平御幸(Miyuki.Taira)の鳥瞰図

古代史において夥しい新事実を公開する平御幸(Miyuki.Taira)が、独自の視点を日常に向けたものを書いています。

日本人の美意識

2012-11-17 02:59:13 | Weblog
 改めて書くまでもなく、日本人は世界で最も美意識の発達した民族です。桜を見れば、潔く散る花に武士の本懐を重ね合わせ、それが武士道という極限的なナルシシズムを形成したのです。実際の武士は、斬り合いで格好悪かったらしいですが。

 僕は芸大を出ているから言うのではありませんが、美とは精神そのものです。絵画も彫刻も工芸も、それを創りだすのは精神であり、また日常的な美意識なのです。日本美術の物凄さ。世界が羨む美の世界が日本にはあるのです。しかし、それを理解できない日本人が増えています。

 日本画と西洋画を比較すると、日本画は耐久性に乏しくて、技法的にも試行錯誤がやり難いという性質を有しています。失敗したら終わりという緊張感。これは書道も同じですね。しかし、公募展に出品される絵のほとんどは、失敗を塗り隠した緊張感のない絵ばかりです。日本画が悪い意味で西洋化したのです。

 日本は箸の文化だという説があります。工業製品の精密さや、アニメなどの精緻さは、子供の時から箸を使う生活様式から生まれるという視点です。これは正しいのですが、付け加えるならば、筆を使わなくなった弊害が日本をダメにしている、という視点も必要です。間違ったら終わりという緊張感が筆にはあります。この緊張感と繊細な筆が、子供の脳の発達に貢献するのです。子供には先の利く、日本画の筆を持たせよ。

 しかし、日本人の美意識に一番大事なものは、箸でも筆でもなく、日本や郷土を愛するという、些細で日常的なところにあります。最近、松戸のある新しい読者からメールを貰ったのですが、その人は消防士で、時には命がけの仕事をする可能性があります。火の中に飛び込んで救助に当たらなければならない。そういう人が、僕の古代史に興奮し、また色々なことに感動した思いを書いてくるのです。見所があるから、旧約聖書を読んで勉強するように課題を与えましたが。

 危険な仕事に就いている人達に限らず、「人生は、どのように生きるかではなく、どのように死ぬかが重要だ」という考え方も美意識の一つです。西行法師の有名な歌に次のようなものがあります。

「願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」

 いい歌ですね。「叶うなら、桜の花の下で死にたいものだ。桜の咲く二月(今の三月)の満月の頃に」。

 この歌には、生への執着から解脱して、心が澄んだ人になっていたいという願望が込められています。東日本大震災で、他人の命優先で、自らの命を落とした人は少なくないと聞きます。しかし、福島原発事故が誘発され、日本から中国人と朝鮮人が一斉に逃げ出しました。この中に、母親が済州島出身と陰口を叩かれる、民主党(当時)の小沢がいたのです。離縁した妻も暴露していましたけど。

 日本が大変なときに、命がけで日本を守ろうと決心した人とは反対に、日本を捨てて自分だけ助かろうとした者も少なからず居ました。僕は、このような人に神が微笑むとは思えません。神は、日本を捨てた人に、日本に帰ってくるなと言うでしょう。

 日本の国旗・日の丸は、「裏表がなく、上下もなく、また左右もない」というイエスの教えそのものです。イエスの教えを形にしたのだから美しく、また世界から羨望の眼差しで見られているのです。日本の国旗のデザインを欲しがっている国は多いのです。

 その日の丸を捨てて逃げた人達は、イエスを捨てて逃げたも同然。この大罪を、神がお赦しになると考えるべきでありません。切腹しろとまでは言いませんが、天に対して莫大な負債を抱えたのは間違いありません。イエスを裏切ったユダの死に様が、十文字に腹を切る切腹という死に方の雛形なのです。日本を捨てて自分だけ助かろうとした罪。ユダと同じです。

 解散総選挙は、そのような日本を捨てた連中も注目しています。石原新党が維新の会に合流し、維新潰しに役立つのか、それとも維新に利用されるのか?懸命な読者は、維新の会の危険さを知っているから大丈夫ですね。

 ある読者が教えてくれたのですが、飛鳥昭雄氏によれば、来年の伊勢神宮の式年遷宮の折、熱田神宮の草薙の剣(アロンの杖)が伊雑宮に運ばれるそうな。アロンの杖が動くのなら、いよいよ終わりの始まりかもしれませんね。アロンとは、「ア(始まり)」+「口」+「ン(終わり)」で、これが狛犬の阿吽「開いた口と閉じた口」になったのですから。

 阿吽で、「呵(しか)り」と「否(いな)」。牛は嘶(いなな)かないのに、牛の口で否鳴くとは摩訶不思議。この場合の牛は、牛で象徴されたヨセフのことかもしれませんね。僕によってヨセフに関する奥義が公開される時。それが最後の時なのです。神に否(ノー)と言われないように、命ある限り日本のために働きましょう。

 次回は、草薙の剣をカッバーラで説明(読者には解答の宿題)。回答できなかった者は、罰としてミニミカエルかスリム制作で許してあげます。

    エフライム工房 平御幸
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9 コメント

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Unknown (一見さん)
2012-11-17 08:11:43
平先生

