マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

ハリス大統領候補の仰天発言に思う

2024-08-31 11:41:56 | 米国政治
先般米国ハリス大統領候補が「当選したら共和党からも閣僚を登用する」と宣っていたがこれにはビックリ仰天だ。
選挙で戦っている相手から閣僚を登用するってねぇ・・・?

翻って我が国の今までの政治慣行から考えると野党から閣僚を登用するなんて・・・、考えらえないよねぇ。
かって大臣ポストは自民党でいえば旧派閥が水面下で熾烈な駆け引きを繰り広げるのが常だった。
過去には組閣時に「(〇〇氏が)入閣は決定したがポストはまだ未定」なんて話もずいぶんあった。(笑)
ポストよりも入閣が先に決まる、ってどういうこと??
そういえば「(入閣)適齢期」なんて変な言葉もあったねぇ・・・。(笑)
さらに任命権者からよく聞かされるのが「適材適所」というフレーズなのだ。
全く「どの口が言っているんだ」と言いたくなるがこれが我が国の閣僚登用の実態だったのだ(必ずしもこれが全てだとは言わないが)。

話を戻すが、ライバル党から閣僚を登用するってことはやっぱり「適材」ということなんだろうね。
ハリス候補って意外と度量が大きい。
選挙対策上のテクニックということもあるのかもしれないがそれを割り引いてとしても、ね。
さて我が国は次の首相を決める自民党総裁選が間近に迫っている、米国より早くに、だ
総裁を選ぶ際に当人がどんな組閣人事を行うのか?あるいは行いそうか?・・・ これも大きな判断材料になるだろう。




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あらためて自民党裏金議員に対応方法を問う

2024-08-30 11:03:33 | 自民党
自民党総裁選を控えてあらためて裏金疑惑議員たちの処遇問題が取り沙汰されるようになった。
総裁候補者の何人かが当該議員たちの「選挙非公認」や「返納」「重加算税の支払い」などを口にするようになったからだ。
それにしても当該議員たちの一部で「全く理解できない」「党紀委員会で決めたことを蒸し返すべきではない」などの反発が出ていることには今度は多くの国民が反発してしまった。
大体あの党紀委員会での裁定に100%納得しているものはたとえ当事者の中にもいないと思う。(笑)
それに当該議員の中で自ら進んで説明の機会を作ったり不記載内容を公表した議員がどれだけいたのだろうか。
「役職停止や幹事長から訓戒処分を受けた」というのかもしれないがサンクション全体が極めて恣意的で党の最高責任者たる岸田首相も何らお咎め無しだったのだ。
結局自民党の大半は「政治とカネ」問題についてほとんど反省していないように見える。
それでも「政治にはカネがかかる。ゆえに政治資金パーティも企業献金受領もやむを得ない」というのならそれならそれで然るべき(次回の選挙の)禊をうけたらいい。
国民の総意はあくまで「今の政党助成金の枠の中でやってね」ということだと思う。
何も自民党議員だけカネがかかるというものではないだろう。
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自民党幹部の気になる発言に思う

2024-08-29 13:49:57 | 自民党
先日麻生派の会合で会長の発した一言が印象に残っている。

「長年の仲間である河野太郎君が総裁選に立ったのでみんなで応援していこう」と、ここまでは当たり前の話だがこの後河野氏以外の候補者支援も容認する発言が続いたからだ。
かって派閥の領袖が「他派閥の候補に投票してもいい」なんて内容の発言をしたことがあるのだろうか?
是非論から言えばこれはこれでいいのだがこれではさんざん悪口を言われながら「派閥」を存続させる意義があるのかねぇ。

話は変わるが首相の「我と思わん方は気兼ねなく(総裁選に)出馬して議論を戦わせてほしい」という檄文もどうかねぇ。
この発言に背中を押されたのか、デジタル相を含め官房長官、法相、経産相、経済安保相などが出馬の意向を表明している。
ただこれからの選挙活動が大臣としての公務に支障をきたすことはないのか?
あの一言で何やら岸田内閣全体がもう終わったような気がしてならないのだ、まだ任期は残って残っているというのに・・・。

結局政府与党の議員たちは己の政治生命が全てであって国家や国民の生活は2の次、3の次だと考えているのではないか、と思ってしまう。
今の自民党はガバナンスも効いていないし国家を支えているという矜持もない。
本当にガッカリである。

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マイナ保険証の利活用に異変が・・・!?

