マッシーの日本寸評

「日本を少しでもいい国に、住みやすい社会に」との思いから政治、経済、時事問題を感性の赴くまま自由に批評します。

日大・林理事長に同情する(その2)

2023-08-09 20:05:54 | 教育

昨日の日大・林理事長の記者会見は恐れていた通り理事長にとって残念な結果になってしまった。

「理事長はいつ大麻らしきものの存在を知ったか」が1つの焦点だったがウヤムヤにしてしまった。

この辺りは記者会見以前から懸念されたのだがさらに学長、副学長から情報が上がらないことに対しても「適切だった」と(記者から)言わされてしまった。

後はもう記者たちから押されっぱなし、最後は「スポーツに対しては遠慮があった」と反省の弁を述べた。

これでもう勝負ありだった。

たった1つの救いは本人がまだ改革に取り組む姿勢を失っていないことだ。

その意気やよし。

今回の記者会見で自らの至らない点はほぼ理解できたはずだ。

スポーツに対してもに柵がない分遠慮なくグイグイいけるということもあるのだ。

もう1つ助言するとしたら信頼できる直属の部下なりブレーンを探して任命することだ。

改革は一人ではできない。

日産のカルロス・ゴーンも何人か連れてきたことを思い起こそう。

 

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日大・林理事長に同情する

2023-08-07 10:41:14 | 教育

日本一のマンモス大学と言われる日大でまたしても不祥事が発生した。

アメフト部の学生寮私室で禁止薬物が発見されたのだ。

日大アメフト部と言えば例の違法タックル問題が記憶に残っている。

その後大学改革の旗降り役として同大学OGで著名作家であった林真理子氏が招聘された。

筆者は「なかなか難しい役職だが」との印象を持ったが彼女はおそらく意気に感じたのであろう、就任を快諾し今日に至っている。

そして今回のような状況を招いてしまった。

事ここに至ってはどうあっても彼女の立場は旗色が悪い。

「事の経緯を知らなかった」と言えば大学のガバナンスはまるで機能せず自分は蚊帳の外に置かれていることを認めざるを得ないことになる。

「報告をうけていた」と言えば不祥事隠ぺいに協力したことになる。

どっちにしても彼女の立場はおかしくなる。

本当に同情するねぇ。

明日の記者会見で彼女はどんな説明をするのだろう。

彼女の作家人生に傷がつくようなことにならなければいいのだが。

 

 

 

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「大学淘汰時代」に思う

2023-07-15 10:51:07 | 教育

一昨日のこのブログのテーマは「中小企業の淘汰」だったが今日は「大学の淘汰」である。

少子化時代が叫ばれるようになって久しいがいよいよ入学定員を満たせない大学が増えてきた。

大学教育を全否定するものではないが高等教育には一定の入学者の学力レベルの維持も重要だ。

さらに昨今は奨学金の名のもとに入学者が多額のローンを背負うことも問題視されている。

文科省はこの辺りにもっとメスを入れ大学の改革に本腰を入れるべきだ。

大学教育を授けるに相応しい大学と大学教育を受けるに相応しい大学生に限り貴重な文教予算を傾斜配分したらいい。

無論これらの改革には血を見ることもあり慎重に進めなければならないがいずれにしても避けて通れない。

今まで放置してきたツケが回ってきたのである。

教育全般をもう少し高所から見れば社会人に対するいわゆるリカレント、リスキリングなど新たなニーズもあろう。

海外からの留学生に対しては語学を始め日本社会での受け入れ教育というニーズもある。

「不法就労」の温床になってはいけないがこの辺りは行政ももっと注意を払い国益に沿った活動が必須となる。

文科省も厚労省ももっとしっかりしろと言いたい。

 

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