マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

英国のCPTPP加入に思う

2024-12-15 21:24:05 | 国際問題
英国が15日に新たに包括的・先進的環太平洋経済連携協定(CPTPP)に加入する。
その昔、単にTPP といっていた環太平洋経済連携協定がいつの間にCPTPP に名称が変わったのか、知る由もないがいずれにせよメンバー国の加入は発足後初めてだという。
しかも欧州からの参加も初めてというからこんなにめでたいことはない。
名称もまた「環太平洋」から変えなければいけないねぇ。(笑)
アメリカなどは自国ファーストを標榜し経済連携から逆の方向に進んでいるように思うが英国のように連携協定に関心を示すところが増えればまだ流れは変えられると思う。
中国なども関心を示しているのでその動向次第では意外な展開も考えられる。
経済で世界平和や政治を変えることも十分可能だと思う。
議長国である日本の果たす役割は大きい。
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ICCのネタニヤフ首相逮捕状発出に思う

2024-11-23 11:54:13 | 国際問題
ICC(国際刑事裁判所)がイスラエルのネタニエフ首相、ガラント前国防相の逮捕状を発出した。
パレスチナ自治区における人道上の罪状が対象になっているがいくら戦闘中の最中と言えどもたしかにあれはやり過ぎだろう。
仕返しするにもほどがあるというものだ。
今回のICCの決断と行動に国際社会がどう反応するか、気にかかっていたが欧州が概ね同調の意向のようだからひとまず胸を撫でおろした。
これでネタニエフ氏はICC加盟国には身柄拘束の可能性があるのでおいそれと立ち入れない。
今ICCの象徴は日本人が務めている。
世界中の多くの国がICCの勇気ある行動と共に日本人の確たる存在感を評価しているのではないか。
それにしてもプーチン氏といい、ネタニエフ氏といい、罪深いねぇ。
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ヒズボラの大規模イスラエル攻撃に思う

2024-08-26 08:05:55 | 国際問題
ヒズボラがイスラエルに対し大規模ロケット攻撃を開始した。
「報復の第1段階」と述べているようだからまだまだ攻撃は続くのだろう。

いつだったか、米国のバイデン大統領がガザ停戦協議は合意に近づいていると言っていた。
筆者がこれを信じることはできなかったのはこのブログでも記した通りである。
その後今度は米国務長官が(同じく仲介者の1人である)エジプトに対し「ハマスやヒズボラに停戦条件を吞むように圧力をかける」ことを要請した。
その答えが今回のヒズボラの動き、つまりノーなのだ。

そもそも米国が停戦協議に関わること自体理解できない、何といっても米国とイスラエルは一身同体なのだから。
あの停戦条件だってとてもハマスやヒズボラが容認できるものではないだろう。

残念ながら現状は停戦とは逆方向に進んでいる。
イランの動向次第で全面戦争の恐れもある。
筆者は無論停戦を望んでいないわけではない。

停戦協議は然るべきメンバーが1からやり直しした方がいいと思う。
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米国の停戦協議に潜む身勝手さに思う

2024-08-22 09:38:38 | 国際問題
米国務長官がエジプト大統領に「ガザ停戦協議の調停案をハマスに受け入れる」よう圧力強化を要請したようだ。

数日前にこのブログでも記した通りバイデン大統領が「停戦協定の合意は近い」と述べていたがやはり実情はそうではなかった。

それはそうだろう。

あの調停案はあまりにもイスラエル寄りで、とてもハマス側が承諾できるものではないと感じていたからねぇ。

もともと(イスラエルの後ろ盾である)米国がこの調停に関わること自体不自然だ。

その米国がエジプトに対し「(ハマスに調停案を容認するよう)圧力を要請する」というのもどうか? と思うのだ。

残念ながら中東紛争は終息する気配はない。

本当に力量のある中立的な仲裁者が現れないものか? と思ってしまうねぇ。

そうそう、(ハマスを支援する)イランが「報復を急がない」という背景には何があるのだろう。

「平和に向けての兆候」なのか? 「戦火拡大の静かな予告」なのか? サッパリ分からない。

望むらくは前者であって欲しいのだが賢明な読者諸兄はどんな見立てをお持ちだろうか。







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米大統領によるガザ停戦協議の超楽観見通しに思う

2024-08-18 09:30:46 | 国際問題
このところバイデン米大統領のガザ停戦交渉に関する発言が紙面を賑わせている。
その中身と言えば「停戦協議が合意に近づいている」というものだ。
バイデン氏と言えば2年半前のロシアのウクライナ侵攻直前に、「ロシアの侵攻」を(確信をもって)予言していたことを昨日のことのように思いだす。
これが諜報機関の情報収集力か、と思ったものだ。
翻って今回のガザ停戦交渉の行方だがバイデン氏が提示している停戦条件はザックリいえば①ガザ地区からのイスラエル完全撤退②ハマスによる人質の全員開放③ガザ復興着手、とされる。
これではとてもハマス側がのむとは思われないがバイデン米大統領は驚くほど楽観的なのだ。(これがプロパガンダというものか?)
本来、停戦協議、仲裁というものは中立であるべきで一方的であってはいけない。
イスラエル、ハマス両者の合意点は奈辺にあるのか?もっと双方の立場に立って話を詰めるべきではないか。
もとより筆者は「合意」を否定するものではない。
いやむしろ「合意」に向けて停戦条件をエジプトやカタール(そしてハマス)の意見も聞きつつ見直したらどうだろう、ということだ。
でなければ折角の努力も水泡に帰すだろう。
今回はバイデン氏の発言を信じることが難しい。


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