平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

エリザベス女王杯

2010-11-13 02:39:56 | Weblog
 日曜日の京都競馬場では、エリザベス女王杯が行われます。例年では取り上げるレースではないのですが、今回は三冠牝馬アパパネだけでなく、競馬の本場であるイギリスとアイルランドのオークスを連覇したスノーフェアリーが出走します。さらに、アメリカのブリーダーズカップのフィリー&メアターフの前哨戦、G1フラワーボウル招待Sで日本のレッドデザイア以下を退けたアーヴェイも参戦するという豪華さです。このときの4着馬がフィリー&メアターフの優勝馬でした。

 スノーフェアリーのダンロップ調教師は、06年の欧州年度代表馬ウィジャボードで日本のジャパンカップにも参戦(05,06年 06年は3着)しており、スノーフェアリーは今年のジャパンカップにも出走予定です。ここまで熱心なのは、エリザベス女王杯を勝てばボーナスが払われるからですが、その意気込みはブリーダーズカップに登録の無かったアーヴェイも同じです。

 アーヴェイの主戦騎手であるカステリャーノ騎手は、ブリーダーズカップ・マラソンのレース後に他の騎手と乱闘し、四日間の騎乗停止の処分を受けたのですが、エリザベス女王杯に乗るために裁判所に訴えて認められました。日英のトップホースを破れば、ブリーダーズカップに参戦しなかったマイナス評価が覆ります。

 エリザベス女王杯と名前が付いているように、このレースは1975年のエリザベス女王の来日を記念したもので、1975年といえばベームの来日した年でもあります。このときに、女王は新幹線に乗り、それが日立の高速列車のイギリス導入へとつながります。もっとも、新幹線は欧州の経済危機で計画が凍結されたみたいですが、先に完成した振り子電車は英国でも好評のようです。

 競馬は地元が圧倒的に有利なのですが、英米のトップクラスの馬の比較では英国(アイルランドも含む)のほうが有利です。アメリカは、京都競馬場のような右回りコースが無いからです。初めての右回りと、軽い芝に対応できるかが鍵となります。

 1986年10月の東京競馬場は、女王の夫君であるエジンバラ公の来場記念競争が施行され、皇太子ご夫妻(現天皇皇后ご夫妻)がエジンバラ公をご案内し、公は雨の中で勝利関係者を祝福されました→こちら。あれから24年、日本の競馬は本当に進歩しました。本場から、強い日本馬を負かすために挑戦してくるのですから。

 イギリス王家の獅子の紋章はユダ族の獅子。掲示板では、官僚の秘密サークル「獅子の会」が民主党政権へのクーデターを起こし、それが機密文書の漏洩などにつながったという怪しいチラ裏が。CIAが抑えていた検察が小沢に解体されそうで、こちらもCIAによる小沢と民主潰しに発展か。TVタックルでご機嫌だった、麻生さんの英王室ルートが気になりますね。

      エフライム工房 平御幸
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英国新幹線受注でも足を引っ張っていたカナダ (キジ猫)
2010-11-14 17:57:00
平様、こんばんは。またまた引用が長過ぎて恐縮ですが、日立の英国新幹線受注案件の背景記事が出ていましたので、ご参考まで。日本は閉鎖的だとのネガティブキャンペーンで日立の足を引っ張っていたのはカナダのボンバルディア社でした。まるで女子フィギュアの図式そっくりですね。最近、閉鎖的な日本はEUとFTAを締結した韓国に水をあけられるという韓国マンセーの記事が目立ちますが、日本からEUへの輸出品は63.3%も関税をかけられているのに対し、EUから日本への輸出品は67.7%が無税ですから、一概に閉鎖的というのはどうかと思いますし、サムスンの海外広報部は世界中の通信社から人材をスカウトしていますから、韓国マンセーの論調は7割差し引いて見たほうがいいのかと…

