マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

日中国交正常化50年に思う

2022-09-30 13:56:36 | 国際政治

日中間の国交が正常化して50年ということらしい。

早いものだねぇ。

当時は日本側は田中角栄首相、先方は周恩来ということだからまさに隔世の感がある。

この間の立場の相違と言えば何といっても経済力格差が大きい。

40年ほど前の1980年、日本VS中国のGDP比は4 : 1だった。

それが2009年にほぼ追いつかれ今年は逆に日本VS中国のGDP比は1 : 4 と大きく逆転している有様だ。

経済力というのは下位者の拡大スピードが上位者のそれを上回るのが世の常、自然の理だが人口の差もあって今ではヒドい格差になってしまった。

昨今では企業、個人を問わず対日投資も急増しており日本経済が徐々に浸食されているともいえる。

尖閣諸島をめぐるツバ競り合いも記憶に新しい。

政治面だけでなく経済面でも今一度対中政策を再考すべき時期だ。

 

 

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ロシアのウクライナの一部併合強行に思う

2022-09-29 22:07:42 | 国際政治

ロシアがウクライナ4州の併合を強行するとのことだがどこから見ても勝算はありはしない。

一応住民投票や各州との合意文書というか、「条約」を取り交わすようだが誰も正統性など認めてはいない。

米欧からの経済制裁は一層強くなるし、それにまだウクライナと交戦中だろう?

それにロシア国内の反戦ムード,厭戦ムードも大変なものと聞く。

デモもそうだし国外脱出も尋常ではない。

そんな時にウクライナ領の一部を編入なんて信じられないね。

いやいや、そんな時だからかりそめの戦勝アピールか。

プーチン大統領は1週間ほど前にインドも首相と会談の折、「もう戦争の時代ではない」と率直で痛い注文を受けた。

その折には「一刻も早く終息させることに全力を尽くしたい」と返答したようだがその答えがこの4州併合ではないだろう。

まだまだ戦後処理には至っていない。

端緒にも着いていない。

戦闘と混乱はしばらく続きそうである。

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国論二分下の国葬挙行に思う

2022-09-28 09:31:27 | 政治

国論が二分される中でとうとう安倍元首相の国葬が挙行された。

「とうとう」といったのは首相が再三いっていた「(安倍元首相の国葬について)説明不十分という批判があることは真摯に受け止める。引き続き最後まで丁寧な説明を続けたい。」が実行されないまその日を迎えてしまったからだ。

一体首相は自らの言葉や約束をどう考えているのだろうか。

案の定先日の国葬挙行には会場周辺や都内で国葬反対のデモが行われ一部では小競り合いもあったと聞く。

本当に残念なことだがこんなことは当然予想されたことだった。

国葬プログラムの中でも気になることがあった。

黙とうの時間帯に自衛隊音楽隊が静かな音楽を奏でていたことだ。

「黙とう」なのにBGMあり?

後でわかったことだが会場周辺で国葬反対派が黙とう時間に合わせて騒音による妨害活動を企図していた。

国葬主催者としては遠くからのノイズを気にしてやむを得ずBGMで対抗したのではないか。

ところでこの国際挙行には海外メディアも「日本の分裂」を併せて報道していた。

あまり名誉なことではないが事実は隠しようもない。

果たしてこの国葬挙行は総合的に見て政権にプラスだったのか?マイナスだったのか?

「後悔先に立たず」の諺が重くのしかかる。

 

 

 

 

 

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エアコン・メーカーの生産SCM再構築に思う

2022-09-26 10:24:40 | 経済

先日新聞を見ていて某エアコン・メーカーの生産SCM再構築の記事が目に付いた。

現在の生産SCMには中国企業が相当含まれているようだが安定供給には不安を残すようになった。

ゆえに中国企業に頼らない生産SCMを再構築することに決めたということだ。

「コストの点でどうか」という危惧はあるがそれよりも中国企業や中国政府の動きを警戒し先手を打ったということかもしれない。

中国企業の代わりになるのは中国以外の海外企業になるのか、それとも国内企業になるのか、自製化になるのか、は今後の検討テーマだろう。

いずれにせよ、早め早めの対応は企業存続の必須条件だ。

そうそう、中国以外に見直しを迫られているのが対ロシア政策だ。

こちらはすでに事態が急転、生産SCMどころか現地生産企業が休業状態である。

自動車メーカーは当面輸出体制で急場をしのぐが先行き全く予断を許さない。

一昔前は中東やイスラム諸国がカントリーリスクの常連国だった。

昨今では世界が「分断の時代」に入ってカントリーリスクの対象も大きく広がった。

東南アジアもアフリカ圏も今後どうなるか見通せない時代に入ったようである。

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あらためて安倍元首相の国葬挙行を考える

2022-09-25 12:14:55 | 政治

いよいよ安倍元首相の国葬挙行が目前に迫ってきた。

しかし国葬反対論は衰えるどころかくすぶり続けている。

火付け役の岸田首相は訪米先での記者会見で「安倍元首相の国葬について説明不十分との批判があることは真摯に受け止める。引き続き最後まで丁寧な説明を続けたい。」と述べたとされる。

あと2日しかないのにいつ、どんな内容の説明を行うのだろうか。

まさか説明を行う気もないのに返す言葉もないため苦し紛れに言ったということではないだろうね。

若しそうであれば「その姿勢」を問われているのである。

これ以上国民の理解を深める方法や手段がないということであればやはり国葬は撤回し内閣・自民党葬に切り替えた方がいい。

代えたところで式次第に大きな変更はないだろう。

変わることは自民党保守層の反発だろうが自民党を割るくらいの強い意志があれば道は開けるハズだ。

小泉純一郎元首相のような先人もいる。

自らの非を認めるような、そうでないような訳の分からない政治を続けている以上政権の安定は望めないと思う。

ここは「乾坤一擲」、大勝負をしたらどうだろう。

負けたら負けてでそれはしょうがない、自業自得というものだ。

 

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