わずか数日目に紅麹を冠した健康食品の回収問題を取り上げたところだがその広がりは急拡大し収まる気配がない。
因果関係は必ずしも特定されているわけではないが死者数4名、入院者数は百数十名に上るというから心当たりのある消費者はさぞかし不安だろう。
それに小林製薬製の紅麹を原料とする食品はサプリメント以外に多岐にわたる。
酒類、菓子類、パン、味噌などの調味料、・・・ うーん、影響は自社製品であるサプリメントだけではなかったのだ。
それにしても震源地である小林製薬の初期対応は不適切だったようだ。
厚労省、大阪府、大阪市からお叱りは受けるし、株主総会は紛糾するし、株価は暴落するし、・・・こうなれば経営トップの引責辞任は不可避だろうねぇ。
同社が今やるべきことは、・・・原因究明がすべての出発点だ。
もしも特定できなかったとすれば幅広に対応せざるを得ない。
消費者対応以外にも多岐にわたる供給先への補償問題も重くのしかかるのではないか。