2024-08-28 10:10:22 | マイナンバーカード
昨日行きつけのクリニック・調剤薬局に行って「ん?」と思うことがあった。
各医療機関内のポスターで「12月2日から現行の健康保険証は発行されなくなります」「12月2日時点で有効な保険証は最大1年間有効です」との文面を目にしたからだ。
ん? たしか従来からの政府の説明では「12月2日からマイナ保険証に一本化されます」ではなかったか。
これは明らかに政府、デジタル庁、厚労省の大幅譲歩、いや負け戦さといってもいいのではないか。

かねてからマイナ保険証の利用率が一向上昇しないことに政府関係者はイライラを隠せなかった。
が結局、今秋のマイナ保険証一本化は断念したんだねぇ。
マイナカード未取得者や健康保険制度との紐付けが済んでいない人々に対する暫定処置である資格証明書(だったかな?)の説明・記述もなかった。
今年春まで騒いでいたあの最大20000円ポイント付与キャンペーンは何だったのか・・・。

冒頭で記したポスターの文面によれば12月2日以降少なくとも1年間は従来通り紙ベースのアナログ保険証が並行して使えるということだ。
さらに言えばその先の展望が開けている訳でもない。
政府は国民や病院・クリニックに対し安易にバラマキ行政を行うのではなく、マイナ保険証利活用のメリットや意義を社会全体に向けて分かりやすく説明していく必要があるだろう。
王道を歩んだらいいのだ。



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自民党総裁候補者を勝手にコメントする(その2)

2024-08-27 07:45:45 | 自民党
かってこのブログで自民党総裁選立候補予定者について勝手にコメントさせていただいた。
8月5日のことだったが当時はまだ首相も出馬の予定だった。(笑)
この20日間で顔ぶれや状況も大きく変わった。
そんなことであらためて内容をアップデートしてみよう。

前経済安保相:「コバホーク」というニックネームは党内保守層にだいぶ浸透してきた。裏金疑惑議員に対するそれなりの配慮もしてきたがちゃんと分かってくれているかねぇ?
もう1人の保守系女性議員の動向が気になるが自分は次回ということもある。お披露目としても十分意義がある。

元幹事長:ようやく20人の推薦人の目途が立った。やっぱりこれが最後のチャンスだからやるしかないねぇ。

現デジタル相:前回の総裁選は「小石河」連合で戦ったが当時の同志は今回はライバルになりそうだから厳しいねぇ。派閥依存とみられているのも気になる。しかしここで初志を覆すわけにはいかない、意地でもねぇ・・・。

現幹事長:出馬意思表示の大義やタイミングが難しい。幹事長の座にあったものとして今さら改革の必要性をアピールするのもちょっとねぇ。しかしオレも年齢からして最後のチャンスかもしれないからなぁ。

現官房長官:派閥(表向きは解散したのだが)のボスが不出馬を公表したからには派閥の後継者であるオレが出ない手はない、そのために衆議院にくら替えしたのだから。しかし同じ派閥から競争相手が出るとは思わなかった。調整すべきか、いや今はもうそんなことは考えるべきではないのか??

元環境相:思いがけないほどの追い風が吹いてきた。本当にいけるのかねえ・・・? 「小泉構文」などと揶揄されないように政策固めにもっと時間を割かなくてはいけないかな?

とまぁ、勝手に推測するとこんなところだが要は「決戦投票がどんな形になるか」だ。
立候補者も有権者もそこのところを考えなくてはいけない、なかなか複雑な方程式だがね。





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