マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

夕刊フジの休刊に思う

2024-10-03 10:32:25 | マスメディア
産経新聞が夕刊フジの休刊を発表していた。
夕刊フジは団塊の世代が社会人になり日本経済が上昇気流にのりかかった1969年に創刊され(ライバル紙である日刊ゲンダイとともに)通勤途上の一大メディアとして業界に君臨した。
中味と言えばサラリーマンが関心を持ちそうな話題をド派手に(センセーショナルに)持ち込み、まさに隆盛を誇ったものだ。
しかし時代の流れは怖いものである。
スマホが世に出てその普及率が向上するにつれタブロイド紙の役割はとって代わられるようになってきた。
スマホであれば毎日毎日小銭を出して購入することもないしそれより何よりニュースの鮮度が違う。
この時点ですでに勝負はあったのだ。
後はいつこの日が来るか? だけだったねぇ。
そうそう、たった一つだけ気がかりなことがある。
かって評論家の大宅壮一氏がテレビの出現を称して「一億総白痴化」との警鐘を発したことがある。
情報に対してあまりに受け身で画一的な姿勢を危惧したのだろう。
スマホは黙っていても情報が飛び込んでくる。
新聞のように情報をセレクトしたりじっくり思料する機会は少ないように思う。
紙メディアも全く捨てたものではない、と思う今日この頃である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

印刷メディアの遅報性に思う

2022-10-28 10:09:29 | マスメディア

昨日は日本シリーズでオリックスが最終回に逆転、サヨナラホームランで劇的な勝利を収めた。

これで対戦成績は両チームとも2勝2敗1分けとなり東京・神宮球場に勝負の場を移すことになった。

ところが我が家のけさの朝刊にはそんなニュースはどこにも掲載されていない。

それどころか小さく「オリックス1勝」という一日前の試合結果を報じているではないか。

昨夜テレビでオリックスの2勝目を見聞きしているのにこの陳腐化したニュースには愕然とする。

昨日の試合結果は新聞の締め切り時刻までに間に合わなかったのだ。

これは印刷メディアの宿命である。

ニュース原稿を編集現場へ届けるのは電子メディアかもしれないが印刷工程とその先の個別輸送は残念ながら印刷機と輸送機関に依存せざるを得ない。

ということで今回のような仕業になるのだがいかなる理由があろうともこの速報性の欠如は致命的だ。

印刷メディアの使命・役割はいずれ別のところに移っていくのだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレ朝コメンテータの舌禍事件に思う

2022-10-18 22:30:50 | マスメディア

テレ朝の社員コメンテータ玉川氏が舌禍事件により実働10日間の謹慎を受けた。

明日が謹慎明けとなり再び「お詫び」発言から職場復帰となるようである。

氏は番組のコメンテータとして博学多才、なかなか得難い人材だと思っているので明日からもキチンと出勤(?)し職責(笑)をはたしてほしいと考えている。

玉川氏は正義感の強い熱血漢ゆえ今まで数々の軋轢を生んできたのはご承知の通りだが今回の発言については異常に思い処分になった。

テレ朝社長も政権幹部に気を遣いすぎているような気がしてならない。

玉川氏も発言翌日か翌々日には発言を撤回し謝罪しているがそれでもこんなに長い出演停止が課せられるとはねぇ。

「口は災いの元」という諺は今も厳然と生きている。

そうそう、錯覚、インプットミスも怖いねぇ。

あらためて気をつけたいものだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする