春から夏にかけて、梅雨時はできるだけ櫨には触らない方がいいよ、と言っています。
成長が盛んな季節には、樹液に含まれるウルシオールというアレルギー物質のおかげで櫨マケする人がいるからです。
一度櫨マケすると、なかなか櫨を好きになってくれないものです。
私はよく櫨マケしませんか?と聞かれますが、私の場合は櫨マケしたことはありません。
でも、今まで櫨マケしたことがなくても、これから櫨マケする可能性はあります。しょっちゅう触ってますから。
もし櫨マケしたら、私は櫨を嫌いになるでしょうか?
櫨の活動を辞めてしまおうと思うでしょうか?
そんな時、ある友人の言葉を思い出します。
その人は大の猫好きで、子供の時から猫と一緒に寝ていたそうです。ところがひどい猫アレルギーで、医者からは猫を飼うなと言われたそうですが、従いませんでした。アレルギーの症状がひどくなると、薬を飲んだりして猫と一緒に寝ていたと言います。
大人になってから、私がなぜそのように頑固に猫を飼ったのかと聞くと、その答えはこうです。
「子供の頃、自分にはどうしても猫が必要だったから。」
もっとも、愛貓と違って私は櫨と一緒に寝るわけじゃないですから、そこまで深刻じゃありません。
ただ、私がもし櫨マケしたら、私は櫨から離れようと思うでしょうか?
こんな梅雨時になると、なおさら櫨の葉っぱに触ってみたくなります。
櫨にとって、自分は必要なんだろうか?
それとも自分にとって、櫨は必要なんだろうか?
櫨から試されてるような気がして。
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