自分を受け入れてもらうために話をする!!
社会保険や労働保険さらに労働基準法について、30時間の講義を行って参りました。今まで同じ組織の中での講義や消費者に対する啓発的なゼミナール等の経験はしてきましたが、それぞれ今まで別々の経験を持つ者の集まりという方が対象者でしたので、始めは本当にとまどいました。試行錯誤の連続でした。これを経験に、さらに講師としての技量に磨きをかけていきたいと考えています。
ところで、講師をやる前に、買っていた本ですが、講師をやっているうちは、講義の内容をどのように教えるのかに集中してしまいまして、今やっと読んでいるところですが、早く読んでおくのだったと反省しております。
「坪田まりこの士業のためのセミナー講師養成講座」です。まだ読みかけですが、最初から、考えもしなかった質問が投げかけられます。もちろん、題名のように、士業(社会保険労務士)をされている方でよりよき講師になろうとしている方へ向かっての質問です。これに対して、2・3回答が書いてありますが、その中で私の答えのように「自分の考えを相手に伝えるため」というのもよくあるとのことである。
答えは、「自分を受け入れてもらうために話をする」である。ああなるほど、そうか、確かに的を得た答えであるが、なかなか思いつかない答えであった。そこに話の起点をおいて、坪田まりこ氏は話を始めるのである。士業の方は、確かに何かを伝えたくて話をすることが多いのであるが、同氏の言うように、まず受け入れなければ、話を聞いてはもらえないのである。一本取られたような気がした。
次に、プレゼンテーション能力を高めるポイントとしては、「誰が」(人間的魅力)、「どのように」(話し方・伝え方)、「何を」(話の内容・構成)の3点があるが、この中でどれが重要かと問われます。これまた、一般的な答えとしては、1「どのように」2「何を」3「誰が」であるとのことである。国立大や理工系の学生、医者、実務家の士業では、1「何を」2「どのように」3「誰が」の順になるとのことである。これもなにか分かるような気はするのだが、正解は1「誰が」2「どのように」3「何を」の順番であるという。
以下次のように述べていられる。士業の場合は実務家であるから、「何を」こそが一番のポイントになるとお考えの方も多いはず、しかし、聞き手を前にして話をする場合は、話の内容よりも見えるもの・感じるものがあり、それが「表情・姿、話し方・声の感じ」などであり、聞き手はこれらのものから、講師の人間性を感じてしまうものであるという。だから、多くの人が軽視している「誰が」(人間的魅力)が、実はプレゼンテーション能力のもっとも重要なことであるとしている。
そこで、表情から笑顔の作り方、口元、お辞儀、身だしなみ等について述べているところであるが、答えを聞いてみると当たり前のことであるが、本当に気づかないことを指摘していただいた気がする。ここからスタートしない限り、いくら内容が良くても伝わらないと考えます。はっとさせられた思いです。
これは、士業に限らず、何かを伝えようとするプレゼンテーション全体に対する心構えなのではないかと思った次第ですが、いかがですか。
#####<いつも読んでいただきありがとうございます。>####
社会保険や労働保険さらに労働基準法について、30時間の講義を行って参りました。今まで同じ組織の中での講義や消費者に対する啓発的なゼミナール等の経験はしてきましたが、それぞれ今まで別々の経験を持つ者の集まりという方が対象者でしたので、始めは本当にとまどいました。試行錯誤の連続でした。これを経験に、さらに講師としての技量に磨きをかけていきたいと考えています。
ところで、講師をやる前に、買っていた本ですが、講師をやっているうちは、講義の内容をどのように教えるのかに集中してしまいまして、今やっと読んでいるところですが、早く読んでおくのだったと反省しております。
「坪田まりこの士業のためのセミナー講師養成講座」です。まだ読みかけですが、最初から、考えもしなかった質問が投げかけられます。もちろん、題名のように、士業(社会保険労務士)をされている方でよりよき講師になろうとしている方へ向かっての質問です。これに対して、2・3回答が書いてありますが、その中で私の答えのように「自分の考えを相手に伝えるため」というのもよくあるとのことである。
答えは、「自分を受け入れてもらうために話をする」である。ああなるほど、そうか、確かに的を得た答えであるが、なかなか思いつかない答えであった。そこに話の起点をおいて、坪田まりこ氏は話を始めるのである。士業の方は、確かに何かを伝えたくて話をすることが多いのであるが、同氏の言うように、まず受け入れなければ、話を聞いてはもらえないのである。一本取られたような気がした。
次に、プレゼンテーション能力を高めるポイントとしては、「誰が」(人間的魅力)、「どのように」(話し方・伝え方)、「何を」(話の内容・構成)の3点があるが、この中でどれが重要かと問われます。これまた、一般的な答えとしては、1「どのように」2「何を」3「誰が」であるとのことである。国立大や理工系の学生、医者、実務家の士業では、1「何を」2「どのように」3「誰が」の順になるとのことである。これもなにか分かるような気はするのだが、正解は1「誰が」2「どのように」3「何を」の順番であるという。
以下次のように述べていられる。士業の場合は実務家であるから、「何を」こそが一番のポイントになるとお考えの方も多いはず、しかし、聞き手を前にして話をする場合は、話の内容よりも見えるもの・感じるものがあり、それが「表情・姿、話し方・声の感じ」などであり、聞き手はこれらのものから、講師の人間性を感じてしまうものであるという。だから、多くの人が軽視している「誰が」(人間的魅力)が、実はプレゼンテーション能力のもっとも重要なことであるとしている。
そこで、表情から笑顔の作り方、口元、お辞儀、身だしなみ等について述べているところであるが、答えを聞いてみると当たり前のことであるが、本当に気づかないことを指摘していただいた気がする。ここからスタートしない限り、いくら内容が良くても伝わらないと考えます。はっとさせられた思いです。
これは、士業に限らず、何かを伝えようとするプレゼンテーション全体に対する心構えなのではないかと思った次第ですが、いかがですか。
#####<いつも読んでいただきありがとうございます。>####