横浜市の再開発プロジェクトみなとみらい21が着工後40年を迎えたということだ。
開発総面積のほとんどが企業、商業施設、住宅、ホテル、コンベンションセンターなどで埋まり先ずは成功事例として評価していいだろう。
このエリアは元々三菱重工の横浜造船所があったところだが今はそんな事実を知っていたり思い出す人々がどれくらいいるのだろうか。
今やその面影を残すのはあのドッグヤードだけだからねぇ・・・。
筆者がよく比較して考えるのは東京都臨海部の再開発プロジェクトだ。
こちらはたしか元々が埋め立て地であって青島都知事(当時)が博覧会中止を決定したその跡地だった。
今は東京ビッグサイトやいくつかのミュージアム(企業のショールームを含む)、公園やスポーツ施設として、さらには東京オリンピックの会場としても利用された。
しかし地域再開発の完成度、巧拙という点では「みなとみらい21」に劣るような気がしている。
東京臨海部の場合は開発方針が場当たり的で中長期的なプランが曖昧になったきらいがあるように思う。
さらに今も一部は(再開発計画には不釣り合いな)コンテナヤードではないかと思わせる節もあるのだ。
一般には東京の方が財力や知恵もあり地域再開発もうまく進められるように思われるがこの2者だけをとってみれば筆者は横浜の「みなとみらい21」に軍配を上げたいと思う。
さて読者の皆さんはどのように評価されるだろうか?