平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

ヒドラJr.

2021-03-13 18:37:47 | スピーカー工作
長岡鉄男氏は奇妙なスピーカーをたくさん設計していますが、それは奇をてらったものではなく、ちゃんと考えて作られたものです。今回紹介するヒドラJr.もその1つで、ギリシャ神話に登場する9本首の怪物にちなんだものです→ヒュドラ。さすがに9本の首は無理で、4本で誤魔化していますが、見かけとは裏腹な音場再生能力の高さから、一度はチャレンジしたいと願っていたものです Σ(´∀`;)

しかし、問題はテクニクスの7F-10というユニットが絶版で手に入らないこと。また、できるだけ小さく作りたいことから、オリジナルより板厚を薄くしたいなど。そこで、ケルビムJr.で定評のあるソニーのバイオセルロースコーンの6.5センチユニットを採用し、板厚も9mmを主体に設計しようと思っているところです。以下、月間ステレオ誌 1989年6月号のスピーカー工作大特集から転載します。画像だけ表示で大きくなります (^_^;)









長岡氏の設計は16センチフルレンジFE-164を上向きに取り付けていますが、これもFW168Nが手元にあるので、底板に取り付ければ小さく出来ます。ただ、8本の首を作るのは大変なので、本当に作る場合には応援を頼むかも (_ _;)

3月15日 追加

スーパーウーファー用ターミナルと高城重躬氏のP-610制作記事 に映っているバックロードホーンのユニットを、FP-203からUP-180に交換したので画像を追加 (;^ω^)





交換理由は、音が引っ込んでいるのが気になったことで、FP-203のケブラー(アラミド繊維)コーンがくたびれてきたのではと推測します。ケブラー自体はハサミでも切れないのですが、接着剤が劣化するとコーンも弱くなります。

UP-180はアメリカのJBL LE-8Tを模倣したタイプで、オリジナルの初期型はアルニコマグネットで高価。使ったことはありませんが、ウーファーに近くてバランスが良さそうです。

UP-180も、フォステクスのFEシリーズのような切れや爆発力はなく、バスレフで無難に使うには良さそうです。バックロードに組み込んでみましたが、音は前に出てきて狙い通り。品が良くなった感じですが、トン・コープマンのバッハのヴァイオリン協奏曲では、バックロードホーンからピーク性のボーという音が出てきます。

この曲特有の癖なのですが、スーパーケルビムでも特定のところでボーと鳴って、ネックを接着する羽目に陥りました。曲の癖だから接着する必要はなかったのです。でも、ユニット交換で癖が露骨に再生されるのも困る (_ _;)

なお、ウーファーのFW-168Nの程度の良いのも入手できたので画像を掲載。同時購入のFW-208Nはコーンが褪色して褐色になっていたのですが(ASWに押し込めたので外からは分からない)、こちらは黒のままです。FWシリーズは高騰して新品は手が出ませんが、安く購入できました。もう一組あれば、長岡鉄男氏のモアイが作れるかも \(^o^)/



3月16日 追加
スーパーウーファーのRチャンネルのドロンコーンのエッジが剥がれてた orz
コメント (15)
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