オルフェーヴルは負けそうな気がしたので、ビールが不味くなる前にと、レース前に中華弁当とビール。台風が韓国直撃ルートから西へずれたので、日本馬への風も吹かないと思いました。馬場が悪くなればオルフェーヴルでしたが、残念にも回復してしまいました→レース映像。
勝ったトレヴは確かに強かったですが、馬場適正と破天荒な騎乗がハマった感じです。軽量3才牝馬が、例年と違って外が伸びる馬場で、伸び伸びと走った結果が5馬身差。さすがは富士ステークスで鬼脚を見せたトリプティクの牝系です。
対して、オルフェーヴルはすっかり借りてきた猫状態で、以前に見られた猛々しさや闘争心は微塵も見られませんでした。欠点を矯正して、長所が死んでしまった感じです。このような失敗を「角(つの)を矯(た)めて牛を殺す」と言います→こちら。昨年の寄れた失敗を矯正して、オルフェーヴルを凡馬にしてしまいましたね。それでも2着は凄いですが。
ディープインパクトが凱旋門賞で負けた時に書いたのですが、勝負事には自然体が一番大切なのです。自然体が大一番での底力を引き出す。それなのに、今年の陣営は神経質に報道陣をシャットアウトして、自らを余裕のない精神状態に追い込んでしまった。トレヴは直前の騎手交代で、デビューから乗っていた騎手に戻ったのが幸いしました。勝負の綾は発走前にあったのです。
一方のキズナは、勝負にこだわってオルフェーヴルをブロックする位置取り。これが災いして、自らの末の脚に影響し、最後には足が上がってバテバテでした。やはり、相手に関係なくマイポジションに徹して、最後方で遊びながら、馬が自然にギアを上げるのを待つべきでした。ディープインパクトもそうでしたが、息子も無理なポジショニングが持ち味を殺すのです。
騎手の中で一番上手かったのは、3着に粘ったインテロのペリエです。楽に好位を取って流れに乗って抜け出す。溜め殺しのオルフェーヴルや、急かされてリズムを狂わしたキズナと違い、最大限に能力を発揮した形です。ただ、馬の絶対値はあまり高くなく、例えばジャパンカップで勝ち負けするとは思えません。
オルフェーヴルは牡馬では一番だし、古馬の中でも一番です。結果は残念でしたが、それで評価が下がるわけではありません。日本の馬が凱旋門賞を勝つには、三冠馬の路線を見直し、秋の菊花賞は古馬混合にするなどの改善が必要です。春の天皇賞は2400mに短縮する。洋芝の札幌記念の開催日を早める。高速馬場の見直し。これらも必要です。
なお、ハーツクライと死闘を演じたエレクトロキューショニストが突然死した事から、僕は欧州競馬にドーピング疑惑を持ちました。欧州の一流馬は最後の一踏ん張りが尋常でない。フランケルも筋肉が凄すぎる。アメリカでは若馬の時に筋肉増強剤は当たり前で、それを利尿剤で体外排出させてレースに出す。引退後に牡馬の生殖機能障害でバレるんですけどね。
エフライム工房 平御幸
勝ったトレヴは確かに強かったですが、馬場適正と破天荒な騎乗がハマった感じです。軽量3才牝馬が、例年と違って外が伸びる馬場で、伸び伸びと走った結果が5馬身差。さすがは富士ステークスで鬼脚を見せたトリプティクの牝系です。
対して、オルフェーヴルはすっかり借りてきた猫状態で、以前に見られた猛々しさや闘争心は微塵も見られませんでした。欠点を矯正して、長所が死んでしまった感じです。このような失敗を「角(つの)を矯(た)めて牛を殺す」と言います→こちら。昨年の寄れた失敗を矯正して、オルフェーヴルを凡馬にしてしまいましたね。それでも2着は凄いですが。
ディープインパクトが凱旋門賞で負けた時に書いたのですが、勝負事には自然体が一番大切なのです。自然体が大一番での底力を引き出す。それなのに、今年の陣営は神経質に報道陣をシャットアウトして、自らを余裕のない精神状態に追い込んでしまった。トレヴは直前の騎手交代で、デビューから乗っていた騎手に戻ったのが幸いしました。勝負の綾は発走前にあったのです。
一方のキズナは、勝負にこだわってオルフェーヴルをブロックする位置取り。これが災いして、自らの末の脚に影響し、最後には足が上がってバテバテでした。やはり、相手に関係なくマイポジションに徹して、最後方で遊びながら、馬が自然にギアを上げるのを待つべきでした。ディープインパクトもそうでしたが、息子も無理なポジショニングが持ち味を殺すのです。
騎手の中で一番上手かったのは、3着に粘ったインテロのペリエです。楽に好位を取って流れに乗って抜け出す。溜め殺しのオルフェーヴルや、急かされてリズムを狂わしたキズナと違い、最大限に能力を発揮した形です。ただ、馬の絶対値はあまり高くなく、例えばジャパンカップで勝ち負けするとは思えません。
オルフェーヴルは牡馬では一番だし、古馬の中でも一番です。結果は残念でしたが、それで評価が下がるわけではありません。日本の馬が凱旋門賞を勝つには、三冠馬の路線を見直し、秋の菊花賞は古馬混合にするなどの改善が必要です。春の天皇賞は2400mに短縮する。洋芝の札幌記念の開催日を早める。高速馬場の見直し。これらも必要です。
