元・還暦社労士の「ぼちぼち日記」

還暦をずっと前に迎えた(元)社労士の新たな挑戦!ボチボチとせこせこせず確実に、人生の価値を見出そうとするものです。

気に入らない上司にはどんどん相づちを打とうよ!!<ウマが合う⇒補論2>

2016-01-01 15:23:25 | 社会保険労務士
 学ぶは真似るから始まる<学ぶと真似るは同じ語源>

 職場研修のときに、聞いたことがある方もいると思うが、「まねぶ(学ぶ)」と「まねる(真似る)」は同じ語源だという。私は研修で聞いたとき、「学ぶというのは真似るから始まる」という重要性を話すための、研修講師のこじつけであるのではないかと初めは疑問に思っていた。しかし、最近、パソコンで語源由来辞典を見たとき、学ぶの語源は、「真似ぶ(まねぶ)」というのは本当らしい。「真に似せる」ということから、まねやまねぶが生まれ、そこから、まなぶという言葉も生まれたといわれている。 ※1

 子供でも、言葉を覚えるときや箸の使い方でも、見よう見まねで覚えていくのであって、見よう見まねは学びの基礎である。その意味からいうと、猿まねというが、そこから学びは始まるのである。これらの真似る=学ぶ行動は、親子等の信頼関係のある人同士の間に生じると考えられる。これは、ウマが合う者同士も言えることであって、お互い尊重しあい、自分にないところは学び=真似るのであって、ますますウマが合う関係になるのである。

 ウマが合うというのは、いうならばこの「同調」しあうような者同士の仲をいうことである。一方、上司と仲が悪いというときには、いろんな面での考え方の違いが生じるときに多いようである。そうであるならば、逆に、上司の気に入っている部下の言動が、上司の言動に似ている場合は、ウマがあうことになる。これは、人間関係を円滑にするものとしての「類似性の法則」※2である。

 初めて会う人同士が、相手の動作等をまねしながら話すと、相手は好意的な評価をすることが心理実験で知られている。そこで、上司との間で言うと、服装や癖であからさまにまねをするというのは、あまりにもお前おれをおちょくっているのかとなるが、ゴルフ等趣味で合せられる人は、その関係はうまくいくかも知れない。

 そこまでしなくても、「うなずき」「相づち」をすることである。相手が意見を言っているときに、相づちをうつのである。会社の面接試験のときを思い出してほしい。数人の面接官がいて、その中の一人がうなずいているときには、あなたはその人を見ながら話をし、さらによく話ができたと感じるはずである。一方、面接官がいずれもうなずきもせずに、にこりともしなかったらどうでしょうか。とても、しゃべれない雰囲気をかもしだすことになる。面接官のうなずきは、自分の意見が評価されていると感じ、熱心に聞いてもらうと感じ、より多くの発言に結びつくからと考えられる。※3

 気に合わない上司には、まず、相づちを打つことから始めましょう。しかし、どこからか聞こえてきるようです。相づちを打てる相手なら、すでにそういうことはしてるよ。できないから、苦労している、気が合わないんだと。※4

※1 自分の無知を恥じ入ります。最近まで、こじつけ論であると思っていました。
※2 似た者同士が寄り合うという法則
※3 アメリカのマタラッツォの警察官・消防官の採用の際のうなずきの有無による心理実験がある。
※4 相づちをうつのは、自分自身無理にしなければできないことは感じていますので・・・

 参考;ウマが合う人合わない人 樺旦純著 PHP文庫

ウマが合う、合わないとは<その1>
ウマが合う、合わないとは<その2>
ウマが合う、合わないとは<補論>
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 期間更新され続けた有期労働... | トップ | 有期の黙示の労働契約更新は... »

コメントを投稿

社会保険労務士」カテゴリの最新記事