やはり先生は凄いです。
アロンの杖と阿吽の牛、そこにも大きな時期のヒントが隠されている事に、気付いてませんでした。

自分も、自分だけ助かろうとした側の人間です。
悔い改めるには、遅すぎるのかもしれませんが、
わずかな時でも、日本に奉仕する生き方を心がけたいです。
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総選挙 (鶴と亀)
2012-11-17 09:30:21
おはようございます、平御幸先生。

12月の総選挙は日本の運命ひいては世界の運命が決まるといってもいいほどの重要性があります。はっきり言って、現実界に転写されたハルマゲドンの戦いです。この国を中国の侵攻から守れるのは自民党政権以外ありません。維新は日本を解体する手先(SFの孫や竹中が顧問になった時点で解ったはずです)、石原氏では戦争を起こしかねません。民主党は売国政策で日本を破滅の淵に持ち込み、あとの政党は推して知るべしです。どうしても自民党に過半数を取ってもらいたい。この神の国日本を守りたい一心です。マスコミの反自民キャンペーンや反日有名人の言動に惑わされないでほしい。平先生が身命を打ってこれまで明かしてきた日本の真実の姿に私たち日本人は勇気を貰った筈です。この先生の努力を無駄にしないためにも私たちは賢明にならなくてはいけません。今回の解散で民主党を一目散に逃げ出した議員達を当選させてはいけません。このことをこれから選挙までいろいろなブログにコメントしていくつもりです。私たちも戦わなくてはいけない時機だからです。
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一見さんへ (平御幸)
2012-11-17 11:50:48
一見さんおはようございます。

Aaronという綴りの真ん中はrですが、これはヒエログリフの口(くち)の読みです。カタカナで書いても真ん中が口で、実に面白いシンクロです。

聖書の「山に逃げよ」という言葉には、「世界の高峰である日本に逃げよ」という意味が隠されています。世界の雛形である日本に救いの奥義が隠されているのです。その日本から逃げた者は、逃げたつもりでサタンに捕らわれているのです。

聖書は表面的に読むとサタンに利用される。日本に貢献することは、永遠の命への近道なのです。まだ間に合いますから頑張りましょう。
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鶴と亀さんへ (平御幸)
2012-11-17 12:01:32
鶴と亀さんおはようございます。

ようやくここまで辿り着きましたね。ここからがまた大変ですが、道は泥田ではなくて稍重程度です。ルーラーシップが得意な稍重なので、鶴と亀さんも働きやすいでしょう。ついでにジャパンカップも期待ですが。

次回の「草薙の剣」の問題ですが、草刈りでもなく、草払いでもなく、草薙でなくてはならない理由があるのです。一休さんのトンチのような問題ですが、ちゃんとイスラエル12部族が隠されています。
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Unknown (スイカ)
2012-11-17 13:01:50
今回の記事、とても共感しました。
今はコンピュータ上でものをつくることが主流になり、Ctrl+Zで間違えてもすぐに修正できます。
そういう意味でも失敗がきかない緊張感は良い作品をつくるうえでも必要なことだと思います。

解散総選挙、前回の麻生さんのときを思い出します。
先日、岡山知事選の街頭演説で安倍さんを間近で拝見しました。
以前と違って、快活でお元気そうでしたのでほっとしました。
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スイカさんへ (平御幸)
2012-11-17 14:36:23
スイカさんこんにちは。

コンピュータで物作りする時でも、手と脳に覚えさせたイメージは大切です。給食の犬食い世代が母親になって、その子供も犬食いしている光景を見かけます。子供の教育は本当に大切です。

岡山は人材難で、大変な選挙になりそうですね。姫井が参院から鞍替えするとか。
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Unknown (スイカ)
2012-11-18 08:44:00
姫井さん・・・もういいです・・・orz

2chに議員を評価しているホームページが載っていたので掲載します。
http://senkyomae.com/
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RE;日本人の美意識 (一風斎)
2012-11-18 12:08:43
平先生、こんにちわ。
美意識の御話は、まさに我が意を得たりという感じで、おおいに納得いたしました。
 自分は美術ではアマチュアの最たるもので、それゆえプロの方は若い人を含めてリスペクトしているのですが、厳しい目から見れば、まだまだなのでしょうね。
 私は今、東洲斎写楽の、先だってギリシャで発見された扇絵は「贋作」であるというのを発表すべく調べております。どうも、浮世絵学会に入っている方は、いいにくいらしので・・
 熱田神宮の草薙の剣についての御話、期待しております。(地元なので)聞いた所によると、戦後すぐにGHQに持ってかれないように巧みに隠したらしく、今でも熱田神宮のどこにあるかは秘密だそうです。
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一風斎さんへ (平御幸)
2012-11-18 13:48:17
一風斎さんこんにちは。

忙しくて写楽の肉筆画のことは知りませんでした。真贋論争に発展するか楽しみです。

写楽は活動期間が短いとされていますが、作品数から考えて、描き溜めしたものを短期間で放出したと推理できます。短期間で放出したと考えると、いろいろな謎も解けそうですが。僕はメンドイのでやりません。

草薙の剣はそのようなエピソードがあったのですね。ということは、薪の中にでも隠したのでしょうか?今回も正解者が出ないような…。
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