なお、ハーツクライと死闘を演じたエレクトロキューショニストが突然死した事から、僕は欧州競馬にドーピング疑惑を持ちました。欧州の一流馬は最後の一踏ん張りが尋常でない。フランケルも筋肉が凄すぎる。アメリカでは若馬の時に筋肉増強剤は当たり前で、それを利尿剤で体外排出させてレースに出す。引退後に牡馬の生殖機能障害でバレるんですけどね。
エフライム工房 平御幸
レース後の池江調教師の「今年は世界の扉に手をかけることすら出来なかった」という言葉に泣けてきました。テレビではキズナばかり取り上げていたので、「キズナ押しなのか」と思っておりましたが、報道陣をシャットアウトしていたのですね。。。
京都大賞典のゴールドシップと、オルフェの事がかなりショックで、荒れた心を制御出来ず、オバサンへの道を行っている自分が嫌になりましたorz
オルフェは今年で引退っぽいです。有馬がラストでしょうか( ´・ω・`)寂しくなります。
ゴールドシップの敗戦は当然で、高速馬場には向かないのです。だから力のいる馬場になる凱旋門賞に行けと…。陣営のレース選択ミスです。トーセンラーも仕掛けが早かった。
毎日王冠を見ると、エイシンフラッシュが凱旋門賞に出ていたら面白かったと思います。スローペースの鬼ですから。オルフェーヴルに先着したのでは。
オルフェーヴルは全弟が待機していますから、3才になる再来年が楽しみです。リヤンドファミユも復帰できれば期待できます。
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/keiba/1381137783/
競馬は素人ですが、昨日のオルフェーヴルが負けたのはとてもショックでした。斤量が重かったのならもっと軽くできないものか、日本からも牝馬も参戦したらどうなのかとか、色々考えていました。今日の記事を読んでどうしてショックだったのかが、分かりました。去年のようなオルフェーヴルらしさが見て取れるレースじゃなかったからでした。
調教でこんなにも変わってしまうとは、競馬素人の私にはわかりませんでした。どうかこの記事をJRAの関係者や調教師の方たちが見てくれて、次に繋げてくれればいいなと思いました。
オルフェーヴルは有馬記念で引退みたいですが、最後のレースは彼らしい走りを見たいです。
カタールの王族が凱旋門賞スポンサーで、その王族がトレードで獲得した馬が圧勝。カタールはワールドカップ誘致でも金をばらまいて、第二の韓国状態。たとえドーピングや斤量違反の不正があっても表には出ないでしょう。芝の状態は明らかにトレヴ向きでしたけど。
斤量は1kg重くなると1馬身差になると言われます。実際、凱旋門賞で5馬身差圧勝したデインドリームは、古馬になって斤量が重いキングジョージでは鼻差勝ち。トレヴも古馬になってから同じ強さを発揮できないはずです。
オルフェーヴルはこのまま引退で良いと思います。需要があれば欧州で種牡馬入り。一年後に日本へ帰って種付けが理想ですね。
オルフェの、また2着はショックでしたorz
レース前から決まっていたとは・・・自然体が大事なのですね・・・
今年も地元の牝馬の優勝かと思いましたが、トリプティクの富士ステークスは速いです・・・
武騎手は、キズナで来年も出たいとのことで、ゴールドシップとともに見たいです。
昨日のレースは残念でしたが、ぜひ日本競場を見直し悲願達成して頂きたいと思いました。
そしてやっぱりスポーツ選手同様ドーピングは行われているのですねorz
真っ向勝負して頂きたいものです。
競場から離れますが、薬物関連で、
JR北海道、運転士の薬物検査拒否 社内体質改善に消極的
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131005/dst13100501300001-n1.htm
こちらも腐ってますorz
日本人は昔から決戦の時に命がけ。これがスポーツでマイナスになると気が付いて、肩の力を抜いたり笑顔を作ったりでリラックス。極度に集中するのは武道や投てき競技などですね。馬は陣営の緊張や不安が伝わるので、余計に管理が難しいのです。
トレヴの調教師は実積もあり、自信がそのまま馬に伝わっていました。ルドルフとシービーが負けて無印のカツラギエースが勝ったジャパンカップのように、無欲の第三の馬が凱旋門賞を勝つと、日本陣営の意識も変わると思います。
かたつむりさん今晩は。
日本では2才戦で米国産の馬が強かった時代があります。年が明けるとクラシックでは惨敗。これは早熟血統というだけでなく、実際に走らせてから売るトレーニングセール用に筋肉増強剤を使っていたからです。薬の効き目がなくなると駄馬に戻ります。
シガーという最強馬は筋肉増強剤の影響で精子の数が少なく、種牡馬になれませんでした。
競馬は筋肉の量だけで強さが決まるわけではなく、心臓を強くする薬もあります。これは突然死の危険性が高い。本当に強い馬はドーピングの必要はなく、日本の競馬はもっとも公正だと思います。
参考 コタシャーン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%B3
下の方に種牡馬時代として筋肉増強剤の疑いの項があります。