マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

オリックスの全員野球日本一に思う

2022-10-31 09:38:22 | プロ野球

プロ野球日本シリーズでオリックスが0勝2敗1分けから4連勝で逆転日本一を決めた。

戦前、筆者は今年はオリックスが4勝2敗あたりで去年の雪辱を果たすのではないかと予想していた。

結果はズバリ的中だがそのプロセスはまるで外れた。

というのもオリックスの絶対的なエースである山本が初戦ともう1つ、第6戦あたりで2勝目を充てにしていたからだ。

ところが、ところが、その山本が初戦で打ち込まれその上アクシデントで途中退場してしまった。

それ以来山本はこの日本シリーズで2度とマウンドに上がることはなかった。

つまりオリックスはエース山本の活躍に頼ることなく日本一の座に就いたのだ。

翻って今年のシリーズは誰が活躍したのだろうと考えてみたが然と思いつかないのだ。

MVPには杉本が選ばれていたが彼の活躍は第4戦だったか、の決勝打だけしか印象にない。

1試合だけだったら第5戦の吉田のサヨナラホームランの方が鮮烈だった。

投手部門だったら1勝2セーブのワゲスパックも忘れ難い。

つまり突出したヒーローが見当たらない、いわば全員野球でオリックスは栄冠を勝ち得たように思う。

こういうチームは粘り強い。

来年もまたやってくれそうだ。

 

 

 

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露見する旧統一教会との接触歴に思う

2022-10-30 10:13:02 | 政治

このところ政務三役やその経験者の旧統一教会との関わりを巡る身辺動向が喧しい。

曰く政策協定書にサインしたか否やとか、推薦書を受領していていたかどうかとか、・・・。

今や当該議員たちにとって触れられたくない問題なのだろうから隠したい気持ちは分からないでもない。

しかしこういう話は結局どこからか漏れ出てくるものだ。

であればさっさと自発的に申し出て進んで説明責任を果たした方がいい。

どんな犯罪だって自首すれば刑罰は軽くなるのと同様だろう。

それにしても自民党はいつまで「本人任せ」を続けるのだろう。

山際大臣の辞職は明らかに自民党及び岸田内閣の失点だ。

あんな愚にもつかない点検結果を報告しても信頼回復には何も役立っていない。

「党としては何も関わっていない」というのは一面真実かもしれないが関わりをもつ議員がこれだけ存在すれば今やほとんど説得力を待たない。

故安倍元首相について全く調査しないというのも理解に苦しむ。

こんな状況が続けばいつか政権が頓挫するのではないかと気がかりである。

 

 

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印刷メディアの遅報性に思う

2022-10-28 10:09:29 | マスメディア

昨日は日本シリーズでオリックスが最終回に逆転、サヨナラホームランで劇的な勝利を収めた。

これで対戦成績は両チームとも2勝2敗1分けとなり東京・神宮球場に勝負の場を移すことになった。

ところが我が家のけさの朝刊にはそんなニュースはどこにも掲載されていない。

それどころか小さく「オリックス1勝」という一日前の試合結果を報じているではないか。

昨夜テレビでオリックスの2勝目を見聞きしているのにこの陳腐化したニュースには愕然とする。

昨日の試合結果は新聞の締め切り時刻までに間に合わなかったのだ。

これは印刷メディアの宿命である。

ニュース原稿を編集現場へ届けるのは電子メディアかもしれないが印刷工程とその先の個別輸送は残念ながら印刷機と輸送機関に依存せざるを得ない。

ということで今回のような仕業になるのだがいかなる理由があろうともこの速報性の欠如は致命的だ。

印刷メディアの使命・役割はいずれ別のところに移っていくのだろう。

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野田元首相による安倍元首相追悼演説に思う

2022-10-26 21:23:00 | 政治

昨日の衆院本会議での野田元首相による安倍元首相追悼演説は先だっての国葬における菅前首相のものに負けず劣らず素晴らしかった。

安倍元首相令室からも「原稿をお仏壇に供えたい」という言葉があったがこれは単なる社交辞令ではないだろう。

菅前首相のものと違うのは野田首相が安倍元首相の戦う相手だったことによるものだ

一般に追悼演説と言うとややもすれば誉め言葉一色になるが野田元首相のそれは適度に疑問視トーンが散りばめられている。

例えば「安倍晋三とは一体何者であったのか。あなたがこの国にのこしたものは何だったのか。そうした問いだけがいまだ中ぶらりんの状態のまま、日本中をこだましています。」の箇所がそうだ。

積年の恨みが見事にスピーチの中に昇華しているのだ。

いずれにせよ安倍元首相は毀誉褒貶の激しい政治家だった。

それに野田元首相はまだファイティングスピリットを失っていない。

野党側を代表しての追悼演説なのだから故人をリスペクトしつつも対決姿勢を忘れない、なかなか引き締まった内容だった。

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経済再生相のようやくの辞任に思う

2022-10-25 11:08:26 | 政治

旧統一教会との関連で一般人にはなかなか理解できない不安定な答弁を続けていた経済再生相が辞任することになった。

本人からの申し出なのか、首相からの更迭命令なのか、残念ながら確認する術はない(笑)が1つ言えることは任命責任者たる首相の政権リーダーシップ不足は一層顕著になったことだ。

任命責任を問われた首相は「当面の経済対策を遅滞なく行っていくことで責任を果たしていきたい」の見解を述べていたがこんな当たり前のことを今さら言っても何のつっかい棒にもならない。

もう十分遅れているのである。

この日が来るのが分かっていながら国会の一定期間を空転させてしまったことをどう考えているのだろうか。

財政諮問会議も一度流会となってしまったしねぇ。

首相の判断が遅れた原因に「辞任ドミノを恐れた」という説があるがそんな不確実な事象の為にいま緊急性が望まれる経済対策を遅らせてはいけないと思う。

「聞く力」だけでは首相の座は務まらないのである。

他方、辞任することになった前経済再生相も「いばらの道」が待っているように思う。

もう少し早く辞めておけば「傷ももう少し浅かったろうに」と思うのは筆者だけではないだろう。

 

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