マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

石破政権の命運を握る選択的夫婦別姓問題

2025-01-29 21:14:45 | 政治
石破政権がスタートして数か月、その支持率は40%前後を推移しているようである。
この数字は無論高くはないがかといってダダ下がりとも言えない、奇妙な低位安定なのだ。
さて石破政権はこれから来年度予算案の審議や「政治とカネ」問題などに直面しようが、選択的夫婦別姓問題への対応もその1つである。
この問題に対しどのようにクリアするのか、どれだけ支持率を回復できるが、が今後の政権の命運を握っているように思う。
この問題について自民党内は必ずしも一枚岩ではない。
保守層の一部に強い反対勢力が存在するし逆に公明党は連立離脱さえ仄めかしている。
ただでさえ「少数与党」なのだからこれは大きなピンチだ。
これ以上大きく支持率を下げるようなことがあれば今夏の参院選まで政権は持たない。
もしかしたら政権は有権者を取るか、自民党の保守派を取るか(党の分裂を回避するのか)、の究極の選択を迫られのかもしれない。

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石破内閣の支持率30%割れに思う

2025-01-19 20:46:22 | 政治
石破内閣の支持率がついに30%を割ったというニュースがあった。
石破首相のポリシーや考え方から日本の政治を変えてくれるのではないか、とおぼろげながら期待していたが就任以降少しづつ支持を下げているようだ。
大きな失点はないもののどうやら(首相にしては)控えめな性格や物言いが災いしていると思う。
昨今のトピックでは国民民主党から提起されている例の「103万円の壁」対応だが森山幹事長や宮沢税調会長に比してカゲが薄かったからなぁ。
重要な節目ではもっと発言してリーダーシップを見せた方がいいのではないか、と思う。
今後これに類似する局面は多々あろうが今のままでは静かに支持率を下げていく。
・・・となると意外と短命内閣ということになる。
何も支持率だけを見ながら政治をしたらいいというつもりはないが(幸いにして今は党内に強力なライバルはいないので)多少とも野党を巻き込んだ政策が奏功すれば政権は意外と長続きするかもしれない。
さしあたり年度末の来年度予算の国会通過と「政治とカネ問題」の決着である。
選択的夫婦別姓問題もそうかな?
目先の課題に一つひとつを確実にクリアしていってほしい。
今はそのための準備時期と心得て、「熟議」と「その先」をしっかり練り上げる時だ。
「正念場」であることには違いないからね。
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政治団体「都議会自民党」の解散に思う

2025-01-18 10:43:59 | 政治
政治団体「都議会自民党」が解散するという。
これで思い起こすのが自民党本部の派閥解消である。
例の政治パーティ収入不記載に絡んで自民党本部は多くの派閥を解散した。
たしかに派閥を舞台に政治資金の不記載問題が起きたのだが派閥の存在そのものが悪いわけではない。
それなのに不記載問題の真相が不明のまま派閥を解散したのはどうにも理解不能だ。
それと全く同じ構図が今回の都議会自民党の解散ではないのか。
翻って自民党本部の「政治とカネ」問題については幹部が何度も述べているようにこれで禊が済んだわけではない。
同様に考えれば政治団体「都議会自民党」を解散すれば収入不記載問題が不問に付されるわけではない。
これ以外に信頼を取り戻す手段や方法がないのであろうか?

衆院選は済んで多くの前職がその職を失ったが都議選はこれからだ。
自民党東京都議たちはまさか「都議会自民党」の解散で都民の信頼が戻ってくるなんて考えてはいないだろうねぇ。
もしもこんな体たらくであれば今度は選挙地盤が脆弱な都議たちが相次いで落選ということもありうる。
先ごろの衆院選結果の二の舞だ。
政治資金パーティ収入の不記載都議は遠からず公表されることになる。
「赤信号皆で渡れば怖くない」などと言ってる場合ではないと思うが如何?

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石丸新党の不思議さに思う

2025-01-16 11:00:17 | 政治
先だっての都知事選で旋風を巻き起こした石丸氏が昨日記者会見して来る都議選に挑戦する意気込みを示していた。
ただ当人は出馬することなく新党を立ち上げ候補者を支援する立場に徹するとのことだ。
それはそれで結構なのだが不可解なのは政党にもかかわらず特定の政策を待たず他党との掛け持ちも容認するという点だ。
候補者は自由に独自の政策を主張する、どんな政党の支援を受けてもよい、というのはとても緩い結びつきの政党だねぇ。
これで政党として最低限の纏まりがキープできるのか、いささか心配である。
この新党について維新の会の吉村共同代表も賛意を示しているがこれもよく理解できない。(笑)
石丸氏の描く世界はまるで政界を液状化させるようなものだがこれが直ちに望ましい方向だとはとても思えない。
さて半年後の都議選に向けて何人の候補者が「公認」を求めて応募してくるのかねぇ。
改革マインドを持ったフレッシュな新人の登竜門になればいいのかもしれないがそれだけでは一過性の出来事に終わってしまう、という気がしてならない。
政治も「ゴーイング・コンサーン」だぜ。
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石破内閣支持率の低落傾向に思う

2024-12-27 11:22:30 | 政治
いくつかのメディアの世論調査によれば当節の現内閣の支持率はおしなべて低調傾向だ。
理由は何なんだろう?
頭に浮かぶのはやはりあの「103万円の壁」問題への対応ではないか。
国民民主党との協議で政府与党は123万円までの引上げを提示したがこれを不満とした古川氏が席を蹴ってしまったことが喧伝されている。
結局問題の解決は先送りされただけだ。
一部に「これは出来レース」との見方もあるが政策はあまり弄ぶものではない。
キチンと財源案まで詰めて着地点を見出す努力をするべきなのだ。
それが協議というものだし、それが政治というものだろう。
例の「政治とカネ」問題についても一向疑惑が晴れる気配がない。
政倫審を参院まで拡大しても弁明者の「ルールは以前からあった」「派閥からの指示に従ったまで」のオンパレードで真相解明はまるで進まない。
挙句の果て「不記載額の7億円を赤十字に寄付する」と言われてもねぇ・・・、国民をバカにするにもほどがある。
先だっては岩屋外相が中国人の訪日ビザ緩和を発表していたがあれだって内閣支持率に効果があるのかどうか、極めて疑問である。
石破首相は国会があろうがなかろうがもっと毅然とスピーディに懸案事項に対処しないと大変なことになるのではないか。
ゆるゆる総理、ズルズル総理、正月は返上だよ。
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