マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

映画「Perfect Days」を観る

2024-01-17 09:57:08 | 映画

昨日映画「Perfect Days」を観に行った。

この映画は外国人監督が日本人キャストを起用して日本にて製作したことが話題の映画だ。

フランスかどこか(アバウトだねぇ)の映画界で受賞したことも花を添えている。

この映画を見ていてなぜか小津安二郎作品を思い出した。

人生の哀歓をじんわりと紡ぎ出す、・・・人間という生き物に洋の東西の違いなんてないんだねぇ。

映画を見ていて一番印象に残ったのは変な話だがエンドロールが終わって場内が明るくなるまで誰1人席を立つ観客がいなかったことだ。

筆者は通常エンドロールを最後まで確かめ製作者に敬意を払っている(つもりだ)が観客の多くはエンドロールが始まると同時に席を立ち始める。

特に今回みたいに最後まで誰1人席を立たないなんて初めての経験である。

何なんだろうねぇ、この違いは。

まだ余韻に浸っていたのかねぇ・・・。

まだこれからこの映画を見る人はそんなことも確認してもらいたい。

 

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ヒチコック映画を楽しむ

2022-05-01 17:18:41 | 映画
最近ヒチコック映画をよく楽しんでいる。
アルフレッド・ヒチコックが映画の天才という説があることを聞いて気になっていたので作品はどれも古いのだが手当たり次第に目にしている。
ごく最近視たのは「北北西に進路を取れ」である。
撮ったのはもう半世紀以上も前なのだが古さは感じさせない。
それどころかこの映画を見てあの007シリーズが随分参考にしているのではないかと思われるシーンが続々なのだ。
主人公が相手役の女性スパイと仲良くなる筋立てやスマートないで立ち、ドリンク(酒)に詳しいところなどは「007ロシアより愛をこめて」を連想させる。
「北北西・・・」では主人公が砂漠の真ん中に取り残され敵機の襲撃を受けるシーンがあったがこれも007シリーズで何度か見られた光景だ。
007製作関係者に直接確認したわけではないが事前にヒチコック映画を見てヒントなり着想を得ていたように思う。
やっぱりヒチコックは映画の天才かもしれない。
それに真の娯楽は決して陳腐化しないものだ。

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