平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

第57回有馬記念

2012-12-20 22:30:05 | Weblog
 有馬記念の枠順が発表になりました。2冠馬ゴールドシップは外寄り7枠13番です。来年の2013年を先取りする番号ですね。

 実を言うと、僕は前日のラジオNIKKEI杯2歳ステークスの方が気になっています。来年のダービー候補が出ているからですが、僕は野球でも二軍戦観戦が好きな先取りタイプなので、競馬でも来年を占うレースが好きなのです。まずはこちらから。

 日米のオークスを制した名牝シーザリオが初めて出す大物がエピファネイア。ギリシャ語で、クリスマスから12日目にあたる1月6日の「公現祭」という意味ですが、デビュー2連勝はダービー候補にふさわしいものでした。通常の年ならダービーの本命です。

 しかし、震災からの復興を願うキズナと命名されたディープインパクト産駒。こちらもデビュー2連勝を圧巻の勝利。更に、先週の朝日杯フューチュリティステークスで2着に負けたコディーノの2着実績のあるラウンドワールドも参戦。豪華メンバーなので、他陣営は恐れをなして出走数もたったの7頭です。

 デビュー戦の内容が良かったので、SNSでもダービー馬候補と書いたエピファネイアですが、父シンボリクリスエスは大型馬で余り好きな馬ではありませんでした。しかし、エピファネイアは、日本史上最強牝馬に位置付けられる母シーザリオに似て、とてもバランスが良くて素軽さも持っています。シンボリクリスエスの最高傑作かもしれません。

 対して、キズナは父ディープインパクトに似ています。母の父ストームキャットは、どちらかと言うとアメリカ競馬特有の、最初からガンガン飛ばす一本調子の先行タイプです。でも、今年は父ディープインパクト×母の父ストームキャットが大当たり。一本調子は見られず、とても相性が良さそうです。ディープに乗っていた武騎手が褒めていたくらいですから。というわけで、エピファネイアとキズナは同格で、ラウンドワールドまでとします。

 有馬記念ですが、内枠有利のコースなので、エイシンフラッシュとスカイディグニティから。スカイディグニティは、凱旋門賞に連覇を含む16戦16勝の名馬リボーが、父系のグロースタークや、母系のアレッジドに見られます。アレッジドも凱旋門賞を二連覇した名馬です。リボー系はタフで重いので、最近のスピード競馬の主流から外れますが、その成長力と底力は魅力的です。中山競馬場の土曜日は雨模様なので、タフな血統が生きるかもしれません。

 本命視されるゴールドシップは、枠順の不利を騎手がどのように払いのけるかが鍵。中山実績はあるので三番手。エイシンフラッシュは天皇賞を勝ったデムーロが再びの騎乗。このメリットは大きく、また昨年にオルフェーヴルの2着した実績からも外せません。

 実力馬ルーラーシップは脚質的に中山向きではなく四番手。金鯱賞を勝って乗り込んできたオーシャンブルーまでとします。当日の馬場状態や寒さでも勝ち馬は変わると思います。基本的に年末の出涸らしレースですから、故障馬がでないように祈ります。

 なお、フィギュアスケートの全日本ですが、先週の朝日杯フューチュリティステークスを勝ったロゴタイプの父ローエングリンは白鳥の騎士という意味。白鳥の湖をフリーに使う真央ちゃんには勝利のフラグが立っています。ローエングリンはG1を勝てませんでしたが、母カーリングは仏G1を2勝してジャパンカップにも出走。子が父を超えましたね。

    エフライム工房 平御幸
コメント (2)
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