平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

不足を付けるな

2012-04-12 22:58:00 | Weblog
 前回書いた勝利の女神。次の日に、ボロクソに書いた相川捕手が骨折してリタイア。チームも二戦続けて完封負けです。予想したことですが。

 亡くなった母親の言葉に「不足を付けるな」というものがあります。不足を付けるとは、ああだこうだと文句を言うことで、典型として、嫁に対する姑の意地悪が挙げられます。旦那が奥さんの料理に不満を持つ。これも同じですね。野球でも、いくら出来の悪い捕手でも居ないと困ります。

 野球の場合は代わりの捕手は居ますが、家庭の場合はそう簡単に奥さんをすげ替えることは出来ません。また、ヤコブの故事で分かるように、神が選んだ奥さんに不足を付けるのは間違いなのです。ヤコブは愛らしいラケルを愛したが、その姉のレアも押し付けられました。そして、ダビデやイエスのユダ族は、この愛されなかった姉のほうから出たのです。

 愛された妹のほうから出たのは、息子ヨセフの系統のマナセとエフライムとベニヤミン。12球団はイスラエル12部族になぞらえられますが、僕が捕手に対する不足のことを書いたら、レアの子に相当する巨人(ガド族~レアの仕え女ジルパの子)や、横浜(ゼブルン族)が死に体から息を吹き返しました。同時に、ラケルの子孫となるスワローズと中日と広島に急ブレーキがかかったのです。

 ヤコブが愛したラケルは、『記紀』では木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)と讃えられていますが、姉のレアは磐長姫(イワナガヒメ)と差別されています。もっとも、イワナガヒメは岩魚ケ姫と書くべきで、木花咲耶姫がアマゴか鮎なんでしょうね。清流の美しい魚に喩えられたのです。

 愛らしいラケルは、息子のヨセフを通して、芸術の霊感を日本人に伝えています。古代エジプトの古王国を作ったのは、具象の才能に満たされたヨセフと、その妻アセナテだったのです。母ラケルは既に亡くなっていましたから、ヨセフに直接の霊感を与えたのはアセナテです。ヨセフは、母のラケルから受け継いだ芸術家の資質を、アセナテという伴侶を得て花開かせたのです。まさにコノハナサクヤヒメがアセナテに乗り移ったのです。

 ヨセフが仮にアセナテに不足を付けていたら、ヨセフの才能も開花しなかったでしょう。スピーカー作りもそうですが、霊感は頭で考えるものではなく、天から降ってくる慈雨のようなものです。勝利の女神のほほ笑みと、創造の霊感の源は一緒です。読者の中で、奥さんや嫁に不足を付けることの無いよう、今回はスワローズに犠牲になって証明してもらいました。

     エフライム工房 平御幸
コメント
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