あの奄美あたりに長くウロウロしていたのがそもそもの始まりだ。
全く「いつまで居座るんだ」という感じだったねぇ。
その後今度は遠隔地に豪雨をもたらし「遠隔豪雨」などと言う新語を生み出した。
いい得て妙な表現だが感心している場合ではない。(笑)
そんな「台風10号」について一部の気象専門家の発言が気になっている。
台風の長期停滞性、影響圏広域化が今後の「ニュー・ノーマル」になるのでは、ということだ。
であれば日本の大動脈である東海道新幹線の台風対策強化をもっと進めなくてはいけない。
あんな降水量で計画運休するようでは話にならないぜ。
線路を支える堤防を弱い所からとにかく遮二無二固めていくべきだ。
もう1つは都道府県が管理している中小河川の防災対策だ。
1級河川などは国交省がそれなりに手を打っているが台風10号で顕在化したのが大垣市の杭瀬川であったり二宮町の葛川であったり、2級河川クラスの脆弱さだ。
まさに中小河川の脆弱さが市民生活を脅かしているのである。
しかし都道府県の中小河川防災対策は財政や人的パワーの点で疎かになっているのではないか。
ここは国交省がリーダーシップを取って手をつける優先度を決めたらいい。
そして危険度の高い河川から順にかつ速やかに手をつけようよ。
「全ての台風被害は人災である」と考えてもいいくらいだ。