先日も陸海空軍が台湾全土に四方から接近しあからさまに軍事演習を行っていた。
政府要人は「台湾を震え上がらせるため」と公言して憚らないがこれは極めて憂慮すべきことだ。
既に「一国二制度」という国家マネジメントの域をはるかに逸脱している。
習政権は何が何でも台湾を屈服させ傘下に収めようという魂胆だろうがこんな手法では(仮に政治的に一時的に実現したとしても)永続的、安定的な国家運営は無理だろう。
しかし自らを毛沢東に準える習近平主席にあらがえるものはいない。
それでも国外に脱出するエスタブリッシュメントは後を絶たないという。
外国資本も引き上げる方向に動いている。
国家を支えるパワーは明らかに減衰している。
「一帯一路構想」も道半ばで頓挫しかかっているのだ。
不動産不況に端を発した経済危機はどうするのか?
日本を上回るスピードで進展する少子高齢化にどう対処するのか?
課題は山積だが解決に向けた道筋はまるで不明のままである。
とても台湾を脅かしている場合ではないと思うのだが・・・(嘆息)。