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マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

ドナルド・トランプは創られた?

2025-04-08 10:45:25 | 米国政治
米大統領ドナルド・トランプが打ち出した「相互関税」で全世界が大騒動になっている。
我が国でも大幅な株安になっており狼狽が広がっているがこんな時は落ち着いて行動しよう。
株式ってものは「下がれば上がるし、上がれば下がる」ものなのだ。

ところで昨今のトランプ大統領の発言や行動を見ていて昨年米国で製作された映画「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」を思い出した。
この映画はドナルド・トランプが後に彼の師となる弁護士の指導を受け驚愕の人物に生まれ変わるというものだが現在の彼の行動を思うと実に興味深い。
伝説の弁護士がトランプに授けた3つのルールというものがある。
1 攻撃、攻撃、攻撃
2 決して非は認めるな
3 勝利を主張し続けろ というものだ。
そういえば選挙戦中彼は徹底してバイデン前大統領を罵っていたねぇ。
「相互関税」を打ち出した際はなんと「米国はこれまで搾取されていた」と評してこの政策を正当化したものだ。
その後米国の世論は厳しく反応したがそれでも彼は「関税などで1兆ドルの収入が見込める」と強弁している。
例の弁護士の教え通りに動いているのか、それとも人格がそのように変質してしまったのか、・・・映画の内容が妙にリフレインする。
トランプ自身がこの映画の公開差し止めに動いたのも分かるような気がするねぇ。(笑)



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トランプ大統領の相互関税と全世界株安に思う

2025-04-05 10:40:12 | 米国政治
恐る恐る新聞の株式欄を開いた。
案の定、そこには黒地白抜きの数字が見事につながってた、それも安値欄でね。
残念ながら日本企業の多くが年初来安値を更新した。
海外に目を転じても同じ現象が顕著である。
何とNY ダウも日本とほぼ同じカーブで株価が急落している。
これはトランプ大統領が最も忌み嫌う現象じゃないのか?
もしもそうならなんか手を打つに違いない、と思ったら早速彼は世界各国の首脳たちと話をする、なんてことを言いだした。
本当にお騒がせだねぇ。
結局大統領は「相互関税で世界がどうなるのか、どう反応するのか」が分からなかったのではないか。
ビジネスマンと言えども彼は所詮ドメスチックな不動産業者であって国際サプライチェーンがどんなに複雑化しているかを知る由もなかったのだ。
日本が(米国からの)輸入米に関税700%を課しているって?
これも勝手に都合のいい交渉材料を無理やりひねり出しているだけである。
まぁ、トランプ大統領には冷静にゆっくり対応していきましょう。

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トランプ政権の相互関税発動に思う

2025-04-03 14:47:35 | 米国政治
トランプ大統領が全世界に対し相互関税制度を発動すると発表していた。
予め通告済みだったとはいえ実際に国別に関税の税率まで示されるとなかなか衝撃的だ。
それにしてもトランプ大統領の発言には違和感を感じ得ない。
米国は今まで搾取されてきた、・・・どこから?
経済的に独立する・・・今までどこかに従属していたの?
奴隷制度を生み出し2度の世界大戦でも不敗、パックス・アメリカ―ノを永く享受してきたのは一体どこの国だったのか?
アメリカに「解放記念日」は似合わないぜ。(笑)

そもそも相互関税が米国経済にとってプラスなのかねぇ?
自由経済下で国際サプライチェーンが発達してきた。
それはそれが世界最適化ということの証しなのだ。
それを今さら否定してもはじまらないよ。
大統領はこの政策を「simple」と自画自賛していたが「simple」なのは自身の頭脳じゃないか?
トランプ政権はあらためて本政策についての利害得失を精査した方がいい。
そうそう、イーロン・マスクが政権幹部から去るんだって?
ウォルツ大統領補佐官もそうなのかねぇ?
もしかしたらこれは政権の瓦解の始まりかもしれない・・・。


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なりふり構わぬトランプ大統領に思う

2025-03-29 12:26:20 | 米国政治
最近の米トランプ大統領を見ていると何かに憑かれているんじゃないかと思うほど異常に行動的である。
追加関税は世界各国を慌てさせ、カナダやグリーンランドの属国化は反米意識を触発させている。
こんなことは第1期政権時にはなかったことだ(当時は国境の高い壁など不正移民対策がやたらに印象に残っているが)。
彼の第1期時代には兆候すらなかったガザやウクライナ問題でもいささか出過ぎた感がある。
風刺家の描いた黄金のトランプ像にも抗議どころか悦に入ってるようである。
そうそう、あのイーロン・マスク氏の行動もトランプ大統領に意に沿うどころか、それ以上のものといいっていいだろう。
人道支援団体「USAID」の解散を聞いて当機関の職員は勿論だが世界中の多くの関係者が眉を顰め嘆き悲しんだに違いない。
テスラ不買運動を気に懸ける様子もない。
どう考えてもトランプ政権第2期の動きはあまりに米国中心的でかつ行動的だ。
しかも閣内は軍事作戦情報がダダ洩れするほど緩んでいるし、ねぇ・・・。

とても米国の今のトランプ体制は見ておれないのだが残念ながら表だってのブレーキ役は見当たらない。
一体いつ誰が今の米国政治を変えるのか?
ただただ米国民有志の奮起を願うばかりである。
今からとても4年は待てない・・・。




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トランプ大統領の就任演説に学ぶ

2025-01-24 10:35:32 | 米国政治
先日トランプ氏が米国大統領就任演説を行っていたが気になったのであらためて読み直してみた。
冒頭列席していた歴代大統領に加え選挙期間中は口汚く罵倒していたバイデン前大統領やハリス前副大統領にも名前を挙げて謝意を述べていた。
まぁ、戦いは終わったということか…。(笑)
演説の中で黒人やヒスパニック系社会にも謝意を評していた。
トランプ大統領は白人労働者の代弁者というイメージがあったが必ずしもそうではないんだねぇ。
マーチン・ルーサー・キング牧師の偉業を称えていたしねぇ・・・。
気になったのはグリーン・ニューディールに終止符を打ち電気自動車の義務化を撤退する、と言明していたことだ。
米国の自動車産業は助かるかもしれないが脱炭素化の動きは後退していくのである。
盟友のイーロン・マスクはこのくだりをどう聞いていたのだろう。
そうそう演説ではパナマ運河の管理権についても言及していた。
トランプ大統領によればパナマ運河は元々アメリカの資金と尊い人命(3万8000人)を犠牲にして完成したものだが愚かにもパナマにその管理権を譲ってしまった、そして今では中国がこのパナマ運河を運営しているという。
これが事実であればパナマ運河を取り戻したいという新大統領の言い分は一理も二理もありそうだ。
話はいささか飛躍するが今ロードショーにかかっている映画に「アプレンティス」というのがある。
若き日のトランプ氏に多大な影響を与えた顧問弁護士との交流を描いたものだがこの映画の副題は「トランプ大統領の育て方」だ。
さて映画を見てからもう一度この演説全文を読み直してみようか・・・。(笑)
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