日産自動車が公取委から下請け企業に対する支払代金を不当に減額していたかどで勧告処分を受けた。
一体日産自動車は何をやっていたんだ、といいたい。
ふと頭を過ったのはひと昔も前のカルロス・ゴーン社長(当時)の荒療治である。
経営上のピンチに陥った日産自動車に対し仏ルノーが送り込んだゴーン氏は「コストカッター」の評判通り徹底した下請け価格の見直しと削減を断行した。
その結果日産自動車は立ち直り本日の隆盛を取り戻したのだが当時の下請いじめはまだ残っていたんだねぇ。
分からないのは昨今の賃上げムードの高まりで下請け企業に対する価格転嫁が全産業的に重要視されるようになったが日産自動車グループの中では一顧だにされなかったことだ。
自動車産業はこの春闘でも満額回答が多かった。
ホンダもマツダもそうだった。
しかし日産の名前はまだ確認してなかったが実態はどうなんだろう。
この辺りはもう少し詳細に調べてみないと何とも言えないがいずれにせよこの下請法違反はゴーン氏の「負の遺産」を今だに引きずっている証左だ。
ゴーン氏はその後不正出国したままだから何も崇拝したり遠慮することはないのにねぇ。
日産自動車は何を何時までやっているのか!
あまりの企業倫理の欠如にただただ呆れ返ってしまうのだ。