マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

台風10号から学ぶこと、やるべきこと

2024-09-02 08:14:45 | 自然災害
それにしてもあの台風10号は特異な存在だった(と、過去形にしていいのか迷うところだが)。
あの奄美あたりに長くウロウロしていたのがそもそもの始まりだ。
全く「いつまで居座るんだ」という感じだったねぇ。
その後今度は遠隔地に豪雨をもたらし「遠隔豪雨」などと言う新語を生み出した。
いい得て妙な表現だが感心している場合ではない。(笑)
そんな「台風10号」について一部の気象専門家の発言が気になっている。
台風の長期停滞性、影響圏広域化が今後の「ニュー・ノーマル」になるのでは、ということだ。
であれば日本の大動脈である東海道新幹線の台風対策強化をもっと進めなくてはいけない。
あんな降水量で計画運休するようでは話にならないぜ。
線路を支える堤防を弱い所からとにかく遮二無二固めていくべきだ。
もう1つは都道府県が管理している中小河川の防災対策だ。
1級河川などは国交省がそれなりに手を打っているが台風10号で顕在化したのが大垣市の杭瀬川であったり二宮町の葛川であったり、2級河川クラスの脆弱さだ。
まさに中小河川の脆弱さが市民生活を脅かしているのである。
しかし都道府県の中小河川防災対策は財政や人的パワーの点で疎かになっているのではないか。
ここは国交省がリーダーシップを取って手をつける優先度を決めたらいい。
そして危険度の高い河川から順にかつ速やかに手をつけようよ。
「全ての台風被害は人災である」と考えてもいいくらいだ。
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能登地域の復旧を考える

2024-06-07 07:36:55 | 自然災害

先日能登半島を地震第2波が襲った。

第1波は忘れもしない、あの元日だったからもう5か月以上も経ったのだねぇ・・・。

それにしてもその間どれだけの震災復興がなされたのかねぇ?

相変わらず輪島の朝市会場だった場所は焼け野原だし、未だに水道が復旧していない地域が広範囲に残されているという。

こんな時に政治家はよく「できることは何でもやる」と公言するがそれでもこの程度なんだから自然災害の復旧は難しいんだねぇ。

本当に予算をかけるというのならかなりのことが出来るはずだが・・・。

今でも3800人以上が避難生活を余儀なくされていると聞くが「いつ頃、どんな生活に戻れるのか」について(大雑把でもいいが)何か線表が個々に示されているのだろうか?

行政は「できることは全てやっている」と本当に胸を張って言えるのか、あらためて自身に問うてみて欲しい。

先行きがイメージできれば住民もまだ頑張れるのだ。

 

 

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「病院が避難所のようだった」に思う

2024-01-10 10:25:37 | 自然災害

「病院が避難所のようだった」とは愛知県から能登地震の被災地にある病院に駆け付けた応援医師の言葉だ。

この言葉は今回の能登地震の特性を物語っているのではないか。

地震直後は意外と「被害が少なくてよかったねぇ」と思ったものだが被害の全貌が明らかになるにつれ生活インフラを破壊され多くの生活困難者が発生していることが判明している。

生命に危険こそ脱したものの劣悪な生活環境に取り残されている被災者が数多く存在するのである。

首相は「(全面復旧に向けて)経費を惜しむものではない」と言明しているがカネをかければすぐにでも生活環境を取り戻せるかと言えば答えはノーだ。

それにしても地震被害というものは一つひとつ中身が異なるものだ。

この能登地震だって東日本大地震とも阪神淡路大地震とも熊本地震とも被害のあり様が違う。

そんな下で今「二次避難」が俎上に上っている。

一次避難所の生活環境が劣悪なうえ避難の長期化が避けられないため更なる避難所探しが急務になっているのだ。

これも今回の地震被害の特性の1つだろう。

今こそ石川県知事の出番だが馳知事は今どこで何をやっているのだろうか、・・・いささか気になるねぇ。

 

 

 

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東海道新幹線3日目のトラブルは人災だ

2023-08-18 09:33:09 | 自然災害

東海道新幹線のトラブルが3日目までずれ込んだ。

1日目の計画運休、2日目の多数の運休と夜通し運行再開(異例)を経て3日目は流石に正常化を期待した乗客は多かったに違いない。

ところが、ところが、混乱は3日目も続き駅やプラットホームは乗客で溢れかえった。

JR側の説明は

①前例のない未明までの列車運行

②新大阪駅での直通運行見合わせ

③旧盆の過密ダイヤ

などを挙げていたがいずれも理由になっていない。

いくら「三島ー静岡」間の集中豪雨が引き金になったと言っても3日目以降のトラブルは(天災ではなく)人災であろう。

なぜこんなことになってしまったか?

JRは現象をきちんと検証し二度と世間の信頼を損なうことがあってはならない。

何せ東海道新幹線は経済大国日本の最高の大動脈だからねぇ。

 

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マウイ島山火事事故に思う

2023-08-13 15:15:23 | 自然災害

ハワイ・マウイ島で発生した大規模山火事には驚いた。

当初一報を耳にした筆者はハワイ島のキラウェア火山が爆発したのか、と錯覚していた。

同火山はいまでも活発な火山活動を続け火口には遠く近づけなかったからだ。

ところが今回の事故は隣のマウイ島、山火事がハリケーンで煽られ古都ラハイナの街を飲み込んだという。

これもやっぱり激甚化する自然災害と言っていいんだろうなぁ・・・。

山火事現場は意外と人家に近かった、避難通報システムがうまく機能しなかった、など被害拡大の理由付けはいろいろ考えられるが

先進国の米国でこん自然災害が起きようとはねぇ、驚くほかない。

だって今分かっているだけでも70、80人の死者が判明しているしまだまだこれが積みあがる可能性もあるというではないか。

百人以上の住人が逃げるために海に飛び込んだ、というがこんな光景はまるで関東大震災や先の大戦の東京大空襲を連想してしまうねぇ。

結局災害は忘れたころにやってくる、いつどんな災害が目前に潜んでいるかもしれないということだろう。

常に心しておかなくてはねぇ。

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