今日はプレミアリーグ女子の決勝が行われ、NECが久光を下して優勝しました。佐藤あり紗さんやなっちゃん(藤田夏未)も参加するイベントもあったみたいですが、修羅場なので行かれず、ニコ生で見ます。
何故に修羅場なのかというと、スパイスのモデルを探していたからです。と言っても、香辛料やモデルさんの話ではなく、回路シミュレーターのSpiceと、Spiceで使う部品のことです。トランジスタなどの部品を数値データ化したものがスパイスモデルなのです。
回路シミュレーターのスパイスはアメリカの大学起源なのですが、基本的にフリーなので発展型が多く、OrcadやSIMetrixの評価版をセットにした解説書が出ています。今回は、Orcadの入門編(1944円)と、SIMetrixのスペシャルパックを買いました。SIMetrixのスペシャルパックは高価で16200円もしました orz
何故二つも買ったのかというと、アメリカ生まれの製品なので、使えるパーツがアメリカのデバイス関連企業に偏っているからです。僕が使っている日本製パーツは使えないので、本に付属するCDに期待してのものです。でも裏切られました。どちらも日本製パーツのスパイスモデル収録は少なく、謳い文句はほとんど詐欺です。
しかも、安い方はパーツを自分で組み込むことも出来ません。高い方は自分で組み込むことが出来るのですが、スパイスモデルの情報はアメリカ頼りです。日立や東芝などのメーカーは、オーディオ用スパイスモデルは公表してません。公表していても新製品だけというお粗末さ。それで、スパイスモデルを高価で売る悪徳業者まで出る始末。
日本のオーディオメーカーは優秀で、国内で自己完結できるパーツ大国でもありました。しかし、今ではアメリカに大差で負けています。アメリカのデバイスメーカーは基本的にスパイスモデルを積極的に公開し、ユーザーの末端に至るまでサービスが行き届くように配慮してきました。閉鎖的な日本とは正反対です。
日本は閉鎖的に非公開だから、電子回路を学ぶ若い人たちが選ぶのは、必然的に情報量の多いアメリカ製のパーツになっていきます。早ければ中学生の年齢から回路シミュレーターを使いこなすアメリカ。大学でもろくに使えない日本との差。回路シミュレーターの操作画面が英語だというのは大きな理由ではありません。英語の苦手な僕でも使えるからです。
日本企業が没落した背景は、バブル崩壊後に投資を惜しみ、情報を非公開にして情報でも儲けようとした悪どさが世界から嫌われたという側面も見えてきます。日本は、政府と大学と企業が手を組んで、文化遺産としての電子回路とパーツを資産として管理すべきだったのです。オーディオは芸術である。だから使われるパーツも何十年後に世界遺産になる。
アメリカの掲示板は、スパイスモデルを求める書き込みに素直に反応します。日本の掲示板の主みたいに罵倒したりしません。技術屋に限っては日米では民度が違うのです。アメリカの技術者の方が民度が圧倒的に高い。やはり日本の掲示板は異常者の集まりばかりです。
ということで、朝の6時までかかってスパイスモデルを集めて一日。集めたスパイスモデルを組み込むのでまた朝の5時。集めたモデルで回路を描くのに半日。ようやくデケター ヤタ━━━━━━ヽ(゜∀゜)ノ ━━━━━━!!!!のでアップ。シミュレーションする方法はまだ読んでないのでこれから orz
パーツのデザインは日本で公開している人がいました→こちら
抵抗値を変えるだけでゲイン(増幅度)が変えられるので、オールFETミニアンプに使ったデバイスの最適値を求めてみたいと思います。なお、アメリカのパーツは使う予定もないし、自分が使うパーツを探すのに邪魔なので別のフォルダに移動させました。オーディオメーカーのパイオニアの末期は、アメリカのパワーMOSでしたから、回路シミュレーターを導入したのでは。
参考 アメリカ掲示板のSpice models
http://www.diyaudio.com/forums/solid-state/18257-2sk216-2sj79-spice-models.html
