松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

市民との協働によるまちづくり提案事業選考会に

2010-06-05 11:11:29 | 復活奮闘日記
八女市で行われる「平成22年度市民との協働によるまちづくり提案事業・選考会」に行ってきました。

目的は昨年、八女・本町筋を愛する会が主催した和蝋燭のみによる創作舞踊公演「八女のちょぼくれ」の再演です。

闇を作りだした明永寺に、八女提灯で客を案内し和蝋燭の灯りのみで幻想的な踊りをしていただいた花柳寿寛さんの公演は素晴らしいものでした。

「ちょぼくれ」を唄った八女学院高校のみなさんも本当に貴重な体験になりましたし、上演後は観客の皆様からも大変な反響と温かい励ましの声をいただきました。

なぜ現代の八女に燈籠人形が伝わっているのか?
なぜ着物姿の美しい日本人形を、むくつけき男の人たちが一生懸命操り、八女の人々が夢中になって観るのか?

こういった八女特有の文化のルーツを探ると、その答えが「八女のちょぼくれ」に行き着いていきます。

「八女のちょぼくれ」は燈籠人形公演にかける八女の人々の情熱と気概を表現したものだからです。

後で考えたら燈籠人形公演を実施する関係者こそが一番に観るべきものだったんですが、そもそも八女の祭り「あかりとちゃっぽんぽん」の予算での上演だったため、祭りの期間中に上演しなくてはなりませんでした。

そのために祭りの関係者はほぼ全員観られないという皮肉の事態になり、これは大誤算でした。

そんなわけで、もう一度今度は祭り期間以外に上演の機会を見つけることが命題となったわけです。

今年は昨年の公演報告書をもとに、このまちづくり提案事業に名乗りをあげました。

選考会では選考委員の方々がずらっと並んで、名乗りを上げた会に質問をするという形式でした。

質問にうまく答えなくちゃ採択されないんだと思うと、私も普段の口べたが更に悲惨な状態になって緊張しまくり。声もうわずっちゃうし。orz

もう一度「八女のちょぼくれ」を上演したい。

今度は八女の人々に、八女の祭りを行っている人達にぜひ観てもらいたい。そして自分たちの祭りの意義と価値を再認識して、燈籠人形祭りを次の世代に伝えてほしいという主催者からの想いが、果たして選考委員に伝わったかどうか?

うむむ。結果はいかに?

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