マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

あらためて自民党の非公認候補支部への交付金支給に思う

2024-10-25 10:41:17 | 自民党
自民党執行部が親心で支給した非公認候補支部への政党交付金の行方がおかしくなってきた。
いくつかの支部が「ありがた迷惑だ」「困惑している」として交付金の返金を考えているからだ。
それに自民党執行部のその後の説明も全く要を得ない。
石破内閣のスローガンである「納得と共感」は一体どこに行ってしまったのか?
これだったら初めからこんな看板は掲げなかったらよかったのに、と思うが全ては「後の祭り」である。

今から石破首相が採るべき道は2つの内のどちらかだ。
1つは修正路線である。
非公認議員に対する交付金支給方針を撤回し、かつ当選後の彼らの復党方針について多くが納得できるルールを明確にすることだ。
これには党内に強硬な反対活動が起きるかもしれないが組織の長として毅然と対処することが必須になる、たとえ党派の分裂騒動に発展しても、ね。
もう1つの方法は言うまでもなく党内融和路線の選択である。
こちらはいわば今の方針をそのまま粛々と推し進めることだ、たとえ野党やメディアから何と言われようと、ね。
ただこちらの場合は選挙に大敗し自身の責任問題につながるリスクもある。
しかしこんなことで怯んではいけない。

ともあれ石破首相は早くも究極の二者択一を迫られることになった。
本人もこんなことになるとも思わなかったかもしれない、・・・いやそれはないよね。


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自民党の非公認候補(支部)への交付金支給に思う

2024-10-24 10:17:08 | 自民党
自民党がこの度非公認となった候補の政党支部に対して政党交付金2000万円を交付したとのことだ。
以前から言われていることだが政党支部と支部長は表裏一体だから非公認議員にも政党交付金を支給したということになる。
森山幹事長は「政党支部に支給したもので候補者に支給したものではない」と宣っているようだがこんなロジックは通用するハズもない。
国民をバカにするにもほどがある。
結局非公認候補についても選挙活動について表向き制約はあるが資金的サポートは変わりないということなんだ。
多くの有権者がまだ自民党の非記載議員のペナルティは不十分だ考えているのにこのデシジョン、アクションは如何なものか?
選挙投票日が近づいているというのにとんだ挑発行為だねぇ。
自民党も石破政権も有権者の心情を読み違えていないか?
結果は間もなく判明する。
一部には「自公過半数割れ」なんて見通しもあるようだ。
それまで注意して見守ろう。

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決断力を問われる新首相に思う

2024-10-04 11:01:06 | 自民党
総裁選に勝利し首相に就任したばかりの石破氏が早速大きな試練に見舞われている。
例の「政治とカネ」に関わるいわゆる裏金議員に対する公認問題である。
来る総選挙に公認を与えるか否か、本当に難しい課題である。
公認を与えれば野党や国民の多くは黙っていない。
公認を拒めば今度は当該議員たちが黙っていない。
石破首相にとって究極のジレンマだねぇ。
現時点で石破首相はどちら側に立つかを明らかにしていないが実はそれが一番問題だ。
態度を明確にしないので問題は日に日に膨張していく。
そのうちに自民党は分裂を引き起こすか、総選挙で大敗北を招くのか、はたまたその中間点を見出すのか?
世間は石破新首相の決断力を固唾をのんで見守っている。
地方創生予算の倍増などこの際些末なことだ。
所信表明など実は誰も聞いていないのではないかと思ってしまうのである。
そうそう、新首相に有力なブレーンっているのかねぇ?
いくら勉強家でも一人で出来ることはしれてるよ。
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進次郎人気の急伸に思う

2024-08-24 10:02:08 | 自民党
日経新聞社が21,22日に行った緊急世論調査によれば次期自民党総裁に相応しい人物として小泉進次郎氏が石破茂氏を逆転してトップに立った。
世論調査の対象を自民党支持層に絞れば進次郎氏の支持率はさらに広がるという。
このまま行けば一気に進次郎首相が誕生しそうな勢いだねぇ・・・。

ふと思い出したのがかって自民党の重鎮が話していた「自民党総裁の条件」だ。
「党3役のうち幹事長を含め2つ以上経験し、さらに官房長官を含め閣僚を2つ以上経験していること」がその内容だ。
こんな高いハードルをクリアしている候補者はなかなか現れないだろうがやはり政治には経験が最重要だということを明確に示唆しているのだ

この条件に照らせば進次郎候補は環境相が唯一の閣僚経験でしかもその実績はあまり印象に残っていない。
一方でトップの座を進次郎氏に譲った石破茂氏は党3役として幹事長、政調会長を務め、閣僚としては(官房長官経験こそないが)防衛、農水、地方創生などを歴任している。
この差は大きい。

残念ながら筆者は進次郎氏が首相になって多くの閣僚を従えリーダーシップを発揮しているイメージを描くことが出来ない。
いくら応援演説が巧みで党内から引っ張りダコと言われても、それだけで難問山積の日本を変えていくことは至難だと思うのだ。
父君である純一郎元首相も一時は「(進次郎が)50歳になるまで総裁選に立候補はさせない」と言っていた。
けだし金言である。
総裁選に選挙権を持つ自民党議員や党関係者はその辺りを熟慮すべきだと思うが如何だろう。
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理解できない自民党総裁選ポスターに思う

2024-08-23 19:50:50 | 自民党
自民党が先般公開した総裁選ポスターを見てどこかのパロディではないかと誤解してしまった。
いやいや、あれはどうやら自民党の公式宣伝物らしい。
あれっ、自民党はたしか派閥政治とは一線を画したはずだが・・・? なんだ、あのポスターは。
田中角栄氏や安倍晋三氏などは派閥の権化のよう存在ではないのか?
しかもポスター全体がダークが基調でクリーンなイメージはない。
一体自民党はあのポスターで何をアピールしようとしたのか?
ただ、目立てばいいというものではないだろう。
名前も知らないような(笑)昔の面々が雄たけびを上げているのも理解に苦しむ。
「長い自民党政治=安心感」を印象付けたいというのも違うだろう。
首相の突然の不出馬表明で自民党全体が一気にガバナンス不在に陥ってしまったようだ。
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