マッシーの日本寸評

「日本」を少しでもいい国にしたい、との思いから政治、経済、時事問題を感じたまま(忖度なく)コメントします。

プーチン大統領の習主席訪ソ熱望に思う

2023-02-23 16:30:26 | 国際政治

昨日だったか中国の王政治局員(外交トップ)がモスクワでプーチン大統領と会談していたが、大統領から習主席の訪ソの期待が寄せられたという。

やっぱりプーチン大統領は困っているんだねぇ。

通常なら王氏のカウンターパートは外相クラスなのでもう少し格下の役職者が対応するはずなのだがなんと大統領が直接応じていた。(笑)

とにかく軍備でも経済支援でも国際世論でも今中国のバックアップが欲しいのだねぇ。

それも1日も早く、だ。

それにしても習主席はいいカードを握った。

何も慌てる必要はないのだ。

さんざん焦らせて目一杯恩を着せる構えなのだろう。

ただ西側諸国を含め周辺各国との間合いは中国としても十分読まなければいけない。

「一帯一路構想」もここにきて急ブレーキがかかっている。

自国経済だって中国にとっては考えられないほどの低成長率(2.1%)に見舞われている。

ロシアほどではないにしろ中国もそう安閑としてはおれないねぇ。

 

 

 

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プーチン大統領の年次教書演説に思う

2023-02-22 10:57:01 | 国際政治

昨日ロシアのプーチン大統領がほぼ1年ぶりの年次教書演説を行っていた。

しかしその主張たるや相変わらず「ウクライナ紛争の責任は西側諸国とウクライナ政権側にありロシアは一歩一歩課題を解決していく」と繰り返すのみでまるで新鮮味はない。

一方で米国との核軍縮条約、新STARTにはついては参加を一時停止するとした。

これではまだまだ戦火は拡大するに違いない。

そうそう、あの演説光景を見ていて感じたことがあった。

壇上に居るのは演説を行うプーチン大統領ただ一人で、側近や閣僚は全て客席側で神妙に聞く側に回っている。

中国などでは常に習主席のバックに何十人、大会堂の場合は何百人もの政治局員が控える。

米国だって議会では背後に副大統領や下院議長が見守っている。

ロシアの場合は大統領ただ1人が壇上で演説を行いそれ以外は全員聴講者席で演説を聞いている。

これはいかにも奇異な光景だ。

まるで国防相、外相、情報機関トップなどは何も相談に与っていないように見える。

これが完全な独裁者の姿なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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米バイデン大統領のウクライナ電撃訪問に思う

2023-02-21 10:54:54 | 国際政治

米国バイデン大統領がウクライナの首都キーウを電撃訪問した。

ポーランドから陸路で10時間かけてキーウに入ったということだがなかなかの行動力だ。

ロシアのウクライナ侵攻開始1年という節目にプーチンに先制パンチを浴びせた格好だ。

さてバイデン大統領はウクライナのゼレンスキ―大統領にどんな支援策を協議、あるいは約束したのだろう。

以前にもこのブログで書いたが今やウクライナでの戦闘は地上戦から空中戦に代わっているように思う。

ゆえに戦車の提供より戦闘機や地対空ミサイルの拡充がより重要になっているのではないか。

いずれにせよ1日も早い戦争の終結を望むものだ。

そうそう、この戦争に仲裁に意欲を見せていたトルコが度重なる大地震に襲われている。

死者数が4万人を超えるとあってはもう周辺国紛争の仲裁どころではない。

自国の復興に手一杯だ。

下手をすれば政権の崩壊につながりかねない・・・。

 

 

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偵察気球を巡る中国の見苦しい対応に思う(その2)

2023-02-06 09:29:15 | 国際政治

中国の放った偵察気球は結局米軍の戦闘機が撃墜し大西洋に散った。

例によって中国側は抗議と報復を示唆しているとのことだがやっぱり「非」は中国側にあるのではないか。

それにしても今回の事件についてはあらためて「中国、恐るべし」という気がしている。

気球は高度20KM  を飛行していたということだが気圧や温度が相当違う環境で機能する気球を創る技術なんてなかなかのものだ。

それにセンシング技術も大したものだ。

20KM 上空から地表を撮影しているとしたら凄い解像度だからねぇ。

遠隔制御だって・・・、偏西風の中で抵抗の大きい気球をコントロールできるなんて・・・、とても想像できない。

軍事偵察目的もさることながら、まさに「中国、恐るべし」である。

同様の気球が数年前に日本に飛来していたことが明らかになっている。

こちらはあっさり見逃している。

やれやれ・・・、安全保障レベルの差を痛感させられるねぇ。

 

 

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偵察気球を巡る中国の見苦しい対応に思う

2023-02-05 12:49:26 | 国際政治

米国上空を浮遊する大型気球について中国側は暫時「調査中」と回答していたが昨日になってようやく中国のものと認めたようだ。

しかしこの期に及んでまだ「民間の気象研究飛行船が西風の影響を受け不可抗力で米国内に迷い込んだもの」と説明している。

遠隔操作が可能になっているというのに「偶々米国の軍事基地の上空に迷い込んだ」と強弁するのかねぇ?

いつものことながら中国側の言い分は本当に見苦しい。

無断で領空に侵入したのだから「拉致」されても文句は言えないだろう。

米国側は下界の住民に被害が及ばないようにこの気球に対する射撃は考えていないようだがこの際「拿捕」して気球の実体とスペックを公表したらいいと思う。

今回の事件発覚で米国国務長官の訪中はひとまず延期になった。

中国側が被った犠牲も決して小さくない。

 

 

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