松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

福岡三越の催事、21日から

2010-07-19 22:47:45 | 販売奮闘日記
え~、このブログでも告知しておりました福岡三越での催事の日程が変更になりました。なんと私も今夜、納品に入って初めて知りましたが、明日20日からではなくて、明後日21日から8/2までです。ご了承ください。

というわけで、21日の初日には午前11時から14時ぐらいまで芯引きの実演をする予定です。

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灯芯の灯り

2010-07-19 10:17:20 | 販売奮闘日記
自分が灯芯草から髄を引き出す作業をするようになって、髄をたくさん入手できるようになりました。

ある程度長く引けると、和ろうそく用の芯に使えますが、短いものをどうしようかなと思いつつ、試しに灯してみることにしました。上の画像です。

小さなお皿とかに、できれば菜種油がいいんですが、ま、とりあえず手近なサラダ油を入れて、それに短い髄を3本ほど浸します。これで現代版「ひょうそく」のできあがり。火を灯すと油を吸い上げて、小さく安定した炎を灯し続けます。

「ひょうそく」というのは昔から日本で使われてきたもので、油に灯心を浸して灯りを灯す容器を言います。燃やす油として古くは植物油のゴマ、エゴマが使われていたそうですが、その後菜種油が使われました。庶民にとっては菜種油は高価でしたので、イワシやサンマとかの魚の油を使っていたそうです。

和ろうそくは昔から菜種油以上に非常に高価なものでしたから、日常ではこのような「ひょうそく」が主に使われました。「ひょうそく」って文字が難しいですけど、手で持つ灯りという意味らしいです。

実際に灯してみると、わずかな油で驚くほどの長時間燃え続けます。お食事時とかに照明を抑えてテーブルに飾ると雰囲気があって良さそうですね。

さて、明日から福岡三越での展示販売が始まりますが、実演は7/23(金)、24(土)、24(日)、30(金)、31(土)、1(日)に行う予定です。

実演時に立ち寄っていただいた方に、この「灯心」を少しばかりお裾分けすることにしました。

ちょっと緊張しますが、今日の夜は商品展示の搬入に行ってきます!

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