日立の英車両案件不透明に、鉄道ビジネスに死角―「日本市場の開放」持ち出し。
2010/10/22, 日経産業新聞, 14ページ, 有, 1356文字

海外ビッグ3、攻撃材料に
 日立製作所による英国高速鉄道の整備受注の行方が宙に浮いている。財政再建を掲げる現英政権が計画に慎重になっているためだ。24日の週にも答えが出る見通しだが、当初予定した1兆円案件となるかは不透明。発注国側の懐事情や政治がもたらすリスクをもろにかぶった形だが、もう一つ隠れたリスクも見逃せない。それは日本の鉄道市場の開放だ。
 「聞きたいのはインターシティ・エクスプレス・プログラム(IEP)なのだが…」。20日夜、日立社内の関係部署でため息が漏れた。その日、インターネットで日本でも生中継された英財務相による財政再建案演説。計画が維持される鉄道プロジェクトとして具体名が挙がったのはロンドンで計画中の別案件だった。
 IEPを含め、地方経済にも影響を与える他案件の扱いは24日の週に公表される。日立が優先交渉権を得た2009年2月には事業総額75億ポンド(約1兆円)がうたわれたIEPだが、いまや規模縮小もささやかれる。英国流「事業仕分け」の思わぬ飛び火に日立も当惑を隠せない。
 だがこの案件、財政だけでは片付けられない火だねもはらむ。
 入札で日立と最後まで競り合ったカナダのボンバルディア。仏アルストム、独シーメンスとともに鉄道メーカービッグ3の一翼を担う同社は、「閉鎖市場に守られた日本企業を利していいのか」とのネガティブキャンペーンで政治家の説得に回ったとされる。
 競争を促す狙いから、欧州連合(EU)では1990年代を通じて鉄道線路の保有と運行業務の分離を推進。これにより鉄道車両や運行システムビジネスへの参入がしやすくなった。日本とはレール幅や安全基準が異なる英国に日立が車両を売り込めたのも、こうした規制緩和の恩恵があったからだ。
 一方の日本はJRなど運行会社が線路を保有し、車両の技術開発でも強い権限を持つ。メーカーは運行会社が指定した安全・技術面での仕様に合わせて車両を作り込む必要があり、運行会社と常時接触しづらい外資には敷居が高いとされてきた。実際、高速鉄道で外資の車両参入実績はゼロだ。
 ボンバルディアが目をつけたのはそこ。ビッグ3すべてがメンバーに名を連ねる欧州鉄道産業連盟(UNIFE)は09年の年次報告書に日本の項目を設け「日本は欧州企業に対し意図的に市場を閉じ続けている」と厳しく批判した。欧州委員会も公式文書で日本市場の開放を求めている。
 外からの「開国要請」に日本企業は困惑顔。国交省も「指摘は筋違い」(鉄道国際戦略室)と反発する。現行ルールの下でも、たとえばJRの新幹線の車体製造をボンバルディアが手がけることは可能という。
 とはいえ通商の世界では「不透明で閉鎖的」とのレッテルを張られること自体マイナス。今後、日本の鉄道業界が海外で欧州勢と競う際に相手に格好の攻撃材料を与えることになる。
 欧州・カナダ勢が席巻する海外先進国での大型案件獲得は業界にとっても「日本の鉄道技術の信頼を高める絶好の機会」(三菱電機)。海外進出と自国市場の開放とのバランスを欠いたままでは、そんな期待は露と消えかねない。(中西豊紀)
【図・写真】日立が英で納入し、営業運転を始めた鉄道車両
【図・写真】高速鉄道の整備受注をめぐり、英財務相(写真中央)の発言に注目が集まった=ロイター


動き出す日欧EPA 首相提案、韓国に対応
2010/11/13, 朝日新聞
(中略)
 EUとのEPAが実現して日本からの輸出製品の関税がゼロになれば、日本企業には強力な後押しになる。EUに輸出するときの関税は、乗用車10%、液晶テレビ14%。来年7月に韓EUのFTAが発効し、韓国製の関税が撤廃されれば、日本企業には相当の打撃になるからだ。
 ただ、EUとの交渉には高いハードルもある。EUが日本に輸出する製品の7割近くはすでに無税で、これ以上、日本が関税を下げてもうまみは少ない。このため、EUは、医薬品を輸出するときの承認基準の引き下げや、自治体の公共工事に欧州企業も入札できるような発注条件の見直しなど「非関税」分野の開放を要求。日本は来年3月までにこうした分野の規制改革の方針を決めるが、国民の「安全」にかかわったり、地方の建設業者の仕事を奪ったりしかねない問題で、調整は難しい。

日本とEUの貿易の現状(2009年)
*日本からEUへの輸出 7.2兆円
有税63.3%…自動車、電気機械など
無税34.6%…一般機械、光学機器など
不明2.1%
EUから日本への輸出 5.5兆円
有税32.3%…化学工業品、農林水産品など
無税67.7&…自動車、一般機械など


アジアBiz・韓国・サムスン、海外広報を強化
2010/06/25, 13:58, 日経速報ニュース, 181文字

 【ソウル=尾島島雄】韓国のサムスングループが海外広報を強化する。グループ広報を担当するコミュニケーションチームに「グローバルコミュニケーショングループ」を新設する。
 新部門の人材を社内から公募しているほか、海外の通信社など外部からのスカウトを急いでいる。グローバルコミュニケーショングループは10人以下で構成される予定。25日付の韓国紙、毎日経済新聞が報じた。
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キジ猫さんへ (平御幸)
2010-11-14 19:10:04
キジ猫さん今晩は。

情報ありがとうございます。黒紅葉が裏で糸を引いていたとなると、民主党政権下ではダメですね。でも、イギリスも皇室外交の成果を反故にするほど馬鹿ではないと思いますが。

サムスンは1兆円の在庫や工場での発ガンなど、ここのところマイナス報道が大きくなったので、マスコミ対策で抑えこもうという腹積もりなのだと思います。でも、赤字のLGと同じように、これからは粉飾決算は隠せなくなると思います。
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