首相が長男である首相秘書官を更迭したニュースが世間を賑わせている。
というのも数日前に記者団から問われて「厳重に注意した」として更迭案は完全に否定していたからだ。
この数日間に一体何があったのだろう。
今回の出来事は首相父子にとって結構大きなダメージになってしまった。
子息である秘書官だが余りの常識の欠如に世間はあきれ返っている。
先だっての海外出張時の公用車の私的利用どころではない。
天下の首相公邸であの狼藉は資質を疑われても仕方がない。
早々に政治家生命を絶たれたと言ってもいいだろう。
自民党の議員、党員だって大半があの光景は脳裏にしまい込んだはずだ。
報酬返上などなんの「つっかい棒」にもならないハズだ。
父親は父親であらためて空気が読めない弱点を白昼の元にさらしてしまった。
「任命責任」を口にしても軽さだけが宙を舞う。
ほぼ見えていた総裁再選も白紙から練り直しになりそうだ。
まさに「好事魔多し」の諺は生きているのだ。
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