平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

スキャナー作戦

2012-07-07 21:37:00 | Weblog
 ピエタのデッサン画像をA4にプリントし、贔屓の乾物屋さんに見せたら好評。ダ・ヴィンチ展も知っていて芸術談義。ピエタは優しそうで、表情は僕に似ているそうな。とゴマをすられたので、ホルホルと杏の乾物を買いました。

 実際、自分で見ても、プリントからも良さは伝わってくるので、ポスターを作って配布しようかと獲らぬ狸の皮算用。ピコーンまでは良かったのですが、木炭紙をスキャーナーで取り込むのは至難。紙が痛むロールタイプではなく、大判のフラットベッドのスキャナーは都内にしかありません。それも足立区で激遠いし、料金も一枚3000円超。

 近くのコピー屋さんで聞いてみたら、スキャナーでは僕のデッサンは淡過ぎで取り込めないだろうとの事。写真屋でデータ化するか、A3のスキャナーを買って実験してみるか?いずれにしても大変そうなので、とりあえず環境設定からということで、27インチのモニターを買って来ました。分割スキャンした絵を貼り合わせる時に、モニターが大きくないとずれるからです。でも、現品処分の三菱モニターは、青一色だと端に色の溜りが出ます。

 僕の持っているスキャナーは90年代のIBM製で、蓋が取り外しできるので便利です。古代史の資料作りで重宝しました。しかし、いかんせん古いので遅いし、試しにバラの絵を取り込んでみたらハレーション。バラ色はくすむし、淡い色は白飛びで消えてしまいます。まだデジカメのほうがマシです。また、デッサンだと9分割してスキャンすることになり、張り合わせも大変です。

 最近のスキャナーはCCD搭載で、スキャンスピードは早いし魅力的なのですが、CCDの感度に不安があります。それほど、僕の作品はデリケートで、色の再現は難しいのです。バラの絵の本物を見たら、明るい色彩とデリケートなトーン変化に、大半の人はあまりの違いに驚くと思います。というのも、バラに使う顔料は、デジカメやスキャナーなどの撮像素子では透過してしまうのです。ピンクというよりも桃色に近い色ですから、余計に色飛びを起こしてしまうのです。

 ということで、無事にポスター化できたら、一枚1000円程度で配布します。木炭デッサンはカラーではなくグレースケールのほうが良いかも。原画の方はさっそく唾を付ける読者が現れたので、原画は試聴会などで飾ってもらおうと思います。バラの方は、本画(日本画)を描く時に必要なので手放せません。コピーや写真では色の再現はできないからです。

     エフライム工房 平御幸
コメント
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