マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

偵察気球を巡る中国の見苦しい対応に思う(その2)

2023-02-06 09:29:15 | 国際政治

中国の放った偵察気球は結局米軍の戦闘機が撃墜し大西洋に散った。

例によって中国側は抗議と報復を示唆しているとのことだがやっぱり「非」は中国側にあるのではないか。

それにしても今回の事件についてはあらためて「中国、恐るべし」という気がしている。

気球は高度20KM  を飛行していたということだが気圧や温度が相当違う環境で機能する気球を創る技術なんてなかなかのものだ。

それにセンシング技術も大したものだ。

20KM 上空から地表を撮影しているとしたら凄い解像度だからねぇ。

遠隔制御だって・・・、偏西風の中で抵抗の大きい気球をコントロールできるなんて・・・、とても想像できない。

軍事偵察目的もさることながら、まさに「中国、恐るべし」である。

同様の気球が数年前に日本に飛来していたことが明らかになっている。

こちらはあっさり見逃している。

やれやれ・・・、安全保障レベルの差を痛感させられるねぇ。

 

 

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偵察気球を巡る中国の見苦しい対応に思う

2023-02-05 12:49:26 | 国際政治

米国上空を浮遊する大型気球について中国側は暫時「調査中」と回答していたが昨日になってようやく中国のものと認めたようだ。

しかしこの期に及んでまだ「民間の気象研究飛行船が西風の影響を受け不可抗力で米国内に迷い込んだもの」と説明している。

遠隔操作が可能になっているというのに「偶々米国の軍事基地の上空に迷い込んだ」と強弁するのかねぇ?

いつものことながら中国側の言い分は本当に見苦しい。

無断で領空に侵入したのだから「拉致」されても文句は言えないだろう。

米国側は下界の住民に被害が及ばないようにこの気球に対する射撃は考えていないようだがこの際「拿捕」して気球の実体とスペックを公表したらいいと思う。

今回の事件発覚で米国国務長官の訪中はひとまず延期になった。

中国側が被った犠牲も決して小さくない。

 

 

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ジレンマに悩むドイツを思う

2023-01-23 09:28:28 | 国際政治

今ドイツが大きなジレンマに陥っている。

というのもウクライナが劣勢をはね返すカギを握っているのがレオパルドとかいうドイツ製戦車だからだ。

この戦車は「戦車のベストセラー」とかでヨーロッパ全土で2000台以上活動しているがウクライナからは今まさに切望されているのだ。

ポーランドなど保有国はウクライナ支援のため貸与の姿勢を表明しているが肝心のドイツが態度を保留しているので事実上戦車の提供問題は停滞しているようだ。

ドイツ国防相は「躊躇しているのではない。メリット、デメリットを慎重に検討しているところだ。」とコメントしていたが結局西側諸国の一員として積極的にロシアと敵対することは避けたいということだろう。

ドイツはエネルギー問題でロシアに大きく依存しているのでウクライナ紛争後の対ロシア外交を心配しているのかもしれない。

ポスト・ウクライナのロシアは外交パワーを相当減衰させているだろうからさほど恐れることないだろう、と思うのだが当事者は楽観出来ないのかな?

降ってわいたようなジレンマに悩むドイツに同情してしまうねぇ。

 

 

 

 

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中国の対日ビザ発給停止に思う

2023-01-12 09:34:32 | 国際政治

中国が日本に対し一般商用ビザの発給を停止したとのことだ。

理由はどうも日本のコロナウィルス水際対策が気に入らないということらしいが各国が自国民保護のために様々な措置を講じることは当たり前のことではないのか。

我が国の官房長官が早速「極めて遺憾」と中国側に抗議しビザ発給停止の即時撤回を要求していた。

それはそうとしてこのビザ発給停止という措置は必ずしも相手国に対するダメージということではなく双方にとってダメージがあるのではないかと考えている。

「経済制裁」もそうなのだが一方だけが損失を被るなんてことはないだろう。

いまや中国は日本にとってサプライチェーンの重要なパートナーなのだがこれが寸断されれば日本企業も中国企業も困るはずだ。

それに発注側と受注側の立場を考慮するとむしろ中国側のダメージがより大きいのではないかとさえ思われる。

「政治」の意地に「経済」が無理やり付き合わされている構図が浮かび上がってくるがそんなことはないのだろうか。

中国経済が中国政府にもっと声を上げビザ発給停止撤回を迫れないものか。

それが状況打開の一番の早道だのだが・・・、「まぁ、出来ないだろうなぁ」。(笑)

 

 

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習政権の3期目発足に思う

2022-10-24 21:34:07 | 国際政治

中国の習近平国家主席が自らを中心にした政権の3期目を発足させた。

3期目というのは異例だが実は10年前、習主席が初めて政権トップに就いた時からなんとなくそんな雰囲気があったことを想起していた。

当時から本人にも周囲にもその気があって何時とはなく3期目のレールが敷かれ、順調にその路線を走ってきた(成果を作ってきた)ように思う。

それはそれとして今気になっているのは習近平独裁色が強固になっていること、台湾統一のために「武力行使も辞せず」の方針を明言していることだ。

前者についてはもう4期目すら噂に挙がっているほどである。

後者については誰かが「台湾有事は日本の有事」と言っているくらい我が国にも影響があるだろう。

仮にも日本に火の粉が降ってくるなんて嫌だねぇ。

それにしてもあの閉幕式の胡錦涛前主席の中途退席には驚いたねぇ。

新華社は前主席の健康上の理由と説明していたがあの光景は明らかに違う。

前主席は何らかの異論を主張したかったのだが執行部により無理やり排除されたのでは・・・?

色んな憶測を呼ぶハプニングだった。

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