マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

知床観光船運営会社社長の逮捕に思う

2024-09-21 10:35:16 | 船舶事故
いささか旧聞に属するが例の知床観光船の沈没事故を起こした運営会社の社長が先日逮捕された。
それにしても「事故発生後2年半経って」というのはいかにも遅すぎではないか。
海難事故は陸上事故と違って原因の特定が困難というのは分からないでもないがそれにしても間を置き過ぎではないのか。
事故発生直後当該社長は記者会見に応じ長い間土下座をしていた。
本当に額を床面に擦り付けていたのだ。
多くの僚船が出航を見合わせている中でこの観光船だけは安全基準を無視して無謀にも出航していった。
当該船舶の引き上げ後には船頭部分のハッチに整備不良があったことも見つかっている。
事故原因の正確な究明(の重要性)は分かるが事故を起こした会社社長の逮捕がここまで遅れたのには理解に苦しむ。
事故そのものの風化も進むが社会全体の価値観も変わってしまう。
これは日本全体の司法に関わる問題だがもう少し解決までのスピードを上げて欲しい。
単にスタッフ不足だけの問題ではないと思うが如何だろう。

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東海汽船船舶の長時間漂流事故に思う

2024-07-25 21:20:54 | 船舶事故

伊豆七島への定期航路を有する東海汽船が大変な船舶事故を引き起こした。

一昨年だったか?の知床観光船の転覆事故ほどでもないがほぼ1昼夜小さな船舶で漂流を続け乗客116名を不安の奈落に陥れた東海汽船の責任は大きい。

輸送機関にとって事故の皆無は大きなテーマだがこれがなかなか難しいのはごく最近起きた東海道新幹線の保線作業に起因する全日不通事故からも明らかだ。

話を東海汽船事故に戻そう。

東海汽船はこのような事故を発生は已む無しとしてもその後のリカバリー(と乗客対応)をどの程度訓練してきたのだろうか?

事故船舶は高速ジェット船、何もなければ快適なのだが一旦事故が起きると船体が軽いため波浪の影響を受けやすい。

その特殊な環境の下で曳航訓練などをやっていたのだろうか?

やっていたとすれば昨日、今日の不手際はあまりにもお粗末だ。

やってなかったとすれば危機管理対応がまるで出来ていなかったということだ。

何事も過信は禁物であり「後悔先に立たず」なのだ。

 

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