平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

続・左の崩壊

2010-12-29 09:55:26 | Weblog
 9月末に左の崩壊というテーマで書いたのですが、その流れは止まっていません。

 左チャンネルのスピーカーがノイジーになったので、壊れていたサブコーン(ボイスコイルボビン直付けの高域補正コーン)を毟り取り、右と同じにしました。これで少し改善されたのですが、そろそろ風雨にさらされたユニットの交換の時期が来ているのかもしれません。

 読者の中にLPプレーヤーを探している人がいて、それならとヤマハのプリを提供しようと思いました。折から、ジュリーニ指揮の「新世界から」のLPが手に入り、読者が取り寄せてくれたCDと聴き比べをしてみたいと思っていた矢先でした。ところが、LPの左チャンネルから音が出ません。それで、修理予定のDENON(昔はデンオン、今はデノン)のプリアンプに繋いでみました。今度はちゃんと音が出たので、やはりヤマハのプリアンプは要修理です。送る前に気がついて良かった。

 このように左チャンネルばかり故障続きですが、メインアンプのHMA-8500も左チャンネルにわずかなDC漏れがあるようです。左巻きの民主政権が早く解散してくれないと、直すに直せないジレンマが続きます。左の故障は民主党を象徴しているからです。

 ジュリーニ指揮の「新世界から」は、CDの方が低音を強調した、いわゆるハッキリした音を目指しています。CDの黎明期はLPとの差別化が必要だったので、不必要な音作りが行われたのです。LPプレーヤーに今回つないだDENON PRA-2000ですが、アナログレコードの再生では極めて評価が高く、 LPの方がCDよりもダイナミックレンジが広いと誰にでも分かります。

 LPの「新世界から」は深夜に再生したのですが、第一楽章冒頭は音が小さくて、必然的にPRA-2000のボリュームを上げざるを得ません。音が小さいけどケンチャナヨと思っている矢先に突然、ドカーンとフォルテですから、慌てて音量を絞る羽目になりました。

 PRA-2000を通すと、パソコンに保存した音楽ですら、切れがありながら芳醇、しっとりと繊細で、不思議なことにナレーションさえもエコーが多くなったように聞こえます。LPの余韻が他の機器とは違うことは知っていましたが、CD再生などのフラットアンプも質が良いようです。これは、もう元には戻れませんね。随分と安く手にいれたので、簡単な修理をしたら自家用です。フィリップスのアンプなども、このPRA-2000をプリに加えれば、潤いというか香りというか、そういうアナログ的な表現が強化されるように思います。鮮度が下がる心配はありますが。

 SNSのチェロ弾きの読者に、「新世界から」の第一楽章に「変なリピートがあるニダ」と質問してみたら、本来は提示部がリピートされるのが正しいそうです。LPもCDもリピートがあったので、昔聴いた廉価版LPがリピートカットだったようです。ブラームスの第一楽章のリピートも省かれる演奏が多いみたいですが、せっかくだから紹介してもらったサイトをリンクしておきます。

 「新世界から」第一楽章は、新大陸発見の興奮を表現していると解釈していますが、リピートがあると、望遠鏡で見えた大陸が波間で見えなくなったりの、一気に辿りつけないもどかしさを感じます。リピート後は、それこそ一気呵成に大陸を目指す船の勢いが感じられます。やはり、この曲は傑作ですね。

 ということで、お正月もアンプ修理で、年明けからはケルビムの兄弟を製作する予定です。なお、SNSのメンバーの血液型をカウントしてみたら、ナジェかO型比率が高くて、変ニダね、不思議ニダね状態です。プロフィールを編集していないメンバーの方も、この機会に編集をお願いします。

参考 ブラームス&ドヴォルザークの雑情報
http://www.hi-ho.ne.jp/tadasu/brahms2.htm

      エフライム工房 平御幸

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