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日本をよりよい国にしたい、との思いから政治、経済、社会問題マターをバッサバッサと切り取ります。

国連事務総長の両紛争国トップ会談実施に思う

2022-04-29 17:26:07 | 国際問題
国連事務総長が先日個別にロシア、ウクライナ両国の大統領と会談をした。
国連の平和維持機能が懐疑的とされる今、紛争当事国のトップと会談することは大いに意義があるし行動力を評価したい。
ただどの程度効果があったかということになると疑問符をつけざるを得ない。
ロシア大統領は戦闘状態にあるウクライナ東部の要衝マリウポリの人道回廊開設について国連の関与を承認したようだがその言葉とは裏腹に依然ミサイル攻撃を続けている。
「話があれば応じる」程度の極めて消極的なスタンスなのだ。
ウクライナ大統領にしても「ロシア大統領と話す用意はある」と繰り返すだけで意外と本心は国連や西側諸国からに軍事支援なのかもしれない。
結局戦争終結に向けてはさらに強力な働き掛けが不可欠だろう。
具体的な仲裁案をもってさらに交渉を続けて欲しいがさりとてこれが奏功するかどうか保証の限りではない。
一旦火ぶたが切って落とされた戦争はなかなか止まらないものだ。
パックス・アメリカーナの後はパックス・シノアの時代という説もあるが中国が今の政治手法を続ける以上これはないのではないか。
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知床観光船沈没事故に思う

2022-04-28 21:27:51 | 社会一般
知床で発生した観光船事故はその後の運行会社社長の対応の拙さや捜索の困難さから大きな社会の関心事になっている。
監督官庁である国交省や観光業者は大わらわだが前回のこのブログでも触れたが今回の知床観光船の事故は数々の危険因子がたまたま複合した極めてアンラッキーなケースであることを改めて指摘したい。
船体にヒビが入っている状態で運航を続けている会社が果たしてあるのだろうか?
3時間ものクルーズで通信設備が不全なまま出航させる会社などあるのだろうか?
こんな事故で折角のGWにビジネスができない或いはキャンセルが相次ぐなんて世の中無情だねぇ。
それに監督官庁の監察制度も改善の余地があるのではないか。
工数が足りないのかもしれないが当該会社が昨年2度も事故を起こしているにも関わらず当たり前に事業を継続していた。
国交省に限ったことではないが我が国の行政も穴だらけだ。
事業者のチェックもいいが役所自身の検査体制のチェックも大事だと思う。

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大富豪は宇宙とメディアがお好き?

2022-04-27 09:38:21 | 世相
イーロン・マスク氏のツイッター社買収プランが意外に早く決着しそうである。
マスク氏の買収の動きが明らかになった当初はポイズンピルとかで対抗する姿勢を見せたツイッター経営陣だったが一転両者が合意ということだから分からないものだねぇ。
筆者はこのブログで「どちらが勝つにせよ負けた方は新たにツイッター亜流を立ち上げるだろう」と記したところだがこれでその線はなくなっ
一帯何があったんだろうねぇ?
誰が介在したんだろう?
それはそうとしてふと連想したことがあった。
マスク氏はEVという本業のほかにスペースX という宇宙産業と今回ツイッターというメディアを手中にした。
世界の大富豪として双璧をなすアマゾン創業者ジェフ・ベゾス氏はブルー・オリジンという宇宙産業とワシントン・ポスト社というメディア(いささかオールドだが)をすでに手中にしている。
大富豪って宇宙産業とメディアがお好きなんだねぇ・・・。
筆者も両方好きだがこちらは先立つモノがない。(トホホ)
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大災害は危険因子が複合して起きるものだ

2022-04-26 16:02:28 | 社会問題
先日北海道・知床で観光船が沈没し多数の乗客・乗員が災害に巻き込まれた。
未だ全容は明らかになっていないが一刻も早い遭難者の発見と真相究明が待たれる。
これは一般論だが大きな災害というものはいくつかの危険因子がたまたま複合した時に起きるものだ。
今回の場合をすでに明らかになっている情報から見てみよう。
第一に天候の急変を甘く見たことだ。
周辺の漁船が漁場に出ることを見合わせるほどの気象予測にも関わらず出航を試みたことは不可解だ。
第二に当該船舶はキズを負っていて完全に修復されていなかったという証言がある。
たとえ10センチでも20センチでも船体にヒビが見られる状態で出航する等は自殺行為と言ってもいい。
三番目には船長の操船スキルと業務経験の有無だ。
この観光船会社は昨年来大幅のリストラを行っており事故便の船長の適格性が十分だったかが問われている。
当該観光船会社の経営状況も永らくコロナ禍で悪化していた。
こんな経営環境も無理な出航を後押ししたのかもしれない。
これらの危険因子のうちたとえ1つでも除去されていればあるいは事故は起こらなかったかもしれない。
たまたま不運にも危険因子が複合し大災害が起きてしまった。
危険予知はどんなに考えても決して考えすぎることはない。
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かくも長き憂鬱に思う

2022-04-24 12:30:09 | 世相
長引くコロナ禍が収束する前にロシアのウクライナ侵攻が始まり「憂鬱」が社会全体に根雪のように固定してしまったようだ。
全く困ったものだ。
コロナについては相手が会話の通じないウィルスゆえやむを得ない点もあろうがウクライナ侵攻というあのロシアの暴挙については何とかならないのか。
先日もロシア大統領はウクライナ東部の要衝マリウポリの制圧宣言を行っていたがその一方で「ハエ一匹たりとも通さぬよう」と指示を行っていた。
もはやベトナム戦争以来の悲劇だねぇ。
まだまだ長期戦が続くなのかもしれない。
それにしても連日連夜ウクライナの戦況がマスメディアやインターネットでいやというほど流布される。
当節は完全に劇場型戦争の時代になってしまった。
それがまた「憂鬱」の源泉になっているのである。
侵攻という人為的な行動で「憂鬱」になりまた戦況報告や憶測でまた「憂鬱」が増幅される。
自ら望んで情報収集しているとはいえ本当にうっとうしい毎日である。


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