マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

あらためてウクライナの惨状に思う

2022-02-28 09:34:44 | 国際問題
このところウクライナ情勢を伝える映像をよく目にするがいつか見た光景のような気がしてならない。
隊列を組んで進む戦車群の前に単身で立ちはだかる市民、あれは数十年前に見た北京・天安門前のあのシーンだ。
さすがに戦車は動きを止めたが勇気あるその市民は戦車の前で土下座をする気配だった。
またロシア軍は居住区にある高層ビルに複数のミサイルを撃ち込んでいたがこれはNYの高層ビルで起きた同時テロ事件を彷彿させた。
ロシア側は当初から軍事施設だけを破壊すると言明していたがあのシーンを見た瞬間「無差別攻撃」を確信した。
ヘリの編隊が低空を睥睨する様はその昔視たF・コッポラの映画「地獄の黙示録」を思い出した。
まさかあの映画の1シーンをリアルタイムに目にするとは思わなかった。
どれもこれも見たくない光景である。
古今東西ヒトラーに準えられる政治家は多々存在するが目に見える形で実行に移したという点でプーチンはダントツの第1位だろう。
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日ハム・新庄監督の手腕を評価する

2022-02-27 15:24:50 | プロ野球
プロ野球・日ハム新庄監督の一挙手一党則にプロ野球ファンが注目している、というか注目させられているようである。
これが彼の戦略なのか、彼の天性なのか分からないがいずれにせよ多くのプロ野球ファンがまんまと乗せられているように思ってしまってしまう。(笑)
さて昨日は彼自身初のオープン戦采配だったのだがまたしても意表を突かれた。
何と先発メンバー発表後グラウンドから身を隠し球場隣の宿舎ベランダから試合を見守ったそうだ。
こんな野球チーム監督を見るのも初めてである。
しかも監督代行を任されたのはコーチ陣ではなく先発ピッチャーの上沢だったからねぇ…。(驚)
「役割が変わると野球の見方が変わる」という彼の説には部分的に同調できるが一投手に経験させてどの程度得るものがあるんだろう。
逆に指揮官が戦場を離脱するデメリットはないだろうか。
ちなみに昨日の勝敗結果は日ハムの完敗だった。
勿論初戦だけで監督の手腕を論じようという気はさらさらないが「昨日の結果だけで新監督の評価は?」と問われれば「まぁ50点かな」・・・。
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大規模買収事件の行方に思う

2022-02-26 20:41:43 | 政治
検察当局は2019年広島県で起きた大規模買収事件で河井元法相から現金を受領した県議ら35名を公職選挙法違反で起訴する意向を固めた。
一旦は全員不起訴で落ち着きそうだったので当該議員たちは再び奈落に転落である。
今回は10万円以上の高額の現金を受けとりこれを返却したか否か(あるいは議員辞職したかどうか)が起訴・不起訴の分かれ目になった。
当事者は後悔しきりだろうが結局は「後悔先に立たず」、当面裁判の行方を見守る以外にない。
そんな折も折今度は文芸春秋誌最新号が自民党京都府連の組織的な選挙買収疑惑を報じている。
こちらは現金を出した方は京都選挙区の自民党候補者、受け取った方は同選挙区の集票マシンとなる府議、市議たちなのだが広島のケースと異なるのは間に京都府連という組織が介在していることだ。
つまり衆院選候補者は選挙区を地盤にする府議、市議入りあたり50万円を府連に納め今度は府連が府議、市議たちに「〇〇先生からです」と口添えしながら同額を党勢拡大活動費として交付していたものだ。
これは一体どうなんだろうと思ってしまう。
京都の場合受け取った府議、市議たちはそれぞれ政治資金収支報告書に記載を要求されているのでその点はオープンになっているのだが構図は広島と全く同じなのだ。
しかもこの京都方式が他の都道府県で参考にされているところもあるようだからまだまだ波紋は広がるかもしれない。
政党交付金のあり方も改めて考え直した方がいいと思う。

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ロシア大統領の暴挙の背景を考える

2022-02-25 19:55:07 | 国際問題
ロシア大統領がひどい暴挙に出たものだ。
ウクライナ侵攻エリアは当初は東部2州を中心にかなり限定的だと思われていたが最新の報道によれば首都キエフ近郊にまで地上部隊が進軍しているようだ。
一説によれば親米現政権の転覆と傀儡政権樹立を目論んでいることはもはや確実である。
何故こんなことになってしまったのか?
プーチン大統領の言によれば「NATOの東進に我慢が出来なかった」ということかもしれない。
それにしてもその返事があの首都侵攻とあればあまりにも度が過ぎる。
まさにウクライナを人質にとって西側連合にケンカを売ったようなものである。
ただ西側連合もトランプ時代以降、昔ほどの結束力はない。
ロシアは今が過年の恨みを晴らすチャンスだと考えているのだろう、幸い中国も仲間になってくれそうだし、と。
驚いたのは米国大統領が数日前からロシアのウクライナ侵攻を極めて明確に言明していたことだ。
何かは知らぬが確実な証拠を掴んでいたんだねぇ・・・。
それでもロシアは決行したのだからどちらが情報勝者なのか分からない。
しかしちょっと長い目で見ればロシア大統領はとんでもないリスクを背負ってしまったように思うがどうだろう。
それこそが歴史というものだ。
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テレ朝・社長の会社経費私的使用と辞任に思う

2022-02-24 19:46:51 | 経済
先日テレビ朝日の会長が記者会見で「同社社長の会社経費私的利用などが明らかになったため引責辞任した」と報告、謝罪していた。
聞くところによればなんでも出張の際に業務と関係のないゴルフや飲食の費用が社用で落とされていたようである。
金額は判明しただけで60万円ほどらしいのだが本当に残念だ。
民放と言えば社員の高給で知られ、その社長というからには相当な報酬を得ていたに違いないと思う。
60万円というのは庶民には高額かもしれないが民放キー局の社長であればほんの小銭であろう。
そのために社長ポストを棒にふってしまうのも勘定に合わないし会社に対する信頼や名誉も著しく棄損する。
「なんてバカなことをやってしまったのだ」との印象を禁じ得ないがやっぱり人間って弱い生き物だねぇ・・・。
結局似たような話はどの会社でも大なり小なりあるのではないか。
それが表沙汰になったのは意外と社内の人事抗争が背景にあるというのもまんざら否定しきれないのである。
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