後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔574〕3月21日は「佐藤公子パーティ 55周年記念発表会」(ラボ教育センター)に馳せ参じました。

2023年03月25日 | ラボ教育センターなど
 3月21日(火、春分の日)は「さようなら原発 全国集会」(代々木公園)の日でした。岸田内閣による許しがたい原発再稼働・原発新設方針のことを考えると、本来なら駆けつけなければならないのですが、先約がありそれは叶いませんでした。

 昨年のいつ頃だったでしょうか、「佐藤公子パーティ 55周年記念発表会」(ラボ教育センター)の参加申し込みメールが係の学生から届きました。以前の50周年記念発表会に伺えなかったことがあって、今回はどうしても参観したいと思ったのです。
 私はラボ教育センターの言語教育総合研究所に所属していて、2006年から研究活動を継続しています。研究テーマはラボ教育センターのテーマ活動の方法論の探求です。その研究手段として、テューターへのインタビューを通してその方法を探り出そうというものでした。
 今まで4人のインタビューを終えていますが、文章化しているのは3人です。近々4人目のインタビューのまとめが完成の予定です。
 さて、そのインタビューの1回目に登場いただいたのが佐藤公子さんでした。5年ほど前のことでした。優れた実践家として名前が全国に響き渡っている方です。私が注目したのは彼女が東京外語大の学生の時に、あの伝説の劇団ぶどう座から劇団雲に所属して、俳優をめざしていたことです。リアルタイムで木下順二、山本安英、竹内敏晴などといったそうそうたる伝説的メンバーと交流があったということです。ひょっとして茨木のり子さんとの出会いもあったのではないでしょうか。

 佐藤パーティには驚かされることばかりですが、そのひとつは、このパーティがなんと55年も続いていることです。しかも子どもたちが1歳から大学生まで約60人が在籍しているというのです。約20歳の年の差のある異年齢集団の共同体というのが凄いですね。私は小学校教師と大学講師で約50年になりますが、それよりも5年も多く、脱帽です。



 さて、会場は座・高円寺(中央線高円寺駅徒歩数分)でした。研究活動で一番お世話になっている事務局の吉岡美詠子さんも同席されました。
 当日のプログラムを紹介しましょう。第1部から第3部まで実に盛りだくさんの出し物です。第2部までしか参加できませんでしたが、その内容にまずもって圧倒されました。




*100頁を越す充実した記念誌


 現在在籍している子どもたちだけでも幼児・小学生、全員、シニアクラス、高大生有志の発表と多彩です。それだけではなく、なんと保護者、OBOG、さらに他のパーティ、ラボテューターのパフォーマンスまで目白押しです。昼過ぎに始まって終了は何時だったのでしょうか。
 招待席の中央で弾ける躍動を拝見しながら、小学校教師時代の学級学習発表会を思い出していました。3学期のある日、教室に保護者の方を迎え、楽器演奏、合唱、縄跳び、そして詩の朗読と群読、朗読劇、劇などを展開したのでした。さらに、お母さん方が用意してくれた飲み物やお菓子を前にして、私から子どもたち一人ひとりの活躍について紹介し、最後はお母さん手製の私への感謝状授与で幕が閉じられるのでした。




*佐藤公子さん登場!


  この半日、豊穣な劇的表現空間に身を浸し、全身が覚醒するのを実感したのでした。








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