマウントシャスタ。ダービーでは距離が長そうなので、ここを勝って皐月賞に無敗で臨みたいところ。

 スプリングステークスを勝ったグランデッツァは、今年の三才がラストクロップになる、夭折したアグネスタキオンの最高傑作とか。生産者の社台ファームの言葉ですから重みがありますが、ディープインパクトの最高傑作かもしれないワールドエースには見劣りします。

 ワールドエースの魅力は、昨年の凱旋門賞を勝ったデインドリームと同じく、母系がドイツ系だということに尽きます。母の父アカテナンゴ(Acatenango)は85~87年度のドイツ年度代表馬で、今でも最強とされるダンシングブレーヴの凱旋門賞で7着でした。種牡馬としても成功し、95年ジャパンカップを勝ったランドを出しました。

 アカテナンゴはグァテマラの地名ですが、ナワトル語でアカは「藁に囲まれた」、テナンゴは「~の所」を指し、藁に囲まれた所という意味になります。似たような言葉ですが、先ごろ死亡したチチカステナンゴ(Chichicastenango)はチチカスの生える所。チチカスは「棘のある柴(イラクサの一種)」を意味するそうです。

 ワールドエースが最先端のドイツ母系に対し、グランデッツァは6代前に82年ジャパンカップ3着のエイプリルランの父ランザガントレットが見えますが、姉が桜花賞馬でも早熟だったように、成長力と底力では物足りません。父のアグネスタキオン自体が早熟だった可能性が高く、皐月賞はともかくとしてダービーでは狙いにくいですね。もっとも、ダービーは母親が亡くなっている馬が勝つ傾向もあり、その点だけは強調材料です。

 スプリングステークス2着のディープブリランテは、昨年のオルフェーヴルと同じく5月の遅生まれですが、今の気性の勝ったレースぶりでは多頭数で惨敗の懸念もあります。むしろ、弥生賞でレースにならなかったアダムスピークの巻き返しと、安定感抜群のゴールドシップの末脚が期待できます。ただし、この2頭は中山コース向きではありませんから、馬場次第では回避して、照準をダービーに絞るほうが良いでしょう。

 なお、阪神大賞典で逸走から立ち直って猛追したオルフェーヴル。レース直後にSNSで書き込んだことを掲載します↓。しかし、専門家の誰一人として、僕のような観点を有していないのにはがっかりです。日本に競馬ジャーナリズムはありません。おっと、競馬どころか、普通のジャーナリズムはとっくに死んでいましたね。


池添騎手の過信が生んだミス

池添騎手は折り合えると思って手綱をしごいて先行
それでオルフェーヴルは短い距離だと思って行きたがった

オルフェーヴルは途中から2400mのレースだと思ったから、向こう正面でゴール後の競走中止の姿勢

それからまだレースは続いていると気を取り直しての激走
オルフェーヴルは騎手より頭が良いから、このようなちぐはぐなレースになった

どんなレースでも最後方から行けば何の心配もないニダよ
オルフェーヴルの強さだけが光った一戦ニダ ホルホル

      エフライム工房 平御幸
コメント (2)
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