先日テレビを視ていたら突然我が家周辺の見慣れたバス通りが映し出された。
びっくりして注視していたら何のことはない、路線バスの運転手問題を取り上げたニュースの導入部分だったのだ。
幸い筆者がよく利用するこの路線は運転手不足により運行に支障をきたしたことないが地域によっては路線バスの廃止や間引きが顕在化しているようだ。
路線バスの運転手は典型的なエッセンシャルワーカーでありリモートワークで代替できるものではない。
資格も大型二種免許が必要になる。
多様な乗客への気配りも欠かせない。
昨今流行りの自動運転システムが実用化すれば状況は変わるがそれまだまだしばらく時間がかかるだろう。
となると対策は当該労働力の拡大とリシャッフル(再調整)しかない。
拡大については条件や基準を満たした場合の高齢者雇用や外国人の活用が有力かもしれない。
後者については運転技術、会話能力両面のトレーニングなどが必須である。
リシャッフルについては報酬見直しがカギになるに違いない。
政府も高級公務員(首相を含む)の報酬見直しよりもこちらの方を優先して早急に結果を出して欲しい。
この問題こそ「先送りできない課題」なのだから。