マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

官邸が強すぎて誰も迷走を止められない

2021-07-31 23:23:24 | 政治
本日の東京都のコロナ新規感染者数は4000人を超えた。
これだけ感染者が増えれば保健所もコロナ病床も大変だろうと推測するのだが自宅での待機者が急増していることからして「推して知るべし」だろう。
入院したくても入院できない、手術を受けたくても日時が決まらない、・・・もう日本の各地で医療現場が破綻し始めているようだ。
それにしても昨日の首相の緊急事態宣言発令に伴う記者会見のお粗末さはあまりにひどい。
記者からは辛辣な質問が出るが相変わらず「はぐらかし」や「スルー」のオンパレードなのだ。
あれだけ説明力不足、コミュニケーション不足が指摘されているのにねぇ。
政治家は国民や国家のことをどれだけ考えているのか、どれだけ思いを寄せているのか・・・本当に疑問である。
権力の中枢にいる首相やその取巻きはともかくとして与党のセンセイ方は現在の政権の姿をどう考えているのだろうか。
自らの政治生命の首根っこを押さえられているので何もできない、とでもいうのだろうか。
とにかくこんな酷い政権など今までお目にかかったことはない。
今の政界に憂国の志士はいないのだろうか、それとも彼らがうまく力を発揮する仕組みができていないのか、・・・悩みは果てしないねえ。




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コロナ新規感染者1万人超に思う

2021-07-30 10:41:29 | 政治
コロナウィルス新規感染者が2日連続で過去最高となり、とうとう1万人を突破してしまった。
専門家で構成する分科会の会長は「社会全体で危機感を共有していない」と断じていたがこれでは当分の間感染拡大は収まらないのではないか。
医療界は感染者急増による医療体制ひっ迫を危惧しており政府に対し全国一律の緊急事態宣言発出を進言しているがこれは受け入れられそうもない。
それにしても相変わらず首相に危機感が感じられないのは残念としか言いようがない。
先日も「感染状況を変えてパラリンピックは有観客でやりたい」との発言を聞いた時にはあまりの楽観ぶりにあきれ返ったものだ。
事あるごとにワクチン接種の効用を口にするのだがこれすら現役世代に行き渡るのは早くても10月だからとても間に合わないのである。
経済対策も重要だがこれで感染拡大が収まるわけではない。
政府はあらためて過去を反省するとともに専門家たちの意見に耳を傾けることが重要だろう。



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東京都のコロナ新規感染者数3177人に思う

2021-07-29 10:25:04 | 政治
東京都は昨日新型コロナウィルスの新規感染者数が3177人に上ったと発表した。
全国で言えば9500人超とかってない水準になっておりこれもまさに「緊急事態」なのだがこのワードは今まであまりに使いすぎたため感覚がマヒしてしまった。
それはそうとして昨日官邸を後にする首相はコメントを求める記者団の問いかけに対し無言で足早に退出していた。
こんな時にこそ「事態を憂慮している」とかなんとか短い言葉でも対応すべきだと思うのだがそれはなかった。
今朝になって急きょ「今日感染状況について説明する」と発言していたがこれではいかにも危機管理体制が脆弱だといわれても仕方がないだろう。
要は感度というか意識の問題である。
さて今度はどんな具体的な対策を提示するのだろうか。
首都圏3県の緊急事態宣言発出もそれだけではほとんど効果がないと思う。
東京都幹部は「万策尽きた」と述べたとされるが本当にそうだろうか。
ワクチン接種だけが頼みの綱ということであればもう第5波防衛には間に合わない。
東京オリパラの中止を含め何か対策を打ち出さねばならないのだ。

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首相の「五輪の中止はない」発言に思う

2021-07-28 10:42:32 | 政治
首相が昨日首相官邸でのぶら下がり取材において記者からの質問に答え「東京五輪の中止はない」と言明していた。
東京での新規感染者数が過去最多の2848人になったことを受けての回答なのだがその理由というか、根拠については「人流が抑えられているから」だったように記憶している。
確か昨日だったかは、高齢者に対するワクチン接種が進んでおり重症者数が減っているということだったがいずれも危うい判断ではなかろうか。
人流については調査対象地域によって差があり逆に増加している地域もあったように記憶している。
またワクチン接種実績については確かに高齢者に限定していえばそうだが今戦場は50代以下の若年層に移っているので前述のような判断はあまり意味がない。
それに首相は今までもそうであったように五輪中止するか否かの具体的な判断基準を示していない。
何が何でも、たとえ何が起ころうとも決して五輪を中止することはないということだ。
かくして金メダル獲得数とコロナ感染者数の奇妙な競争は続いていく。
スポーツの感動をとるか、国民の生命と健康をとるか、ということだがこんな選択を為政者一人に委ねていいものだろうか。

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金メダル獲得とコロナ新規感染者数の奇妙な競争に思う(その2)

2021-07-27 12:12:53 | 社会問題
一昨日東京五輪の開催をめぐり2つの指標が競争することになると記したところだが幸か不幸か、その鬩ぎあいが激しくなりそうだ。
金メダルの方は13歳の無名の選手がスケボー競技で獲ったり、卓球混合で日本ペアが宿敵中国を逆転したり、で着実に実績を積み重ねている。
これはこれで望外の喜びなのだがその一方でコロナ新規感染者数の方も再び急増の兆しを見せている。
一部の地域では救急医療体制の綻びが見られ医療関係者の中では緊張感が走っている。
いうまでもなくコロナ感染は見えざる敵との戦いであり顕在化には時間をかかる。
コロナ対応の病床数を増やしてはいるがコロナウィルスの感染力に追いつけるかどうか、疑問が残るものだ。
オリンピック開催は首相の「賭け」だといわれているが勝ったか負けたかはまだ分からない。
分かった時にはもう遅かったということもあるしね。
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