エフライム工房 平御幸
何故に修羅場なのかというと、スパイスのモデルを探していたからです。と言っても、香辛料やモデルさんの話ではなく、回路シミュレーターのSpiceと、Spiceで使う部品のことです。トランジスタなどの部品を数値データ化したものがスパイスモデルなのです。
回路シミュレーターのスパイスはアメリカの大学起源なのですが、基本的にフリーなので発展型が多く、OrcadやSIMetrixの評価版をセットにした解説書が出ています。今回は、Orcadの入門編(1944円)と、SIMetrixのスペシャルパックを買いました。SIMetrixのスペシャルパックは高価で16200円もしました orz
何故二つも買ったのかというと、アメリカ生まれの製品なので、使えるパーツがアメリカのデバイス関連企業に偏っているからです。僕が使っている日本製パーツは使えないので、本に付属するCDに期待してのものです。でも裏切られました。どちらも日本製パーツのスパイスモデル収録は少なく、謳い文句はほとんど詐欺です。
しかも、安い方はパーツを自分で組み込むことも出来ません。高い方は自分で組み込むことが出来るのですが、スパイスモデルの情報はアメリカ頼りです。日立や東芝などのメーカーは、オーディオ用スパイスモデルは公表してません。公表していても新製品だけというお粗末さ。それで、スパイスモデルを高価で売る悪徳業者まで出る始末。
日本のオーディオメーカーは優秀で、国内で自己完結できるパーツ大国でもありました。しかし、今ではアメリカに大差で負けています。アメリカのデバイスメーカーは基本的にスパイスモデルを積極的に公開し、ユーザーの末端に至るまでサービスが行き届くように配慮してきました。閉鎖的な日本とは正反対です。
日本は閉鎖的に非公開だから、電子回路を学ぶ若い人たちが選ぶのは、必然的に情報量の多いアメリカ製のパーツになっていきます。早ければ中学生の年齢から回路シミュレーターを使いこなすアメリカ。大学でもろくに使えない日本との差。回路シミュレーターの操作画面が英語だというのは大きな理由ではありません。英語の苦手な僕でも使えるからです。
日本企業が没落した背景は、バブル崩壊後に投資を惜しみ、情報を非公開にして情報でも儲けようとした悪どさが世界から嫌われたという側面も見えてきます。日本は、政府と大学と企業が手を組んで、文化遺産としての電子回路とパーツを資産として管理すべきだったのです。オーディオは芸術である。だから使われるパーツも何十年後に世界遺産になる。
アメリカの掲示板は、スパイスモデルを求める書き込みに素直に反応します。日本の掲示板の主みたいに罵倒したりしません。技術屋に限っては日米では民度が違うのです。アメリカの技術者の方が民度が圧倒的に高い。やはり日本の掲示板は異常者の集まりばかりです。
ということで、朝の6時までかかってスパイスモデルを集めて一日。集めたスパイスモデルを組み込むのでまた朝の5時。集めたモデルで回路を描くのに半日。ようやくデケター ヤタ━━━━━━ヽ(゜∀゜)ノ ━━━━━━!!!!のでアップ。シミュレーションする方法はまだ読んでないのでこれから orz
パーツのデザインは日本で公開している人がいました→こちら
抵抗値を変えるだけでゲイン(増幅度)が変えられるので、オールFETミニアンプに使ったデバイスの最適値を求めてみたいと思います。なお、アメリカのパーツは使う予定もないし、自分が使うパーツを探すのに邪魔なので別のフォルダに移動させました。オーディオメーカーのパイオニアの末期は、アメリカのパワーMOSでしたから、回路シミュレーターを導入したのでは。
参考 アメリカ掲示板のSpice models
http://www.diyaudio.com/forums/solid-state/18257-2sk216-2sj79-spice-models.html
エフライム工房 平御幸